この記事は、グローバルボイスによる特集「Global Development 2011」 [1]からの抜粋です。
Voices of Women Worldwide [2]は、ブログや音声・映像そして画像や写真など、可能な限りのメディアを通して、社会的立場の弱い女性、少女、子供たちを支援することに関心を持つ、世界中の人々を結び付けている。
メンバーがアップロードしたビデオを見ていくと、素晴らしいプロジェクトがいくつも紹介されていた。それらは女性による地域社会の変革と、その成長に焦点を当てているものであった。
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dino_olivieri [4]CCBY [5] 撮影 Due mani [6]
インドネシア中部、スラウェシ州にある町ポソでは、１０年以上前から宗教紛争が焦点 [7]となっている。ポソのある一人の女性が平和への足掛かりをつくるという思いから、女性のためのピースアカデミーを開校した。次のビデオクリップは、ドキュメンタリー [8]の予告編である。キリスト教徒とイスラム教徒の女性たちが共に、自身と社会の平和な未来を築くためにどのように活動しているかを伝える物語だ：
斬新で地域に根付いた、ある「学校」が、ポソの紛争跡地にある女性の自宅のポーチから始まりました。Lian Gogali は、１０年近く続く住民間抗争の被害にあった女性たちを指導しています。彼女が教えているのは、家族と地域社会の平和のために、どのような役割を果たして行くべきか、ということです。The Peace Agency は、示唆に富み、心に訴えかけてくるドキュメンタリー映画です。女性たちが直面する困難と、彼女たちがインドネシアにもたらす功績を追います。この映画は、女性の権利と住民間の調和の問題を抱え、未だ苦悩するインドネシアの底辺で暮らす現実をありのままにとらえています。
The Peace Agency [9]長編ドキュメンタリー予告編 [9] 制作 Spotted Frog Productions [10].
アメリカ、サンフランシスコでは、ラテンアメリカ系の母親たちが団結して、期待と不安を分かち合いながら、LGBTQ（レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・クィア）の子供たちとその家族を受け入れる安全で理解のある社会を模索する方法を、学んでいる。Somos Familia [11] は、次のビデオ [12][es]の中で団体の意向を説明している。（英語字幕付き）：
またSomos Familia [13]は“Drops of Water” というビデオも制作している。これは、LGBTQ の若者をもつ、ラテンアメリカ系の母親たちが経験した「カミング・アウト」について、語っているものだ。
ケニアでは、女性グループが、ある将来の夢に立ち向かっている。その夢とは、子どもたちを学校へ行かせ、将来を保障するための資金を集めることだ。わずかな共同出資でお互いを支えあいながら、彼女たちは、小さなビジネスを始めた。彼女たちは試行錯誤を重ねながら、自身の予想をはるかに越えて、そのビジネスを成長させていくことができることに気づき始めていた。クラウドソーシングのオンラインを通して寄付金が集まり、彼女たちは３頭の牛を買うことができ、酪農を始める準備が整った。この大きなも目標を達成することが、グループの夢であった。現在進行中であるこの活動の様子がこちらのブログ [14]に掲載され、ビデオ [15]でも次のように語っている。
これは、アフリカン・ジャーナルが採り上げた、一人一人が選択肢を持つことが未来を創りだしていく、ということに焦点をあてた、真実の物語です。ゼロから、意義と目的のある生活を作り上げていく、ケニアに住む20人のシングルマザーの物語。そして夢に向かう彼女たちを後押しすることを選び、一歩離れてその成長を見守る世界中の人々の物語。何もないところから何かを創り出す人々を支える人々の物語。そして、その私たちひとりひとりの選択こそが、これからの私たちと未来を創りあげる、ということに気づかせてくれる物語です。
the Voices of Women Worldwide [16] のウェブサイトで、さらに多くの感動的な映像と物語を見ることができる。