このポストの原文はグローバル・ボイス2011年東日本大震災特集の一部です。
東北地方太平洋沖地震は、世界全体にとっての悲劇となっている。数千人の命を奪ったこの震災の被災者を支援したいという、様々な国や大陸の人々の想いの強さが、そのことをよく示している。
被災者への支援を申し出ている、ブルガリア人が立ち上げたFacebookグループがあるが、ここ数日でその活動が活発化している。初めは数人の集まりだったが、短期間で900人以上に膨れ上がった。
そのメンバーの一人、Varsenia Stoyanovaは、具体的な支援の形として、日本の被災家族に避難所を提供したいと書き込んでいる。
支援のできる皆さまへ。被災した日本人に提供可能な避難所の種類(部屋、一軒家、アパート、リゾート、ホテルなど)を書き込んでください。それを元に作成したリストをKristalina Georgieva氏に渡し、最終的に日本大使館に提出します。
ブルガリア人が日本人に住まいを提供する用意があると表明することが目的のため、何人受け入れ可能かを明記してください。設備や場所の詳しい説明は必要ありません。
この投稿には50以上ものコメントがつけられ、住居を提供することについて議論され、また一般のブルガリア人がどのように支援可能であるかはっきりさせている。
Nina Karakasheva:
前にも言いましたが、日本人は資産をもっています。ブルガリア政府は、ただ場所を指定すればいいのです。そうすればそこに、仮設住宅等が設置され、日本から来た人々を受け入れることができます。
この問題は、ブルガリア政府が取り組むべきであって、個々のブルガリア人家庭がどうこうすべきことではないと思います。現時点では、早急かつ大規模な仮設住宅地の提供が必要です。土地が必要な人々ですが、それ以外のものは、ブルガリアの平均的家庭に比べて、1000倍以上のものを持っているのです。
Varsenia Stoyanova:
Nina、私たちは変革を起こそうとしているのです。政治家たちが自分たちでやるはずがありません。この団体や提案等を通して、私たちが今の日本の深刻な危機的状況を際立たせることで、私たちの意図は明確になるでしょう。そう、私たちはまだ始まったばかりですが、少なくとも喜んで支援したいと思う人々がいるという事実をはっきりと打ち出しているのです。
Siyana Ignatova:
Veliko Tarnovo地方Vodolei村の一軒家(六人用)と、Balchik付近のリゾート地(ブルガリア黒海リゾート)の二人用アパート一部屋を提供できます。
Sania Koprindzhiyska:
私はSilista地方Alfatar市(ブルガリア北部の都市)の一軒家を提供できます。庭と大きな畑、ガレージ付きです。家の中は必要なもの全て完備し、広く、コンディションも良好なので、大家族でも大丈夫です。
Vladimir Todorov:
みんな、自己中心的な考えを捨てて、困っている人たちを助ける姿勢を示そうじゃないか。僕らの同期は崇高で、人間としてのあたたかみに溢れている。神は被災者と僕らを助けてくれる!!!
Varsenia Stoyanova:
今のところ、43人のブルガリア人が200人以上の日本人に対して、無償で避難所の提供を申し出てくれています!!
次の映像は、Facebookの当団体によって作成され、日本の様子と支援の必要性を訴えています:
FacebookやYouTubeにて
ブルガリア人はChange.orgのサイトにて嘆願を掲載し、さらに多くの人々が支援を申し出てくれるよう訴えている。これまでに、400人以上の署名が集まっている。この問題に注目を集めるためのメッセージが、ツイッター上で広まっている:
ブルガリア人による日本救援―どなたでも支援可能です http://bg.kolektiva.net/sofia/extra/dari-na-zhertvite-na-sendaj-zemetresenieto-japan.html
ブルガリアの赤十字社に日本への支援申し出が殺到 http://bit.ly/gcYqeT
ブルガリアからの日本支援、消防士ではなく毛布を:ブルガリアは人道的支援として毛布を送っている。[…]
日本への支援:http://www.facebook.com/event.php?eid=207511772594419¬if_t=event_invite
このポストの原文はグローバル・ボイス2011年東日本大震災特集の一部です。