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キルギス:パンの価格が高騰、人びとは意気消沈

カテゴリー: 中央アジア・コーカサス, キルギス, 抗議, 政治, 食

突然のパンの価格上昇は、キルギスタンのブロガーの間に論戦を巻き起こした。ガスや電気、交通費に加え、パンの価格は一般の市民にとって最も重要な経済問題である。パンは、私たちの日常生活において基本的かつ不可欠な食物である。パン1斤6ソム(15セント)だったとすると、その価格は今では7ソムまで上昇した。

Advocat [1]は、Diesel forum[Ru] [2]でこの問題について意見を述べている。

(元大統領)アカエフの在任期間中、パンの価格が上昇したことはなかったが、今日では人びとの生活が向上するとともに価格も上昇すると言われる。おそらく、価格の上昇は私たちの新たな政府による生活の向上の結果である。

Mantank [3]は、政府と価格に関連があるとは思わない。

政府は市場価格を規制することはできず、ゆえに政府の責任ではない。

XnifgRon [4]は昨日、価格の違いを体感した。

私は毎日、同じカフェで昼食を取る。ウェートレスは今日、信じられないほど(普段より3倍)薄いパンを持ってきて、価格の上昇が原因だと説明した。これからはパンを3倍注文しなければならないことを本当に残念に思った。

neweurasia Mirsulzhan[Kyr] [5]では、今日パンが高値となっているいくつかの理由が述べられている。

人びとは8月4日から19日に開催される上海協力機構(SCO)サミットの期間中、政府が導入しようとしている首都ビシュケクへの入場に対する新たな制限についてもまた深い懸念を示している。

記事Ase/posts [6](英語)は、政府当局は全ての車両の検査し、またおそらくビシュケクへ来る人びとの流れも制限し、ビシュケクへの移動を管理するだろうと指摘する。残念なことに、真っ向からこの問題に取り組み、実際どうなるかについて確かな情報を提供できる当局関係者はいない。

このことは、確かな情報を入手できない一般の人びとにあまりに多くの不安と不都合をもたらしている。例えば、S@ilor [7]は以下のように述べている。

私は、マイクロバスないし「marshrutkas」の運転手にこの規制と規制について知っていることを尋ねた。誰も何も知らなかった。またもや直前まで明らかにされず、そして人びとはこの規制に悩まされるようだ。

楽観的な雰囲気で締めくくろう。8月1日、今日はキルギスタンのクルマンベック・バキエフ大統領の誕生日である。彼は今日で58歳になる。ブロガー、Morrire [8]はブロガーたちが大統領への最高のプレゼントとして何が相応しいと考えているかについ簡単な調査を行った。30人のブロガーが調査に協力し、結果は下記のようになった。

41.4%-プレゼントなし
37.9%-中国製トラクター
17.2%-羊の頭
13.8%-ヌードル
10.3%-モスクワへの航空チケット

調査結果の完全版[Ru]はこちら。

面白いでしょ?

原文:Asel [9]