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コロンビア:パブロ・エスコバルのカバの捕獲

2009年7月10日に、コロンビアの雑誌 Dujuan は Hacienda Nápoles から逃げた雄のカバの捕獲に関する記事[スペイン語]を掲載した。Hacienda Nápoles は、のちの麻薬王パブロ・エスコバルがその絶頂期に所有していた私有地である。カバの名は “Pepe” といい、80年代前半にエスコバルが自分の牧場につれてきた2頭のカバの子孫である。Pepe は6月半ばにハンターたちに殺された。このとき、コロンビア当局の許可のもと、陸軍兵士の一団が同行していた。Pepe は3発打たれた後死んだ。そのうち1発は脳に達し、あとの2発は心臓に届いた。兵士に囲まれて息絶えている Pepe の写真全国的な論争[スペイン語]巻き起こした

コロンビア政府は、すでに何度も捕獲を試みたと述べ、「カバは病原菌を保有しており、地域社会を危険にさらしていた」と主張している。 しかし、動物愛護の運動家や組織は環境大臣 Carlos Costa の辞職を要求した。また、ある雑誌(Donjuan の主な競合相手)はフラッシュモブ(訳注:インターネット、特にEメールを介して不特定多数の人間が公共の場に突如集合し、目的を達成すると即座に解散する行為)を組織した[スペイン語]。抗議を受けて、コロンビア当局は “Pepe” の パートナーであるメスの “Matilda” と2頭の子ども[スペイン語] “Hip” の捕獲命令を延期した。当初、権力者たちはカバが人間を襲い家畜を殺したと述べていた。しかし、地方メディアは、Pepeが殺された地域の住民はカバを脅威と感じていなかったと報じている [スペイン語]。政府の環境局が動物園につれていくと言ったのに騙されたとのことだ。さらに22頭のカバがまだ Hacienda Napoles に棲息している[スペイン語]

もちろんこの騒動はすぐにコロンビアのブログ界とTwitter界に届いた。意見はさまざまである。政府の決断を支持するものがあれば、怒りを表明するものもいる。また、皮肉を交えてジョークを口にするものもいる。

donAlver:

Ahí está la cuota colombiana para aplazar el apocalipsis: el ejército ya dio de baja a un productor irredento de metano. #hipopotamo

大災害を食い止めるのはコロンビアの番だ。すでに軍はメタン生成器を鎮圧したのだから。

panÓptiko:

Los soldados no tienen culpa de nada. Yo también me hubiera tomado foto con el #hipopótamo

兵士たちに罪はない。わたしだって#カバと写真を撮っただろう。

cutemarieclaire:

si esa es la solucion frente a este problema como será con los mas graves…. #hipopotamo

もしこの問題を解決するにはああするしかなかったなら、非常に深刻な問題に対してはどう対処するのだろう…

miguel_k:

si esa es la solucion frente a este problema como será con los mas graves…. #hipopotamo

彼らがアメリカ式の予防戦争のやり方を学んだことが、カバの死の件からわかる。

charlie_joe:

Hacemos más bulla por un puto hipopótamo que por una víctima de falsos positivos

擬陽性(訳注:市民を殺し、戦闘で殺されたゲリラ兵であると偽ること)の被害者よりもくそカバのことで大騒ぎするだなんて。

elchiflamicas:

es infame hacer chistes con lo del hipopótamo. es mejor hacerlos cuando los militares matan humanos, al menos esos no están en extinción

カバの件についてジョークを口にするなんてひどすぎる。軍人が人間を殺すことをジョークにした方がましだ。少なくとも人間は絶滅危惧種ではないのだから。

g_orge:

la muerte de “PEPE” el hipopotamo traqueto, podría tumbar al ministro de Ambiente pero asesinatos de civiles no tumbaron al ministro Santos.

マフィアのカバ “PEPE” が死ねば環境大臣をオフィスから追い出せるのに、市民が殺されても[前防衛]大臣の [Juan Manuel] Santos を失脚させることはできない。

stultaviro:

Los liberales se razgan (sic) las vestiduras por el hipopótamo, ojalá lo hubieran hecho por el elefante.

コロンビア自由党の連中はカバの件で夜も眠れないそうだ。のこともそのくらい心配してくれればいいのだが。

martinrestrepo:

Comentan que el hipopótamo antes de morir a manos del Ejército dijo “prefiero una tumba en Colombia que una jaula en Estados Unidos”.

カバは軍の手にかかって死ぬ前に「コロンビアの墓の方が合衆国の檻よりもましだ」といったそうだ。

jack2502 はカバを助けてほしい[スペイン語]と要求し、政府を非難している。

esa orden de matar es algo irracional acaso cuando algo nos estorba no desasemos (sic) de el ,como si fuese basura y mas tratandose de unos indefensos animales que si son muy territoriales, pero de todas maneras no es justo. otra cosa hay dinero para guerra , referendos, factor x , que el desafio etc.. y otras estupidese mas pero no hay dinero para poderlos transportar

殺せという命令は理不尽だ。邪魔になったからとごみのように始末するのか?カバは無防備だからなおさらだ。カバには縄張りを持つ習性があるが、それにしてもフェアではない。戦争資金やら国民投票やら未知の要素やらリアルティーショーやらくだらないものに割く金はあっても、カバを移動させる金はないのか。

blueandtanit は皮肉たっぷりにこの件について語っている [スペイン語]

¿De cuando a acá, en Colombia, el país en el que se comen huevos de Iguana sin que nadie proteste, el país en el que se cazan y comen babillas, el país donde se venden tortugas y peces silvestres en las afueras de escuelas y colegios… Nos preocupamos por el cuidado de nuestra fauna y porque muchas especies de nuestra riqueza en diversidad biológica aumenten su peligro de extinción? No entiendo cuál es el escándalo con los hipopótamos.

