イラン最高指導者セイエド・アリー・ハメネイ [1]師を含むイランの指導者たちは、先日、ヒズボラ [2]指導者ハッサン・ナスララに対し、ヒズボラ最高幹部のひとりイマド・ムグニエ殺害の後を「偉大な男」と讃え、彼への哀悼の意 [3]を表した。
ムグニエは2001年10月のブッシュ大統領の「22人の最重要指名手配テロリスト」のリストに含まれ、またFBIの最重要指名手配者リストにも載っていた。彼は、1983年にベイルートで起き241人が死亡した米国海兵隊兵舎の爆破 [4]に関わっていたとされている。
イランのイスラム教主義ブロガーたちは、ムグニエについて、彼を「ハジ・レズバン [5]」と呼び、意見を分かち合った。また、彼の珍しい写真も掲載されている。
飛行機を降りインタビューを受けるイマド・ムグニエ
イラン人ブロガーMersad [6]は、こう言っている：
ムグニエが暗殺されたということを伝えるSMSを受け取った時、私は街中にいた。私は道の真ん中で凍り付いた。イマド・ムグニエはハジ・レズバンとも呼ばれていた。私はこのSMSを友人に転送したが、そのうち90パーセントが彼が誰なのか聞いてきた。彼はイスラム世界の偉大なムジャーヒドだった。この暗殺は、ルホラ（イスラム共和制の樹立者アヤトラ・ルホラ・ホメイニ）の子供の一人の終わだ。彼にとってこれ以上の死に方はなかっただろう。
このブロガーは、彼が10年間ヒズボラの活動の責任者ではなかったことを付け加えている。
Davod Abadi [7][Fa]は、ムグニエの生涯について情報を掲載している。
ムグニエ、またはハジ・レズバンの才能は、イスラエル政府の占領に打ち当たるヒズボラの能力に大きな影響を与えた。
このブロガーは、レバノンの方針を変えさせるために、西側とシオニストの諜報機関が共謀してムグニエを殺害したと言っている。
また、「FBIがムグニエの殺害か捕獲に2500万ドルの報償金をかけていたことに、抵抗したい人びとのテロ国家への恐怖が表れている。（実際の報償金は500万ドル）」と言っている。
Sajedのサイトでは、近い将来イランでハジ・レズバンを讃えるために切手が発行されると書かれている [8]。「ホラムシャハル [9]の聖なる防衛のための文化的基盤」は、この切手はホラムシャハルの防衛や南レバノンでの抵抗を描いたシリーズとして発行されると言っている。ホラムシャハルは多くのイラン人にとって、イラン・イラク戦争中 [10]の抵抗の象徴である。
Bachehayeh ghalam [11]（「ペンの子どもたち」という意味）[Fa]は、ムグニエはシーア派の教えを理解していた、そして不正や迫害に反対していたと言っている。
The Muslim Bloggers Association [12]は、ムグニエの血のおかげで、彼の様な何千人もの人びとが迫害者と戦い殉教する覚悟ができるだろうと言っている。彼の殉教を讃えてムグニエのロゴが作られた。