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日本:東京プライドパレード

2007年8月11日、第6回東京プライドパレードが開催され、およそ3000人近くの参加者が照りつける8月の太陽の下、東京の中心街を練り歩いた。このパレードは2000年に初めて開催され、以来断続的に行われてきた。もともと東京レズビアン&ゲイパレードという名称だったこのイベントも、今年はもっと広意義で世界的にも認識されている名称へと変更し、展望も一新した。新名称・東京プライドパレードは、バイセクシャルやトランスジェンダーなど他のセクシャルマイノリティーも含め祝福するという主催者の意図を反映したものだ。今年のプライドパレードでは、社会的な態度において小さくとも有意な変化も見られた。厚生労働省、東京都や、その他の行政機関から、さまざまな形でこのイベントへの公式の支援がなされた。先の参議院選挙にレズビアンであることを公表して立候補した尾辻かな子氏がイベントの終盤でスピーチを行った。


第6回東京プライドパレード
TPPでスピーチをする尾辻かな子氏
TPPに参加した多くのブロガーが興奮気味に彼らの経験や喜びを書いている。ブロガーの丸山てのるはこのように書いている:

僕は、パレードに参加して、ああ良かったと嬉しくなりました。それはまた、ゲイとして生まれ、ゲイとして生きてきて、ああ良かったと感じたことと同じでした。愉しくパレードを歩くことと、愉しく生きることは、まさしく同じことなのだと確信できました。これが、プライドパレードの意味なのだと、あらためて実感しました。プライドパレードに加わり、ここで僕自身の存在を再確認できたことで、これから先もゲイとして、負い目や申し訳なさを何ら抱くことなく、人間として堂々と生きて行ける自信を得られました。

ゲイアーティストで、今年はパートナーとパレードに参加したは、色鮮やかな絵とともに喜びを表している:

去年は彼氏は実行委員だったため、殆ど一緒には居られなかったのですが、今年は(我が儘も押し通しつつ)ずっと一緒に参加。一緒にいてくれて、ありがとね。

TPP painting by Yu
絵:
絵協力:作者本人

この絵には詩も付けられている:

いろんなひとたちと いっしょにあるきながら
ただぼくは あなたの手だけは はなさないように
そんなことを おもいながら あるいたんだ

Akiraは以下の様な考えを書いている:

しかし思うのは、あえてこんなふうに声を上げなければならないほど、(世間的に認知されてきたとはいえ)セクシュアル・マイノリティは「少数派」であり「異端」として扱われているのだ、ということ。
(ちょっと言葉の選び方がうまくなくて申し訳ない(_ _;))
逆に言えば、セクシュアル・マイノリティではない「普通の」人々は、「あえて声を上げる必要もない」ほどに「大多数」であり、それが「常識」だとされているのだ、ということだ。
そしてその事実に気付く機会すら、ほとんどない。
こうしたパレードは、セクシュアル・マイノリティのためだけではなく、それ以外の人が己のセクシュアリティを見つめなおすことのできるきっかけのひとつとしても、価値があるのではないかと私は思っている。
ていうか、性の多様性を知った上で「私は心身ともに男(あるいは女)であり、異性愛者である」といったことをしっかり認識するってことは、自己をはっきり確立するためにも大事なことだと思うんだよね。
「あたりまえだから」って感覚で流さずにね。

Tokyo Pride Parade
カラフルなコスチュームに身を包む参加者たち
写真協力:アムネスティ・インターナショナル日本

しかし、TPPは数千人の参加者と観客を集めはしたものの、日本にはまだ沈黙を守り身近な人にもカムアウトできないでいる人びとが多くいる。

Gucchifoneは、『壁越しのRainbow』と題した写真で、このパレードを「壁の後ろ」から見ていた人びとの気持ちを表現している:

僕だって、陽のあたる場所で、大切な人と過ごしたい。
僕だって、好きなものを素直に好きだって叫びたい。
それなのになぜ、僕の気持ちを壁で覆い隠そうとするの?
君たちと僕との違いを、なぜ認めてくれないの?
僕の叫びを、君たちはいつも無視しようとする。
・・・でも僕は、あきらめない。
だってこの壁の向こうに、太陽に照らされた虹が見えるから。
この壁の向こうには、僕が望む未来が待っているから。
僕は、また一歩、陽のあたる向こうにむかって踏み出した。

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