ハイチ:地震の生存者たちにはもう一刻の猶予もない

この記事はハイチ地震(2010)の一部です。
Keziah Furth はハイチの子供たちを相手に働く24歳のアメリカ人看護師である。彼女は今日家に電話することができた。彼女の両親は地震以降彼女が経験したことの報告を彼女のブログの Mwen renmen ti moun Ayti yo! に載せた。

彼女は医療品を荷造りして、すぐ近くにいるけが人たちの手当を始めた。はじめの二日間はけが人たちが一定のスピードでやってきた。ついに近くの空いている駐車場に300人がテントを張るようになった。彼女は痛み止めを配って回り、包帯をし、手術や消毒のための器具がない中で傷を縫い、抗生物質を配布し、食料や水を配って回った。
(中略)
手当ての必要なけが人はだんだん少なくなり、道を歩くと死臭に耐えられないほどだと彼女は語っている。崩壊した家ひとつひとつから死の匂いがもれてくる。彼女の「患者」の多くの病状は安定し、一命をとりとめたが、数人は死んだ。

Keziah は食料や水、医療品がすぐに届かなければ、多くの人々が意味もなく死ぬだろうと警告している。彼女はいまのところ、けが人を手当している町の地域に関しては、まったく外国からの援助や救助隊を目にしていない。

Keziah は St. Joe's Home から食料や清潔な水を得ているが、こんなに幸運な人たちは多くない。食料や水はますます少なくなっている。Kez は援助がすぐにこなければ、食料のため犬が殺されるだろうと信じている。町のこの地域には、援助が全くとどいていない。援助のため働く人も、水を配布するトラックも、援助チームも、全く見ない。ヘリコプターを上空に見たが、接触はなかった。援助が届いたという証拠はない。アメリカの軍隊はポルトープランスに滞在し、たくさんの国から赤十字や医療チームが現場に到着していると話したら、Kez は泣いた。

Kez の補給は底をつきかけている。彼女は土曜日には包帯も、医療品も、水もなくなるだろうと予想している。彼女はけが人のために彼女ができることをやり尽くした。もし援助がすぐに届かなければ、意味もなく死ぬ人がでるだろう。

この記事はハイチ地震(2010)の一部です。

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