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タジキスタン:議会、魔術に反対

カテゴリー: 中央アジア・コーカサス, タジキスタン, 法律, 開発

タジキスタンは、魔術と占いに呪文をかけようとしている [1]。実のところ、議会で次々と奇妙な法律 [2]が可決されるようなことがあると、これは多くのタジク人にとっては全く驚くことではない。魔術に関する法案は、ラフモン大統領が今年始めたタジキスタンの「文化革命」の一環でもある。

外国人の怒りは別として、ほとんどのタジク人は、ペテン師を罰するのは良い事だと考えていて、これを変には思っていない。タジキスタンには、およそ5,000人(150人にひとり)が「治療師」として民間療法センターに登録されている–彼らの多くは魔術や占いにたずさわっており、大金を稼ぎ出している。

ブロゴスフィアには魔術取締りのニュース記事へのリンクがたくさん貼られているが、コメントされているものは少ない。

ここではそのいくつかを紹介する:

Beyond the River [3]のIanは皮肉にこう言っている:

この国の首都で電気の確保が困難な時に、このとても必要とされている取締りが行われることなる。ハリー・ポッターはスポークスパーソンを通して、最近のタジキスタン政府による魔術師やその他の宗教団体への人権侵害を非難する声明を発表した。

Chess, Goddess and Everything [4]のJanは、イスラムが広がるずっと前から人びとが何千年も行ってきたことを止めさせるのは不可能だと考えている:

これは、ロシアや中国で既成宗教を撲滅しようとした共産党の企てを思い出させる。ただ潜行させただけだった。長い目で見ると抑圧は効果がない。

Hoolavoo.com [5]のDavidは、タジキスタンに住んでいるということがニュースで報道されているほど悪いのか疑問に思っている:

まったく、今の時代やっと魔術に立ち向かう人が出てきた。まあ、贅沢な結婚式はなくなって、 政府は甘やかされて育った若者の車や携帯電話に目を付けているから、それほど悪くはない。

Ashr501 [6]はタジキスタンの魔術の取締りを知り非常に驚いている:

私の頭の中にある話を書き終えると、いつもこのようなことが起こるから恐ろしい。

Matt Philip [7]は、この反魔術法案の話は「異常に奇妙」であるとしている:

どんな社会でも経験する主要問題が安全かつ効果的に特定されそして検疫され、いまのところ輝かしい未来へと軌道に乗っているようだ。なんと素晴らし。

Tom Gross [8]は、タジキスタンが「魔術最後の砦」となるのかと考えている。

The amateur scientist [9]はおそらく議会決議の裏にあるもっともな理由を知っているブロゴスフィアで唯一人の人物だろう:

…この法律は、圧制的な圧制的な言論の自由に反する措置のように見えるかもしれないが、これは政府が本質的に精神的略奪であるものを厳しく取締まるという一例である。

原文:Vadim [10]