イラン人ブロガーのグループが、まだ獄中にいる3人を含め、ここ数ヵ月間の間に逮捕された数人の大学生を記憶にとどめ彼らへの関心を高めようと運動を始めた。できるだけ多くのブログを「8月5日」(イランの暦でモルダード月の14日)と名前を変えるのがこのキャンペーンの狙いだ。
被拘禁者の家族は、学生たち – 全員が20代前半 – は言葉による虐待と太綱での殴打から、肉体的そして精神的な苦痛を受けていると言っている。彼らが受けた最悪の罪状は、イスラム共和国の最高指導者への侮辱と世論の煽動であるようだ。
2007年8月15日
ブログ14mordadによると、この日は、
イラン立憲革命[En]101周年記念日です。しかし、イラン国民はいまだに民主主義のために戦っており、学生活動家たちが投獄されています。
うち何人かはブロガーでもある仲間の活動家たちを支え忘れないために、イラン人ブロガーのグループは、彼らのブログのタイトルを「8月5日:投獄されているイラン人学生を支援する日」へと変えます。私たちは、イラン人ブロガーではない人も、この運動に参加するようお願いしています。参加するには、14.mordad@gmail.com までメールしてください。
このブログでは、すでに379人のブロガーがこのイニシアチヴへの賛同を示し、この先もさらに多くの参加があるだろうと言っている。
このイニシアチヴに賛同しているHamid Cityは、投獄された学生活動家やその他の政治囚の写真を公開した。このブロガー[Fa]は、ひとりが10人の友人に参加するよう促すべきだと言っている。
Mir[Fa]は、立憲革命から101年たった今でも、エヴィン刑務所は勇敢なイランの寵児たちでいっぱいだと言っている。
Fardayekvatan[Fa]は、正義と民主主義と投獄された学生について書こうと言っている。私たちひとりひとりが、砂漠の奥深くのろうそくになることができるかも知れない。
ガンジ支援を呼びかける
ジャーナリストで元政治囚のアクバル・ガンジは、公開書簡の中で投獄された学生を支援するよう人びとに呼びかけている。Kamangirは次のように書いている:
5年間を獄中で過ごした尊敬すべき政治活動家アクバル・ガンジは、イラン国民へ拘禁されているイラン人学生の刑務所からの釈放を助けるよう呼びかける公開書簡を書いた。彼の独房監禁を振り返り、神聖の名の下にイスラム共和国が犯してきた犯罪を皆に思い出させ、「女性の権利団体や労働組織はいろいろなところに関連組織があるために、海外から支援を受けている。その一方で学生たちは西洋に相対するものがなく弱い立場にいる。」
イスラム教主義ブロガーVSイランのテレビ
他の問題で忙しいブロガーもいる。何人かのイスラム教主義ブロガーは最近イランの国営テレビを非難している。おもな理由のひとつとしては、2週間前にイランのテレビキャスター、ファルザド・ハサニが、最近の弾圧で女性が虐待されたことについて警察署長サルダル・ラダンを質問攻めにしたことだった。
Abedoto[Fa]は、キャスターとゲストは、さまざまな階級の人びとが観る国営メディアに出演しているのに、本当のイスラム教の服装規定を尊重していないと言っている。これは日々悪化しているとこのブロガーは言う。彼らの服装は何百万という人びとに影響を与え、すぐに流行になってしまう。このブロガーは、キャスターは警察署長を緊張させようとしていたと言っている。
Agahii[Fa]は、私たちは国営テレビを子供たちに革命的価値観をもって教育する手段として見なしているが、安楽な生活や裕福になることを助長する映画やシリーズを観ていると、テレビがそのような役割を果たせるのか本当に疑ってしまう、と書いている。変化が必要である。どうしてこの組織はイスラムの規則を尊重しないキャスターを雇うことができるのか?このブロガーは、イランのラジオで沢山の西洋音楽が流れているのを聞いて驚いていると付け加えている。