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リビア:豊かで活気に満ちた歴史的な時代の写真

カテゴリー: 中東・北アフリカ, リビア, 先住民, 市民メディア, 政治, 旅行, 歴史, 芸術・文化, 食

このポストはグローバルボイス2011年リビア反政府特集 [1]の一部である。

外科医で人道主義者の、ある英国系リビア人はAmal Al -Leebiのペンネームで執筆活動をしている。彼はリビアを懐かしく思い、前回リビアを訪問したときに撮影した古い写真を彼のツイッターアカウント@libyansrevolt [2]に掲載し、彼自身が覚えているリビアを紹介している。

@libyansrevolt [3]はこうつぶやく。

「前回リビアを訪問したときに撮った古い写真を見返してみた。」

Arch of Marcus Aurelius in Tripoli Libya [4]

トリポリの旧市街にある夜のマルクス・アウレリアス帝凱旋門。

@libyansrevoltが撮影。

写真は沿岸都市トリポリ [5]のものから始まっている。野菜を売っている屋台 [6]が道沿いに立ち並んでいる市場、旧市街の路地または「ザンガ」にいる真鍮職人たち [7]、そしてダチョウの卵を売る人たち [8]の写真も紹介している。(訳者注:「ザンガ」とは現在リビアで流行している「路地」という意味の言葉。先日、カダフィ大佐が演説中使った言葉zanga zanga((隅から隅までという意味))を市民は揶揄して使っている。)

また、彼はトリポリの歴史的建造物の写真を掲載している。例えば旧市街にあるオスマン帝国時代に建てられたアッ・サーライ・ル・ハムラ城(赤の城) [9]の写真やローマ時代の建築物、モザイク画、彫刻が展示されている国立美術館の写真である。

他には、街中に溢れているカダフィ大佐のスローガンや垂れ幕 [10]の写真、そして後にカダフィ大佐が緑の広場と改名した殉教者の広場 [11]の写真を掲載している。

Ousban - A famous Libyan dish [12]

スパイスの効いたハギスに似ている有名なリビア料理”Ousban”。 @libyansrevoltが撮影。

(訳注:ハギスとは羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランド料理)

次に、彼の写真はローマ帝国時代の傑出した都市遺跡レプティス・マグナ [13]に移る。これらの遺跡はトリポリの東130キロにある都市フムスの地中海に面しているワジレブダという場所にある。彼はレプティス・マグナの写真 [14]をたくさん撮影している。

[15]

レプティス・マグナのコロシアムは多くの地中海沿岸都市の中でも傑出した史跡である。 @libyansrevoltが撮影。

レプティス・マグナはユネスコの世界遺産の1つであり、それゆえAmalは、リビアに観光の際はレプティス・マグナに行くよう勧めている [16]。また「この場所に損傷を与える者がいれば、誰であれ責任を負うべきだ」とも付け加えている。

古代のモスク ー 起源は西暦668年に遡る。@lybyansrevoltが撮影。

次は、彼の叔父の農場 [17]の写真、砂漠 [18]砂丘 [19]の写真、ヤシの木 [20]の写真、ダム [21]や何千年も昔から残っている土壁でできた街 [22]の写真を加えている。

 

[23]

リビア砂漠の中央にあるGaberOun オアシスの写真。ここの水は死海よりも塩辛い!浮きますよ! @libyansrevoltが撮影。

[24]

この写真はJebel Nafusa [25]にある穀物倉庫Qasr Elhajの内部から撮影したものである。 @libyansrevoltが撮影。

最後に、彼は地元の人にある山に連れて行ってもらい、そこで紀元前5千年前から1万年前に遡る古代の岩絵画 [26]を撮影している。特に、アカクス山には古代に描かれた岩絵画 [27]がたくさん残っているが、残念なことに落書きで損なわれているものもある [28]

このポストはグローバルボイス2011年2011年リビア反政府特集 [1]の一部である。