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シンガポールのカレー団結

シンガポールのあるインド人の家族は、中国から来た新しい隣人がカレーのにおいについて当局に苦情を訴えたことをうけて、彼らが家にいるときにはカレーを作らないことに同意した。カレーは何といっても国民的料理であり、カレーを愛するすべてのシンガポール人に団結できることを知ってもらうため、「カレーを作る日」イベントが8月21日の日曜日に開催された。そのイベントのFacebookページ上では、60,000人を上回る参加者が確認された。以下はインターネット上での反応の一部だ。

Jamie Huangは8月21日の「カレー」団結を誇りに思っている。

とにかく、現在の政府はその地域に根ざしている外国人への差別を無くすことに神経を使っているが、私たち国民は、カレー事件を通して国内の民族間の溝を埋めることができたことについて、しばらくの間は誇りに思って喜んでいていいと思う。

シンガポール人はついに団結した! 何があっても、それを否定することなんてできない!

“Cook A Pot of Curry Day” event

SpeakSpokeWriteWroteの考えでは、このカレーイベントの成功によって、シンガポール人は「礼儀正しく独創的に、団結して問題に立ち向かえる」ということが証明された。

しかし単なる食べ物の問題ということではなく、このイベントによって、シンガポール人は自身がシンガポール人であること自覚できたのです。いっしょにできて、さらに伝えられることがあり、それはとても楽しく簡単なことなのです。それをすることによって、思っている以上に私たちは互いに似ているし、良いきっかけがあれば、礼儀正しく独創的に、団結して問題に立ち向かえる、という希望がわいてくるのです。

Dee Kay Dot As Gee Mobileは、このカレーイベントによって、他の文化に対してより寛容になることをみんなに思い出して欲しいと思っている。

今日は「カレーを作る日」。今カレーを作っていますか?

私はこれが恒例のイベントになるのではと思っています。民族調和の日[訳注:毎年7月21日。1964年7月21日に起こった民族間の対立による暴動を回顧し、その後民族間の調和が築かれたことを祝う日]や総合防衛の日[訳注:毎年2月15日。軍事、民間、社会、経済、精神といったさまざまな面から包括的に自国を守るという概念を促進する日]のようなものです。「カレーを作る日」は、他の文化や宗教、民族に対してより寛容になることをみんなが思い出す日になり得ます。私たちはシンガポールという他民族で他文化である小さな国に住んでいるので、お互いがいっそう思いやり持つことがほんとうに必要なのです。

そういうわけで、実際にカレーを作ろうと、(私のように)カレーを作るのを想像しようと、今日は忘れずに、カレーを作ってお互いがより寛容になることを思い出しましょう。

Eastcoastlifeは友人とカレーパーティーを開いた。

私の家ではカレーパーティーを開きました。外国人のお客さんたちには、野菜カレーとチキンカレー、フィッシュカレーがふるまわれました。カレーといっしょに食べようと、私は小さなフランスパンを3個買い、ロティプラタ[訳注:小麦粉の生地を練って伸ばして焼いたもの。ナンのようにカレーにつけて食べる]を作って、ごはんを炊きました。

今日、Facebook上で60,000人を超える人々(世界のさまざまな場所から参加する人もいます)が、カレーを作って他の人に分けたり、カレーを食べたりすると表明しています。新たに来た移住者がカレーの良さを理解して、さらにこの国のさまざまな民族の文化を受け入れてくれることをシンガポール人は期待しています。

Singaporeans Love Curry Facebook page

Chee Wai's Random Musingは一人の地球市民として団結するためにイベントに参加した。

同じようにカレーを作る人々の多くは、たくさんのさまざまな理由があってそうするのでしょう。僕の場合は、一人の地球市民であることを表現することです。僕はカレーのにおいを勝手口から漂わせておくつもりです。近所の人がそのにおいを嫌うなら、彼らはそれを僕に言うでしょう。そうしたら僕は、分別ある大人ならそうするように、彼らにもこのイベントに加わってもらうように言います。僕にとっては、においのことは問題にはなりません。何しろ僕は主食としてパナンカレーを食べませんし、仮に食べるとしても、友好的に問題を解決できる自信があります。

Ng E-Jayはシンガポール内の民族調和を進める政府の取り組みに不満だ。

さまざまな民族や宗教を背景に持つシンガポール人は、数世代かけて協調して平和に共存することを学んできた、と私は移民の国としての歴史から考えます。

シンガポールへ新たに来る人々、つまり私たちがこの国に受け入れる外国人たちも、こういった同じ考えを持っているのでしょうか?

この国へ生活や仕事のために来る外国人が、この国の伝統や習慣を尊重し、生活様式をきちんと理解できるようにするのは、政府の責任です。

寛容と理解は一方向の道のりではあり得ません。それは共有される道のり、つまりはシンガポール人・外国人と政府との間で築かれる共通の道でなければなりません。しかし、政府はまだ国民とこの道のりを共有したがっているようには見えません。

seksi matashutyrmoufは近隣住民が苦情を申し立てたときの政府が仲介する方法に疑問を持っている。

仲介者はコミュニティの利害関係になぜ注意を向けようとしないのか? 中国本土からの新しい隣人によって人々がカレーを作るのを止めさせられたら、その隣人は激しい非難を受けるというようなことを、なぜ助言も注意もしなかったのか? こういうことになったら、荒っぽい新しい隣人がその少数派の権利を押し通しているように解釈されてしまう、ということがわからなかったのか? その仲介というのは、ふたつの集団間での仲介という狭い範囲に限定されるものなのか? あるいは、介入を都合よく回避しているコミュニティまたは国といった第三者が存在するのか?

Desiree Limは社会におけるもうひとつの人種差別に対して警鐘を鳴らしている。

この団結の動きが広がる中で、中国系シンガポール人がインド人に対してしていると私は思っている明らかな人種差別(カレーが中傷の対象としてときどき引き合いに出される!)が、一部の地域のものであろうとなかろうと、都合よく忘れられています。

シンガポール人家族が新たにやって来たインド人移住者たちの家から漂ってくる強いにおいに苦情を言った、というように状況が入れ替わっていたらどうなっていたでしょうか? 外国人に対する不満の大部分は個人的な習慣に端を発するように思えるので、私たちは同じ熱心さで外国人であるこれらのインド人移住者たちの権利を守ったに違いない、と断言できるでしょうか?

翻訳の校正はIzumi Mihashiが担当しました。

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