See all those languages up there? We translate Global Voices stories to make the world's citizen media available to everyone.

インド:ボパール事故、判決は遅すぎたか

Women protesters in Bhopal

ボパールの女性抗議者たち – 写真:Flickrユーザー obbino クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにもとづいて使用

1984年12月3日未明、インドのマッディヤ・プラデーシュ州ボパールにあるユニオン・カーバイド社の殺虫剤工場から、猛毒であるイソシアン酸メチル(MIC)ガスなどの有毒物質が大量に漏洩するという、同国最悪の産業災害が起きた。影響は広範囲におよび、数千人が死亡、さらに数千人が一生癒えない被害を受けた。

25年余り経った後、ボパールの法廷は、ユニオン・カーバイド社のインド支社(UCIL)に対し有罪判決を言い渡し、UCIL元幹部ら(全員インド人)8人をインド刑法304-A条(過失致死)、304-II(過失殺人)、336、337、および338(重過失)において有罪とした。彼らはそれぞれ、禁固2年と罰金10万ルピーを言い渡された。UCILには、罰金50万ルピーが課せられる。

しかし、判決には、当時のユニオン・カーバイド社会長ウォーレン・アンダーソンへの言及はまったくなかった。アンダーソンは、保釈中に行方をくらましインド国外に脱出、米国からインドへ戻り裁判受けることを拒否したために、逃亡犯として宣告されている。

午前中から、人びとが判決を待つ中で、多くの憶測や予想がなされていた。多くのインド人は、ボパール・ガス事件の被害者に救済や閉鎖を提供するには、この判決は遅すぎた感じていた。

viral_gandhi11 : ああ、ボパール・ガス事故の悲劇への判決が今日出る!子の悲劇で父親を亡くした私の友人が正義を得られればいいが。今ごろとなっては遅いけど!

senthilkumarc :ボパール・ガス事故の悲劇・・・今日は判決の日。判決で完全な正義がもたらされればいいけど、CBIはすでにこの件を蔑ろにしている。

chaitannya : 26年経ってボパール・ガス事件の判決の日がやってきた。いつものとおり、主犯は裁判から逃げている。

Divyeshn : 遅れた正義は、拒否された正義。 @Bhopal ガス事件の悲劇の判決

rameshsrivats : 26年後の判決。本当のボパール・ガス事件の悲劇は、司法システムのいかさまだ。

延々と続くボパールの話と、最近のBPのメキシコ湾油田ディープウォーター・ホライズンからの石油流出に対する対応の迅速さを比較するネット市民もいる。

shahhameed : ボパールの事故:アメリカがBPに石油流出事件の責任を問うている様に、インド政府もユニオン・カーバイドに対して責任を問うべきだ。

すでに判決への反応が溢れかえっている。25年間被害者のために戦ってきた現場の人びとや活動家たちは、政府、捜査機関、そして司法は、ボパールの人びとを落胆させただけでなく、外国の大企業がほとんど責任をとることもなくこの国で事業展開するという、不健全な前例を作ってしまったと感じている

ブロガーGuhan Saravananは、こう書いている:

8人の人間を有罪にし刑務所に2年間入れるのに25年かかった。インドでは、誰も驚かない — それだけ時間がかかるのだ。そして、ボパール規模の産業災害では、当然だ。なぜなら、インド政府が関わっているからだ。政府と業界が責任の所在や、賠償の額や支給方法をめぐり争っていた間、被害者は苦しみつづけ、現在まできちんとした賠償を受けていない。リハビリや治療の要求が聞き入れられることはなかった。

ボパール・ガス事件の悲劇は、人道と人権の対比の例となった。

判決に対するツイッター上での反応を紹介する。

Mohit_Panwar : 今日、ボパール・ガス事件の判決。最高刑期は2年。1万5000人の罪のない人を2度殺すようなものだ。私は反対する。あなたは?

parthi_trends : この法廷の判決は、ボパールの悲劇第二弾だ..

Supriya1310 :ボポール・ガス漏洩事件の被告8人は、25年経って2年の刑期を言い渡された…ちょっと待って、これって冗談??

jeyaganesh:頭にくる!ボパール・ガス事件の悪人たちはうまく逃げた。

shekharkapur: もしボパール事件がアメリカで起きていたのなら、この会社と保険会社は賠償金で潰れてただろう。

savvysliver: ボパール事件で、インド法廷が7人に有罪判決。何千人を殺しておいて、軽い罰

AdvaitBorate:ボパール・ガス事件、遅すぎ :(

判決に対する反応を聞かれたユニオン・カーバイド社は、責任は彼ら(ユニオン・カーバイドまたはその幹部)ではなくUCILにあり、このケースの一部はインド裁判所の管轄下にあると話した
議会で野党が、物議をかもしている原子力責任法案再考を求めてボパールのケースを引き合いに出しているが、コラムニストでジャーナリストのMadhavan Narayananは、このつぶやきで今一番必要なことをおそらく一番うまくまとめている。

CSRからCSAにパラダイムシフトしよう。 企業の社会的責任から企業の社会的説明責任に。

Image Credit: obbino on Flickr

コメントする

Authors, please ログイン »

コメントのシェア・ガイドライン

  • Twitterやfacebookなどにログインし、アイコンを押して投稿すると、コメントをシェアできます. コメントはすべて管理者が内容の確認を行います. 同じコメントを複数回投稿すると、スパムと認識されることがあります.
  • 他の方には敬意を持って接してください。. 差別発言、猥褻用語、個人攻撃を含んだコメントは投稿できません。.