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日本:ブログ時代の芸者

日本古来からの職業の1つである芸者は、音楽から詩歌、伝統舞踊から社交まであらゆる技術を極めている。しかし、現代の芸者はこれ以上のことを行っている。古代の芸者が日常での出来事や考えを日記に綴ったように、現代の舞妓や芸者も今日、日記を書いている。しかし今日では、彼らはブログにオンラインで書くことで、客やファンと日記を共有することもできる。

「芸者さん募集中」は数ヶ月前、「芸者置屋 千佳田のブログ」に投稿された広告のタイトルである。

芸者さんになるには、どうしたらいいですか?
芸者さんになる道は、普通あまり知られていないので、これはとてもよく聞かれる質問です。
じつは、芸者さんになるには“資格”は必要ありません。年齢についても、さしたる制限はありません。
芸者さんになるために必要になってくるのは"人としてのマナー”と"おもてなしの心”です。
マナーは後からいくらでも身につきますが、芸者さんにとって最低限のマナーというのは一般の方のそれとはレベルが違います。
芸者さんになるための基本的な面接を通過した後、マナーについては徹底的に訓練して身に付けていくことになるでしょう。先輩や男性の立て方、返事の仕方、話し方から広範囲にわたって基礎を身に付けていただくことになります。おもてなしの心とは、日本人の美意識とも言えるもので、これは生まれ持ったし才能やセンスが大きく影響しています。


人気の舞妓さんも登場=芦原温泉で奉納の踊り (C)ふるさと福井ビデオレター

インターネットの普及によって、芸者は他の人びと(客やファン、ネットサーファーなど)に彼らの伝統についてオンライン上で伝えることでその伝統を守ることができ、多くの人々にとって、特に海外では過去のものないし「ポストカードのような」日本として知られ、時には売春と誤解すらされる芸術的な職業を生き返らせることができる。

芸者の仕事に関する誤解をなくすため、さく一は彼女が所属する芸者置地、北新地のブログで芸者の仕事や「お茶屋」とは何かについて説明している。

仕事
私達芸者は 名前の通り お座敷などで踊りを踊ったり・三味線を弾いたりもしますが・・・
お席で お客様とお話をしたり お席を盛り上げたり またその場の雰囲気をみて お座敷を進めるのも私達芸者の仕事なんです。

お茶屋
お茶屋と言っても お茶を売ったりしているお店じゃありませんよ。
お茶屋と言うのは・・・ 説明するのが難しいんですが
お茶屋で お客様が 芸者を呼んでお酒を飲まれり お座敷遊びをされり・・・
又 お客様から 宴会やイベントなどに 芸者を呼んで欲しいと 連絡を頂いたら 手配をしたり・・・

Geiko schedule in Kyoto
京都の芸舞妓の宴会の日割表

さく一と同じ芸者置屋の芸者、さく良は、他の芸妓のブログを読んだことがこの仕事に就くきっかけになったと語る

私、高校の時から舞妓さんに憧れていたのです。ですが、舞妓さんは15~およそ20歳までの限定。私がなりたいと思ったのは17歳の時で、親も「高校は卒業して」の一点張り。
京都の置屋さんや組合に問い合わせてみましたが「無理」か「芸妓さんからなら」との返事でした。
一度は諦めて普通のお仕事をしていたのですが・・・やはり諦められないものですねぇ。
なんとかならないか、と色々探していたところ・・・とあるブログを発見
それが、今私を引いて下さったお姉さんのブログだったのです
高級クラブ街だと思っていた北の新地に芸妓さんがいるのかーっ、と目から鱗。
そして、素敵なお着物姿のお写真に・・・一目ぼれ
早速連絡させて頂いて、お会いして頂いて(あまりにお姉さんがお綺麗なので、「私のような小娘がココにいていいのかーっ」恐縮 笑)、見習いさんさせて頂いて(素敵なお茶屋さんに感動 )、芸妓:さく良となったのです。

芸妓、尚鈴は、彼女の公式サイトで京都弁で芸妓の秘訣を語っている。

舞妓さんの髪は地毛で結います。
1週間、2週間と結ったままになるので、
寝るのも函枕ですし、お休みの日も髪の毛はそのままです。
でも芸妓の日本髪は鬘ですから随分違います。
芸妓に比べ、舞妓のほうが有名で
華やかなイメージかもしれませんが、
花街の主役はやっぱり芸妓、お客様を愉しませたり、
場を盛り上げたり… そんなことも要求されますし、
もちろん舞妓時代よりも舞や鳴り物(楽器)、
唄などすべて上を求められます。
難しいことではありますが、
特別大変というわけではなくて、
毎日のお稽古とお座敷の中で
徐々に培われていくものだと思っています。
[…]
舞妓さんは年齢制限がありますが、
芸妓は一生続けていける仕事です。
今は女性でも「手に職」なんて言いますけど、
芸妓はその先駆け、女性ならではの部分を生かしながら、
一生働ける、ホンモノのキャリアウーマンだと思います。

人気の舞妓、市まめは、仕事や日常生活についてブログを書いていたが、彼女のブログは英語で書かれていたため、いくつかの海外の新聞社に最初のジャンルとして過って引用された。不運にも昨年、彼女はブログを止めてしまった。しかし、彼女の投稿のいくつかは今もオンライン上に残っている

うちは、一応月に2回お休みがあります。
そやけど、お休みの日でも自分の意思でお座敷へ寄せてもらう事もあります。
そやさかいにお休みの日でも、髪を結うたままの事がほとんどどす。

髪を結うたままのお休みは、常のお稽古の時に着ているお着物で
お出かけします。
たまに髪を下ろしてのお休みがあるのどすけど、その時だけはお洋服を着てお出かけできます。
お洋服を着てのお休みは、めったにおへんのでお友達とお買い物に行ったり、大好きなスイーツをよばれながら(食べながら)いろんなお話をして過ごしています。

ブログが仕事の始まりから終わりまで多くの芸者にとって仕事の一部となっている証として、温泉芸者は数ヶ月前、彼女のブログ「温泉芸者のココロのひきだしで」で引退を宣言し、彼女にとっての芸妓の意義を綴った。

突然ですが今回芸妓を引退することになり、そのためこのブログも更新を停止することにしました。
20歳という芸妓としては遅がけの出発から16年、ブログを始めて4年弱…
一言では語りきれないほど色々な事がありましたが、人の縁に恵まれたことが今、私の最大の財産になっていると思います。
芸妓をやってきて一番良かったと思うことは人として成長出来た事、これは置屋のお母さん、お姐さん達、そして何より今まで出会った沢山のお客様に感謝しております。

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