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カザフスタン: まやかしの選挙

下院選挙前夜に行われた、Livejournal内の人気コミュニティ101almatinec選挙結果予想調査(ロシア語)は、ブロガー達の予想が与党の全議席独占の結果とは程遠いものだったことを表している。ほとんどの人々が選挙への不参加や無関心の理由を「結果は前もってわかっているから」と説明するなかで、この結果は興味深い。今回の選挙は今までとは事情が違ったようだ。

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投票する女性。Flickrユーザーhemak撮影

Small-horsyはほとんど政治についての記事を書かないが、多くのカザフ人たちの「自分達ではどうにもならない」という考え方には断固として反対している。「私は一言言いたい。もし、座ったままで「自分ではどうにもならない」と泣いているのであれば、そのまま何も変わらない。活動的な人々ならば物事を変えることができる。投票しないのも自由だけれど、問題は、ほとんどの策謀というのはそういった棄権票によって進められるということなのだ。」(ロシア語)

一方、 neweurasiaを書くIreneは、選挙監視員としての経験を基に不正選挙のテクニックをまとめている(ロシア語)。投票数を稼いだ6つの単純な方法として、多重投票、移動投票での不正行為、投票所での役人の同席、集団投票の組織、票の水増し、そして集計数のごまかし、を挙げている。

カザフスタンの人々に選挙結果の予想がつかなかったのは、最近の憲法改正で議会が実質的な承認権を持つことになり、少数派が議席を得られないことになったことも理由のひとつである。多くの人が、野党にもいくらかの議席を与える(特に今は飾り程度にしか議席を持っていない)ことで、現体制の民主的なイメージを宣伝するのだろうと考えていた。

Pulemetchizzaは状況を分析しようとは思っていない。ただ、「座って悲しげに考えこんで」いるだけだ。「私は忠実に投票しました。
新しい候補者だって、現職議員たちと同じように金持ちになろうとすると思っていたから。でも、私を馬鹿者扱いしないでほしい。彼らに従いましょう。これを民主主義と呼んではいけないのです。これは私たちがで作り上げたものではないということを率直に受け入れましょう。これからはもう黙って、自分の赤ちゃんのおむつ交換の話を続けます」と、彼女は書いている。

ブログスフィア(ブログ社会)では落胆の感情が多数を占めており、これはもちろん一般社会の中でも同じである。Count-asylumは、出口調査の段階では野党の全民族社会民主党が与党ヌル・オタンをはるかにリードしていたことに気づいた4uni-muniは、「カザフスタンでは、選挙の結果は投票者数で決まるものではない。票の中身でも、投票者で決まるものでもないのだ」 と言っている。この国の選挙で、OSCE(欧州安全保障協力機構)が自由だと評価したことは一度もない 。普段は政治には全く触れないブロガーBelilovskyも、「もし議会に単一政党しかいないのなら、それは別の呼び方をするべきではないのか? 」と疑問を投げかけている

Megakhuimyakは、各地域のヌル・オタンの得票率と現地の知事たちの「熱意」のレベルとの間の相関関係を解明しようとしている。彼は、「いわゆる”行政的な資源”がなければ、ヌル・オタンの議席率は65-70%で、15-20%は社会民主党、7-10%は準野党で親大統領派のアク・ジョル党になっていただろう」と、主張している。また、大統領に対し、有権者の抗議が高まっていることを警告している

Sarimovは、現地の親野党のジャーナリストであり、カザフスタンの民主化という神話に終止符を打った。「現在の体制では人々と力をあわせるということは絶対にあり得ない。ナザルバーエフの権力下でカザフスタンに民主主義は決して起こらない。」Sean Roberts は「以前のようなOSCEの選挙監視団との不安定な関係がまた戻ってくる」と予想している。Registanを書くNathan は、「もしカザフスタンが今年11月末に開かれるOSCEの議長国を務めることになったら、正直ショックを受けるだろう」と告白している

興味深いことに、この国のブログスフィアは今回の選挙の情報漏えいでも有名になった。投票日前日、電子投票システムのアクセスコードとパスワードの全リストがLivejournalのいくつかのコミュニティに現れた。これにより、カザフスタンがベラルーシから購入したこの電子投票システムの信頼性がますます疑わしいものになったのだ。

原文: Adam Kesher

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