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日本:スーパー・チューズデーへの日本人ブロガーの反応

カテゴリー: 北アメリカ, 東・中央ヨーロッパ, 東アジア, アメリカ, ロシア, 中国, 日本, 国際関係, 女性/ジェンダー, 政治, 移住と移民, 経済・ビジネス, 若者, 行政, 選挙

China, Japan, Russia, U.S.A.

(この記事は Voices without Votes [1] にも掲載されています。)

アメリカのスーパー・チューズデーは終了したが、活況の日本語ブロゴスフィア [2]では会話が続いた。世界第二位の経済大国のブロガーは、主要貿易相手国の大統領選挙についてどう考えているのだろうか。

HAWK [3]のブロガーは、スーパー・チューズデーの結果をワシントンから直接伝え [4]、以下のようにコメントしている:

大統領選が白熱すればするほど、現在の政権が実施している政策から国民の意識が遠のいていく感じがするので良いことばかりはないと思うが、自分の周りにいるアメリカ人に大統領選の話を聞くと、大抵自分なりの考えを持っていることがある意味羨ましい。

制度や国民性の違いもあるだろうけど、母国の首相が交代する際、メディアによる盛り上がりは見せつつも、個人のレベルではどこか他人事のように捉える感が漂う日本の風潮は、大いに問題であり、時間をかけてでも意識を変革していく必要があると思う。

ブログ「北朝鮮問題 [5]」では、共和党を支持するブロガー [6]が、ロシアは民主党のバラク・オバマ候補を支持しているという朝日新聞の記事 [7]について書いている:

いずれにしても、ロシアの「ちゃちゃ入れ」によって民主党全体の足を引っ張り、その間隙を縫って共和党の有力候補者マケイン氏が大統領になってくれればいいと思う。中国べったりの民主党候補より、日本を盟友とする共和党の大統領の方が日本にとっていいに決っているのだ。ロシアよ、褒め殺しでも何でもいいから、大いに民主党を揺さぶってください。お願いします。

しかし、他のブロガーはもっとオバマを支持している。人材コンサルタントでブロガーのホッとひと息 [8](hot-hitoiki)は、オバマについてこの様に書いている [9]

私がオバマ氏をちょっと応援している理由は、女性が大統領になるよりも、アフリカ系アメリカ人が大統領になる方がまだまだ道は険しいと思うから。。こんなチャンスはめったにないのでは?と思うのです。

でも、ヒラリーの後ろを歩くビル・クリントン・・なんかこの2人の力関係が面白い。。

Barack Obama in his own words (オバマ語録 in Japanese) [10]
『オバマ語録 』

一方、カリフォルニア在住のジョン・エドワーズ支持者のブロガーみーぽん [11]は、日本人の視点からアメリカでの予備選挙を追い彼女の経験を紹介 [12]し、若者の間ではオバマと共和党候補のロン・ポール [13]への強い支持が見られると書いている:

こちらでは車のステッカーで候補者への支持を表す人も多いのですが、やはり圧倒的に目立つのはオバマ支持です。ヒラリーを支持するステッカーは見たことがありません。あとはけっこうロン・ポール支持のステッカーも見ます。オバマもロン・ポールも若者層に人気があるという共通点があります。高い車に乗るような中年のミドルクラスはヒラリー支持だとしてもあんまりステッカーをべたべた貼ったりしないのでしょうね。

私は「反原子力」を明確にし、大企業への反感を隠さないエドワーズを内心応援していたので、彼がなかなか浮かび上がれなかったのは残念でした。オバマには確かに魅力を感じるのですが、なんとなく老獪なワシントンのインサイダーたちに篭絡されてしまいそうな人の良さを感じるんですよねー。

ヒラリーはどうなのか?My Daily Lifeでは、二児の母で政治家の妻である(彼女の自己紹介による)purebeauty [14]は、米国に在住していた際にヒラリーに1度会ったという経験 [15]について書いている:

私はアメリカ在住時に、夫の通う大学院の教室で、ヒラリーを見た事があるので、(当時、ファーストレディーとして特別講演に来ていたのです。ヒラリーを見に大学の廊下で待ち伏せしていたら、大学の先生が教室に入れてくれたのです。)個人的にはヒラリーを応援しています。選挙権がある訳ではないので、大きな事は言えないのですが、「女性初のアメリカ大統領」の誕生に期待を抱きます。