ケニアで最も広く購読されている日刊紙Daily Nationは、2007年の総選挙に向けて新たなオンライン上のプラットフォームを立ち上げた。この対話式プラットフォームは、主だった話題やブログ投稿、様々なメディアの報道を取り上げていく予定だ。
一般の市民もコメントや政治行事の面白い写真などを投稿できる。
ブログはほとんど編集主任らが投稿しており、現在トップに掲載されているブログもマスコミ報道や新製品を担当するChares Onyango Obbo編集局長が投稿したものである。その中で彼は旧与党のKANU(ケニア・アフリカ人国民同盟)の崩壊を歓迎している。彼は次のように述べている。
Kanuは政権が交代したたった一度だけの選挙サイクルの間に、大統領候補者を擁立することができない上辺だけの政党になってしまった。そして大統領候補者なしに、このことがKanuが愛国的な政党や集中主権的な選挙戦略を組織することに繋がってきたのだろう、2002年の大統領選挙の時のように議員候補者の半数を立候補させることができたら奇跡だろう。ケニアを最悪の状況に導き、選挙で勝利することは別として、大統領候補者を擁立するためだけの組織としてKanuに見切りをつけ、半殺しのまま生き埋めにするような屈辱を被らせたモイ元大統領へのシェークスピアの報復のようなものでもある。
ケニアで2番目に広く購読されている新聞紙The Standardも選挙欄を設けたが、今のところ対話式ではない。
ケニアの大統領および議会選挙は2007年12月に予定されている。
原文:Bankele