[…]

¿De cuando a acá nos da pena que nuestro ejército nacional no haga cosas “más valerosas”, Acaso no es este el país donde nuestro “glorioso” ejército nacional muestra una banderita de la cruz roja “por miedo”? No entiendo cuál es el escándalo con los hipopótamos.

いつからだろう。コロンビアではイグアナの卵を食べても何の反対運動もおきず、メガネカイマンが食用に捕獲されており、カメや野生の魚が学校の前で売られているのに。コロンビアの動物相や豊かな生物学的多様性に育まれた多様な種に関心を持っているのだろうか?カバの件のどこがスキャンダルだかまったくわからない。
[…]
いつから我々は国軍が「より勇敢に」ふるまえないことを恥じるようになったのだろう?「輝かしい」国軍が「怖く」なって赤十字の旗を見せる国ではなかったか?カバの件のどこがスキャンダルだかまったくわからない。

(メディアのいわゆる誤解や過ち[スペイン語]を糾弾するという文脈で)この件をメディアが取り上げすぎること、さらにコロンビア社会の大多数派が偽善的[スペイン語]であることの両方を批判するブロガーも一部にいる。たとえば、Carlos Correa は次のように書いている[スペイン語]

Quizás podríamos entender con esto que los colombianos estamos tomando conciencia del valor de la vida, y de la conservación de nuestro ambiente. O mejor aún, podríamos decir exactamente que somos un gran pueblo hipócrita.

Que otro nombre darle a este pueblo que se rasga las vestiduras frente a la matanza del hipopótamo – que es lamentable, eso ni dudarlo- pero que guarda un silencio aterrador frente al asesinato de seres humanos. Un ejemplo: En Cali en la misma semana que mataron a “pepe” fueron asesinados ¡cuatro! indigentes, en una de las normales campañas de limpieza social.

Casi nadie dijo nada, los medios presentaron tenuemente la noticia y los colombianos defensores de la vida, como que estaban ocupados con el “hipo” porque no se pronunciaron. No hay correos electrónicos de este hecho, ni twiits, ni tan siquiera un grupo de Facebook que condene o comente el hecho. No hay encuestas, ni mensajes de políticos, ni comentarios llenos groserías repudiando la muertes de estos seres humanos, apesar que a dos de ellos los mataron con un paquete bomba, que le hicieron pasar por comida regalada – sádicos-.

つまりはこういうことだ。コロンビア人は命と環境保全の価値を前より気にするようになったのだ。いや、むしろ我々国民は偽善者ばかりだということかもしれない。

カバの殺害で眠れぬ日々をすごす人々をほかにどう呼べばよいのだろう。もちろん、痛ましいのは間違いない。しかし、彼らは人間の殺害に対しては恐ろしいほどの沈黙を保っているのだ。例えばだ。Pepeの殺害と同じ週に、4人の物乞いがCaliでいつもの清掃キャンペーンの一環として殺された。

実質的にだれもこの件について発言していない。メディアはこのニュースを手短に報道しただけだ。ふだん命を大切にするべきだと主張するコロンビアの人々が反応しないところをみると、カバの件で忙しいのだろう。この件について、誰かが非難や発言をした様子は見られない。メールも、Twitterの発言も、Facebook のグループもない。調査も、政治家の発言も何もない。彼らの死を断固として否定する汚い言葉で満ちたコメントすらない。ただあるのは、そのうち2人は無料の食料に見せかけた小包爆弾で殺されたという事実だけだ。- サディスト –

最後に、大統領 Álvaro Uribe の前報道官であり、全国テレビジョン委員会のメンバーでもある ジャーナリストの Ricardo Galán は、コロンビア人が Pepe の殺害に憤慨した理由の説明を試みている

¿Por qué será que nos duele tanto la muerte del hipopótamo? Quizá porque Pepe no le estaba haciendo mal a nadie a propósito. Quizá porque tenemos claro que el único animal que mata por matar es el hombre. Los demás salvo que los molesten o tengan la imperiosa necesidad de alimentarse no atacan a nadie.

De pronto nuestro subconsciente le quiera decir a la sociedad y a quienes expidieron la orden de exterminarlos, que Pepe no había salido de su hábitat en busca de dinero fácil o aventura. Que no había partido atraído por el poder de las armas.

De pronto, queremos decir que no nos parece justo que se use tanta fuerza, la fuerza de la fuerza pública, para perseguir a un animal y su manada cuyo único pecado, si es que lo tuvo, es haber nacido muy lejos de su ambiente natural porque hace como 30 años a un mafioso se le ocurrió traer de Africa a sus antepasados para lucirlos como trofeos y símbolos andantes de su poder ante propios y extraños.

なぜカバの死で我々はこんなに傷つくのだろうか?おそらく Pepe は誰に対しても悪いことをしていないからだろう。おそらく我々は殺すために殺す動物が人間だけだとわかっているからだろう。ほかの動物は、動揺したときや切実にえさを欲しがっているときにしか、攻撃してこない。

我々の潜在意識は社会とカバを駆除せよと命令した人間たちに対して呼びかけたかったのかもしれない。Pepe は楽に金を得るために生息地を離れたのではない。冒険したかったのでもない。銃の魅力に惹かれて旅立ったのでもない、と。

わたしたちはこう言いたいのかもしれない。動物とその群れを追い回すのに公安の力を使うのはフェアではない。彼に罪があったとしたら、30年くらい前にマフィアの一員が権力を見せびらかすために、彼の祖先をアメリカからトロフィー兼歩くシンボルとして連れてこようと決めたせいで、本来の生息地から遠く離れたところで生まれてしまったことだけだ。

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