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アルゼンチン:マラドーナ、代表チーム監督に

カテゴリー: ラテンアメリカ, アルゼンチン, スポーツ

写真:JMRobledo [1]  クリエイティブ・コモンズライセンスにより使用 BY-NC-SA [2]

アルゼンチン人が世界を旅する時、地元の人びとの会話の中で、いつも出てくる名前がある——マラドーナだ。ディエゴ・マラードナ [3]は世界で一番有名なアルゼンチン人にちがいない。そして、彼がすることは何でもニュースになる。そして、彼がサッカーのアルゼンチンのサッカー代表チームの次期監督に指名されるとなれば、それはもっと良いネタになる。結果がさえなかったアルフィオ・バシーレが辞任した後、アルゼンチンサッカー協会が数名の候補者の中から選抜するのに時間がかかったために、多くの人びとがやきもきしていた。多くのアルゼンチン人にとって、この偉大なサッカー選手が監督としてどこまで通用し、はたして2010年ワールドカップ [4]の出場権を手に入れることができるのか気になるところだ。

E-Blog [スペイン語/es]では、Leandro Zanoniがこの決定の肩を持ち、こう言っている [5]

La Asociación del Fútbol Argentino (AFA) hizo justicia con la historia. Nadie hoy por hoy merece el puesto más que Diego…Grondona se dio cuenta de que hoy la selección necesita otra cosa, un golpe de timón, un motivador y un líder a quien respetar y no tanto título local acumulado.

アルゼンチンサッカー協会(スペイン語でAFAと省略される)は、正当なやりかたで歴史を塗りかえた。現在、ディエゴ以外にふさわしい人はいない。グロンドナ(AFA会長)は、代表チームには何かが必要だと気がついたんだ。主導権を取ることができる、意欲の火付け役、多くの地元タイトルを勝ち取ったというよりも、尊敬されるリーダーが必要だということを。

World Cup Blogも、英語でマラドーナを擁護している [6]

その一方で、BlogBis [es]はマラドーナを雇うことを批判し、他にもっと良い候補者がいたと言っている [7]

Sobran entrenadores capacitados y profesionales en el país. Pero no se opta por primar la profesionalidad ni la capacidad sino por conceptos tales como “pasión por la camiseta”, “dá ánimos a los jugadores”, etc”… Como jugador hizo historia pero como entrenador ha sido lamentable. Pero sus antecedentes no valen aquí. La adoración endiosada es lo que ha ganado

アルゼンチンには熟達したプロの監督が有り余るほどいる。協会はプロ意識や能力ではなく、「ユニフォームへの情熱」、「選手にやる気を起こさせる」といった考えを重視している。彼は選手としては歴史を作ったけど、監督としては惨めだった。でも、ここでは彼の記録は問題ではない。神のような崇拝が勝ったのだ。

この話題については、Marcelo Gantman [8] [es]、Cuaderno Contable [9] [es]、Selección Deportiva [10] [es]、Empresas Contables [11][es]でも別の意見を見ることができる。