1枚の写真がツイート1000個分の価値を持つことがある。目下進行中のデモの関連情報が飛び交うのを阻止する目的で、エジプトのTwitterの閲覧が停止状態になった時はまさにそうであろう。
エジプトのブロガー、Zeinobiaは心に決めた。カメラを手に通りへ出て行き、撮った写真を自身のFlickrアカウントにアップロードしようと。ここで彼女の撮った写真を紹介する。
今日はエジプトでは祝日で、通りに人影はなかった。しかし、治安部隊には抗議者の流れをコントロールするため、独自の計画があった。
いつもはカイロ市の道路は渋滞しているため、自然に抗議者の流れに制限がかかる。しかし、車が少なく自由に行き来できるときには、この計画が活躍する。
Rassd New Network はFacebook上にカイロ市のダウンタウン、タハリール広場に集まった抗議者たちを写した驚くべき写真 を掲載した。 (アップデート: この写真の著作権はGetty imageにあるようだ。Washington Post で確認できる。)
夕方、タハリール広場に集まった抗議者は膨大な数となった。ミダンタハリール(タハリール広場とも呼ばれる)はこれまで、数え切れないほどの大規模抗議活動やデモの場となってきている。2003年3月に市民がイラク戦争に抗議して繰り出してきた時もそうであった。
Twitterは午後には閲覧が停止されたと報じられているが、その前に、twitpicのようなサービスに写真をアップロードするチャンスがあった人もいた。@M Na7as は自身のtwitpicアカウントに下の写真を載せているが、それはマハッラにおいて、抗議者がどれほど数の上で治安部隊に勝っていたかを物語っている。
またエジプト以外でもデモの様子がカメラで記録されている。下の写真は @MafazAlSuwaidanがカナダ、トロントで起きた抗議活動を撮影したものだ。
最後になるが、@TheOnlyWarmanは閑静なマアディ地区で多くの兵士が乗りこんでいるトラックの写真を載せている。カイロの通りで見られたトラックには、実際、地域治安部隊援護のためにあまり状況が緊迫していない行政区域から来ていたものもあった。@alasmariの写真は破られたエジプト大統領の絵を写したもので、これは通りの看板にあったものの一つであった。
一方で、レバノンのウェブ開発者であるLayal Al Khatib と Mirelle Raadは共に活動する抗議者たちのために、ネット利用者が共有する写真を集めるフォトアグリゲーターを新たに創った。
プロジェクトを終えた後、Layalはこうつぶやいた:
#jan25っていう大きな目標に向かって@migheilleと作業するのはホントすごかった。Twitterから投稿された写真は今ここに> http://abaadblogs.com/imagefeed/
そしてMireilleはこう付け加えた:
世界の人々に見てもらうんだ、今のところ、エジプトデモについて#jan25から423枚の写真がhttp://goo.gl/diwO8にある。ツイッターで写真を載せて中継をしている人のハンドル名を教えてください。