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フィリピン: 教育費の削減に対するプランキング

カテゴリー: 東アジア, フィリピン, 市民メディア, 抗議, 政治, 教育, 芸術・文化, 若者

フィリピンの何千もの学生が2011年7月19日、教育にかける予算の増額を求めて道を埋め尽くした [1]。それは、ノイノイ・アキノ大統領の一般教書演説のちょうど数日前であった。抗議活動をしている学生たちは、不満をあらわすために「プランキング作戦」を実行した。

プランキングは、フィリピンでヒットした最新の流行 [2]のひとつである。
「木の厚い板をまねして、体の両脇につけて横ばいになるものである」と描写され [2]、ネット上での参加者の写真の投稿が影響している。参加者たちは大体普通ではないロケーションで撮影されている。

何人かの評論家たちは奴隷貿易時代の奴隷船にある低めの貨物棚の厚板の上に、アフリカ人奴隷をきっちりと収容することとプランキングを結びつけている [3]。抗議している学生たちが人気のある流行にのることはその活動に新たな側面を生み出している。プランキングは、17,18,19世紀における奴隷抑圧の形態から、抗議運動の創造的な型へと進化してきたのである。公共の場所を占有し、社会秩序で認められたその場所の本来の姿に意義を唱えることによって。

「教育を受ける権利を求めて集団プランキングを行う」ことによって、アキノ政府の州立大学、短大の予算のカット、また学費やその他費用を抑制するための明確な措置が欠如していることについて非難をした。

以下は、フェイスブックにアップロードされていたフィリピン大学でのプランキングによる抗議の写真である。

 

ブログ”misguided adventures”のTochipat [4]は、これは教育分野に対する州の助成金を増やそうというキャンペーンを強化するための、学生の取り組の一部であると言った。

学生たちは、彼らの主張へのサポートを広げるため創造的な抗議活動の型に訴えた。

ここにプランキングによる抗議へのTwitter上の反応を紹介する:

@plsburydoughboy: [5] プランキングはエクササイズだ。世の中もっと奇妙なことが起こるものだと聞いたことがあるのは認めるが、抗議としては愚かな方法だ。

@mayk_beltran: [6]教育を求めてプランキング抗議運動をする学生たちの動画はこちら。tinyurl.com/3uvj2kg [7](私自身これをするには歳がいっている気がするけど、興味深いものではある。)

@glenleonard: [8]フィリピン大学の学生たちの抗議の新しい方法がプランキング!hahaha at least sumasabay sa panahon [少なくとも時代には合っている]。

@lancekatigbak: [9]集団プランキングが抗議の形?なんてことだ。

@venzie: [10] フィリピン大学の学生が明日プランキングをするぞ{新しいスタイルの“死んだふり”と言われてるらしい。}Yun daw yung makabagong “die-in” [それは新しい”die-in”になるだろうと言われている]。

これはフィリピン語によるオンラインニュース雑誌Pinoyweeklyによるプランキング抗議のビデオ [11]である: