韓国与党のハンナラ党が、4月27日に投票が行われた補欠選挙で惨敗した。幅広い改革の必要性を訴え、これからの政治展望として、ツイッターパワーの到来を多くの人に告げてもいたのだが。選挙戦では、多くの若い進歩的なツイッター利用者が、有権者が投票したことを証明するため、投票所で撮ったいわゆる「投票確認写真」をアップロードし、投票を広く呼び掛けた。
大統領選でも総選挙でもなかったため、若い有権者は、選挙に影響を与えるとは思われていなかった。補欠選挙の平均投票率は、通常30%程度にしかならず、地域によってはそれを下回るところもある。20代前半から30代後半の若い有権者は、いつもなら投票する気など全くないのだが、今年は違った。
選挙権の行使
4月27日、若い人達が、早朝から雨をものともせず、投票所で順番待ちの列を作った。それと同時に、ツイッター界は、投票者登録証や投票受理証を持つ有権者の写真をリンクする作業に追われた。
投票ブースを示す掲示板の正面写真は、格好の撮影場面だった。他に好評だったのは、親指や手のひらに特別国政選挙の投票スタンプが押してある写真だった。投票ブースまで行って、中の候補者名簿を写した過度に熱心な人もいたが、それは違法行為で、罰金が科せられる。
韓国のツイッター利用者は、若者に投票を推奨するため、多大な役割を果たした。韓国のベストセラー作家で最も影響力のあるツイッター利用者の1人として、フォロワー739,469人を持つLee Oi-sooも、投票確認写真を投稿した。
こうしたツイッターの投票キャンペーンは、どの政党や個人からも支持を受けなかったが、有権者、特に最も若い世代に投票を呼び掛けることになった。この結果、4月27日の選挙は、予想された投票率よりも高い40%近くとなり、2000年以降の平均投票率を約7%も大きく上回った。
補欠選の投票率が通常特に低い理由のひとつは、有権者が投票するための休みを取れない事情がある。地方のあるニュースリポートは、平均的な会社員が補欠選の投票をするには、午前5時30分頃に起きて、6時30分までに投票所に到着し、7時からの仕事に就かなければならないだろうと推測した。
与党の敗北
保守系の与党ハンナラ党のある候補者が、特別な理由で敗れた:Ohm Ki-young、ネットワークテレビ・MBCの前ニュースキャスター委員長。Ohmはハンナラ党に入党したことを厳しく批判された。多くの韓国人は、ニュース番組での進歩的な意見を覚えており、政界に転じるなら野党に行くと見ていたからだ。
フォロワー37,500人を持つツイッター利用者で、Kim Kwang-su経済調査機関の部長補佐であるSun Dae-inは、4月28日朝、勝ち誇るようにつぶやいた:
이번 선거에서 트위터 등 SNS의 위력을 다시 실감. 엄기영 후보의 부실한 실체는 SNS 타고 급속히 확산됐고, 높은 투표율도 트위터의 투표 독려 운동이 상당히 영향 미친 듯. 흩어진 물방울이 강물과 바다가 되게 하는 SNS
SunはOhmの敗北についてさらにコメントした:
최문순 지사 승리보다 엄기영 후보 패배가 매우 큰 의미 지닌다고 봅니다. 언론장악 시도에 맥없이 굴종한 기회주의자 심판, 불법부정선거에 대한 심판, 이미지 뒤에 숨은 부실한 실체 심판… 무엇보다 이를 SNS 주도로 해냈다는 점 말입니다.
Sunは後日、100人以上が投票確認写真を自分に送ってくれたことを付け加えた。
Lee Mi-ahは、従来のメディアとソーシャルメディア間の報道の違いが、絶え間なく広がっていることを示した画期的な選挙だったとツイッターでコメントした。
신문과 티비뉴스 내용과 소셜미디어 유저들 사이에서 유통되는 콘텐츠의 시각차와 시차가 이처럼 극명하고도 빠르게 엇갈리는 선거판을 못봤다.주류언론에서 ‘엄숙한’ 분위기로 물타기에 축소가 난무하는 사이 소셜미디어에선 ‘투표소 인증샷'으로 세상이 바뀌었다.
ツイッターの投票キャンペーンという比較的新しい考えに対し、中央選挙管理委員会が厳しい警告を出した。ツイッターに関する自発的な運動にはなじまないというのだ。
フリージャーナリスト兼malguli(米酒)店主で、5000人近いフォロワーを持つLee Yo-yongは、困惑した官僚から質問を受けたと述べている。
투표독려 이벤트 했다고, 무슨 의도냐고, 중앙선거관리위원회(선관위)에서 전화왔네요. 무슨 의도냐고. 특정 정당과 관계있냐고. 월향당은 도대체 뭐냐고[…]
Wol-hyangは、 Leeが所有する酒店の名前であり、そのことが中央選挙管理委員会の困惑の深さを示すのに一役買っている。韓国のツイッター界では、民主党とか保守党とかの「党」が、もはや政治的意味を失い、共通の利益を持ち、心を同じくする人々の集まりを言う時に広く使われている。多くの人がツイッターを通じ、 Leeに答えた。「今回の選挙は、ソーシャルメディアの最新版ガイドラインが必要だということを教えてくれた」と。