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バングラデシュ:政治改革

カテゴリー: Popular Post, バングラデシュ, 人権, 政治, 行政, 選挙

バングラデシュの最近の政治的議論では、改革が流行り文句になっている。

非常事態が敷かれているため、人びとは活発な政治活動を自制している。しかし、バングラデシュ政治を(腐敗を)浄化・改革し、党内に民主主義を確立させるための話合いは、党レベルで行われている。In the Middle of Nowhere [1]のRumiは、これは非常事態を実施している人びとの指揮と後ろ立てのもとに起きていると主張している。

An Ordinary Citizen [2]は、「政党の改革がなければ(近く行われる選挙の準備のための)意見交換はありえない」とする選挙委員会の声明を称賛している。

それでは、人びとはどの様な形の改革について話しているのだろう?Rumi [1]が詳しく書いている:

任期制限の設定、ジョイントリーダーシップの確立、会計の透明性の実行などにより現在のリーダーを退かせることを提唱している。

Angelmorn [3]は、現在の状況について非難されている2つの主要ライバルであるAL(アワミ連盟)とBNP(バングラデシュ民族主義党)の両方リーダーを排除するための「マイナス2方式」提示している。

現在、わが国の二大婦人(シェイク・ハシナ、カレダ・ジア両元首相)が引退を考えるべきかが国民的議論となっている。アワミ連盟とバングラデシュ民族主義党の誰もが急に、党をリードする新顔を欲しがっているようだ。

カレダ・ジアとシェイク・ハシナを、過去の行いを問われずに引退させるべきか?

二大婦人たちと、党内の改革派同僚たちとの間で戦いの嵐が起きている。

Dhaka Shohor [4]は、アワミ連盟の古参党員スランジト・セン・グプタによる改革案を、ペプシ対コーク状態と呼び批判している。

彼は、「抑制と均衡」もなしに首相独裁から大統領独裁へ移行さえすれば満足のようだ。

急にあらゆる主要政党が各党の改革案を出してきている。Angelmorn [5]は考えている:

驚かされるのは、「内部」政治はすべて非常事態宣言が出されたその日から禁止されていて、まだ続いているようだが、従おうとしている人はあまりいないようだ。

Rumi [6]は次のようにいっている:

差し当たって改革方策のように見せて提示されているのは、抜け目のない出口戦略だと私は思う。もし現在の指導体制のもとALかBNPが政権に復帰することになれば自分たちが危険になることを政府はよく知っている。そして、彼らはどちらの党にも政権を受渡すような間違いをおかしたくはない。

政界で近い将来何が起こるか広く推測されている。現在の暫定政府が来年中盤にと約束した、延び延びになっている選挙を、皆が心待ちにしている。

原文:Rezwan [7]