バングラディッシュの農村地域で研究プロジェクトとして1976年に立ち上がって以来、グラミン銀行は今の形、世界の多くの国と事業提携した小規模金融かつ地域開発銀行となるまで長い道のりを辿ってきた。30年以上経過し、(2006年に銀行創設者ムハマド・ユヌス と共に受賞した)ノーベル平和賞を含む様々な賞を獲得したことにより促進され、社会事業集合体にまで拡大した。
毎年世界中から多くのボランティアや活動家が、どう機能しているかを学び、直に体験するため、グラミン企業にやってくる。今年の夏は、アメリカ、ケンタッキー州にあるNorthern Kentucky University(NKU)で行政学の修士課程(MPA)を学ぶ学生と教員の8名が、バングラディッシュのグラミン銀行でインターシップを行った。彼らは様々な場所を訪れ、文章や写真やビデオを用いブログに自分たちの体験を綴った。
MPAプログラムエディターのBethは、彼女のブログ“They're taking me to Bangladesh”にて自分の体験を語っている。地域訪問で訪れた農村地方の構造基盤は、彼女にとって適応するのが大変だった。彼女はこうコメントしている:
この国の村にいるときは、都市にいるときと全然違う。自然が多い。空気も汚染されていないし、なによりとても静かだ。
多くの学生が自分の経験をブログに書いた。Mikeは彼のブログ“Wait… this is how many miles away?!?!?!!”に映像を載せている。
これはNKUのグループがDhamraiやセンターミーティングの初めての訪問した時の映像である:
Brandiはバングラディッシュについてもっと学ぶために探索し、バングラディッシュの結婚式にも参加した。彼女はグラミン・シッカ(グラミン教育事業)の訪問を楽しみにしていて、その体験を2つの記事、 「私がどんなに恵まれた人間か決して忘れない」と「ここもグラミン、あそこもグラミン、どこにもグラミン」に綴っている。
Timはグラミン・シッカについて、また、子供たちが生活を養うために働く傍らどのように教育を受けているかについて詳しく取り上げている。:
昨日と今日、私たちはグラミン・シッカと呼ばれる学校プログラムを訪ねた。これはスラムの子供たちのための非公式学校プログラムで、 子供たちが大きくなった時に就労しやすいよう基本的な教育(英語、ベンガル語、数学、社会科学、環境)を提供することを目指すグラミンの新しい取り組みである。おそらくこのプログラムなしでは、これらの子供たちは教育を受ける機会が一切ないだろう。[..]
学校は午後2時から午後5時までである。この時間外に子供たちは働く。ほとんどの子供たちは(朝6時ごろに)早起きをし、家族の商売(多くは洋服仕立て業)を手伝う。放課後彼らは戻って、少なくとも夜10時まで働く。スラムに住む家族は、仕事でほんの少ししか収入が得られないので(その地域の子供たちが売った商品の場合、一日4ドルから11ドルの間である)子供たちの助けは必須である。 [..]
子供たちはこんなスケジュールで週6日も働く。私は二度と自分の仕事の文句を言うまい・・・子供でありながら遊ぶ時間が全く無いなど、あなたには想像できますか?
Lynneは「グラミンの漁業、ダノン・フーズと、アイ・ケア」や「貧困は貧困、笑顔は笑顔」などの記事に自分の経験を書いている。彼女はバングラディッシュのホスピタリティーに感動した。
Tori Amesはグラミン漁業や社会事業、ストリートチルドレン、政府が支援する小学校などについての記事で沢山の写真を載せている。彼女はこう書いている:
バングラディッシュとその美しさが本当に好き。皆さんも私の記事からそのことが分かるでしょう。
Brandiは彼女の最後の記事でこう書いている:
今日はバングラディッシュの最終日です。この旅が終わりを迎えるなんて信じられない。私はグラミン銀行について、この国全体について学び、素晴らしい時間を過ごしました。この国が恋しいあまり、この国の好きなところを忘れないよう、自分の書いた記事や撮った写真や記録が十分であることを願います。
グラミン銀行やバングラディッシュについて詳しく知るには、NKUの学生のブログを読んで頂きたい。