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動画:子供向けニュース番組プロジェクトKids News Networkについて

カテゴリー: カリブ, サハラ以南アフリカ, ラテンアメリカ, 東アジア, アルバ, ザンビア, スリナム, ペルー, マルティニーク, ミャンマー (ビルマ), 南アフリカ, メディア/ジャーナリズム, 市民メディア, 教育, 芸術・文化, 若者

Image from Freevoice.nl [1]多くの家庭において、子供たちはテレビのニュース番組を見ることを許されていない。なぜなら、親たちはその内容が暴力的で子供たちにとってトラウマになると考えるからである。では、どうやって子供たちは国内や海外の出来事を知ることができるだろうか?ミャンマー、ザンビア、スリナム、南アフリカ、ペルー、インドネシア、オランダ領カリブ諸島、そしてモザンビークにおいては現在、子供向けとして特別に制作されたニュース番組をテレビで見ることができる。そこでは、現在の出来事について知ることができ、さらには子供たち自身の意見を述べる機会も提供されている。

これらすべてのニュース放送は、最初の2年間、オランダのFreevoice [2]に協力、支援を受けることになっている。番組内容には話題の提供、ニュース解説が含まれているが、それはまず現地の国内テレビネットワークで放映され、続いて多くの番組が子供たちからのフィードバックが得やすい手段であるインターネットにアップされる。

ペルーには NAPATV [3]がある。”NAPA”はスペイン語のフレーズNo Apto para Adultosを略したもので、「大人向けではありません」という意味である。ウェブサイトを通して、若い人たちはいろいろな動画を見ることができ、コメントを残すことができる。さらにチャットボードにメッセージを残すこともでき、オンライン上の投票に参加することもできる。NAPATVはフェイスブックのページ [4], ツイッター [5]ユーチューブ [6]のアカウントも持っている。

この30分の番組では子供たちが大統領に質問を投げかけたり、また彼らが大きくなったら世界はどうなるのかを語ったり、現在の出来事について話し合ったり、カメラの前で自分たちの嫌いなことについて話すのだ。たとえば15歳のKevinは、近所のガードマンに「舗装や植木を傷つける」からやめろと注意されるから、道でスケートボードに乗ることができないことが嫌だ、とNAPAに対して(スペイン語) [7]話した。

つづいて [8]、短いニュースレビューのコーナー(スペイン語) [9]では、免許なしで子供たちをバスで運ぶ輸送業者について、鉱山採掘業者と環境、学校に通う子供たちの血液中の鉛が高い値を示していることなどが話題となっている。

Caribbean Kids Network [10]もウェブ上に動画をアップしており、英語とパピアメント語字幕付きのニュース番組を見ることができる。異なるカリブ海の島々に5人のジャーナリストが割り当てられており、週に一度の番組を一緒に作る。以下の動画(英語、パピアメント語) [11]では、アルバでのホテル建設反対について、また、どうしてブランド品の偽物が違法であり、どうやって本物と見分けるかについて、さらにエコエネルギーや音楽について、などの話題が取り上げられている。

一方、ミャンマーでは状況が少し異なる。 YouthVoices [12]が子供たちに現在のニュースを伝えているが、オランダのfreevoice [1]はこのように状況を説明している。

ミャンマーには報道の自由が存在しない。軍事政権は評論を規則で縛っており、国営テレビ放送は一般的な出来事についてのポジティブなニュースを流すのみである。現実に即した検閲なしのニュースを子供たちに向けて提供するために、DVBチームは、ミャンマーで撮影された映像をカメラジャーナリストの秘密ネットワークから受け取り、タイで番組を制作するのである。ジャーナリスト、そしてインタビューを受ける子供たちを守るため、子供たちはカメラの前でかぶり物をつけて身元がわからないようにし、それで彼らはリアルで正直な意見を述べることができるのだ。

YouthVoicesの番組サンプル動画 [13]で、使われたマスクを見ることができる。こちらの動画(ビルマ語) [14] では、マスクが使われていないものの、インタビューを受けた人の顔にはデジタルのぼかしが入っている。

Kids News Networkについて、そして他の国におけるプロジェクトについてのさらに詳しい情報は Freevoice.nl [1]で知ることができる。