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韓国:ポップソングの検閲、猛反発を受ける

韓国政府が膨大な数のポップソングを禁止したことに関して、韓国社会で怒りの口コミが広がっている。というのも、ここ二年間で2600曲以上が女性家族部によって「有害なメディアコンテンツ」と認定され禁止されているからである。

たいていの歌手にとって、その決定を受け入れ、政府の基準を満たすよう歌詞を変更する以外に選択肢はない。しかし、ある芸能事務所は、当該事務所所属の歌手のアルバムを「青少年に不適切」とした政府を相手取り行政訴訟を提起し、2011年8月24日に勝訴した。その判決は、自分たちのお気に入りの曲を規制する政府に対し不満を示していた韓国国民に広く歓迎された。

「不適的な内容」

Image of censorship. Created by user tefan-Xp, Wikipedia Commons (CC BY NC 3.0).

検閲のイメージ。tefan-Xpの作成、Wikipedia Commons (CC BY NC 3.0)

ある曲がブラックリストに載せられれば、ある決まった時間帯の放送及び19歳未満の未成年への販売を禁じられることとなる。今月は24曲がアルコールへの言及の結果として禁止された。そのような例は、今年だけで160曲に及ぶ。

女性家族部によって問題があるとされた歌詞の例には、以下のようなものが含まれている。例えば「あなたが恋しくならないよう酔っ払って」、「酔って眠りに落ちれば、あなたは夢を見る」(Balladのアルバムより)、「昨日ソジュ(韓国の焼酎)をたくさん飲んだ後」(ロックバンド、Jang Kiha and the Facesの歌より)などである。

ボーイズバンド、B2stの歌詞、「私は酔っていないといけない。私は酒をやめるべきだと思う。」という歌詞が禁止された際、メンバーの一人はこうツイートしている。“子供向けの歌しか歌ってはいけないようだ”と。

韓国のミュージシャンも一般大衆も、作詞家の表現の自由を制約するような禁止を強く批判している。政府は、望ましくない文化的影響から若者を守るためにガイドラインが必要であることを強調している。
ブロガーのクォン・テウは、禁止されている歌詞は、オンライン上で視聴可能な他の下品で暴力的なものと比べたら何でもないと指摘する。

정말 한심하다. 인터넷 시대에 무슨 가사에 술이 들어 갔다고 노래를 금지시키나? 컴퓨터만 켜면 그보다 더한 내용과 장면들을 얼마든지 접할 수 있는 것을… 왜 아예 인터넷을 '19금’ 으로 하지? […] 겨우 가요가사나 심의하려고 1년에 2194억원(2011년 기준)의 예산을 쓴단 말인가?[…]노래 가사에 술이 들어가면 청소년들이 음주를 한다? 진정 대한민국 청소년들을 단순한 존재로 보고 있구만. 차라리 가출 청소년들에게나 신경을 써라!

こんなことはくだらない。我々はインターネット時代に生きているのに、酒に言及しただけで歌を禁止するだって?人々はオンライン上でもっと露骨な描写に容易にアクセスできるのに・・・[…]19歳未満の児童には不適切として、インターネットを規制したらいいじゃないか。彼らは今年219億4000万ウォン(概ね2億アメリカドル)もの政府の財源をこのようなポップソングを検閲することに費やしているんだ![…](これは女性家族部の年間予算に関する言及であり、検閲のみに対する支出全額ではない)酒に関する歌は子供たちを(専ら)飲酒へと駆り立てるだろうか?子供たちはそれほど単純ではない。女性家族部は、このようなことをやるくらいなら、むしろ家出した子供たちのケアに注目してはどうか?

カナダで韓国語講師をするジン・チョイ(@dragoncj)は以下のようにツイートした

술이란 단어가 들어가 유해물 판정을 내릴거면 그냥 술 생산과 판매를 중지해야지 왜 애먼 좋은 노래들만 잡나? 그거 들으면 애들이 취하나? 참 알 수없는 잣대와 논리로세.

(もし女性省が本当に未成年の飲酒問題について真剣に考えているのなら)彼らは単に酒の生産・販売の全てを中止させることができるはず。害のない歌を厳しく取り締まるのではなくね。ただお酒の歌を聴いただけで子供たちは飲酒するだろうか?政府の論理と評価の過程は全く馬鹿々々しい。

ガイドラインの欠如
韓国の大衆は、女性家族部が音楽を検閲する際の基準の不明確さと一貫性のなさに関しても非難している。飲酒に関する言及のため、前記の歌は「有害」と分類された。その一方で、Nam-jinの“Empty Glass”やLim Chang-jungの“A Glass of Soju”は、その主要なテーマがアルコールであるにも関わらず、規制を逃れた

これらの一貫性のなさは、省のウェブサイトへの市民からの苦情の投稿を引き起こし、2011年8月25日には回線の混雑によりホームページが数時間クラッシュする程の事態に至った。

省の文化的内容に対するこのような規制方法を真似て、それを揶揄するメッセージを膨大なネット利用者が投稿した。それは手当たり次第様々なものに関して省に規制を要請する内容であった。例として、「アイスクリームを禁止してください。なぜならアイスクリームの食べ方、あるいは舐め方が非常に官能的な想像を喚起するからです。」「Apple(電子機器会社)を禁止してください。なぜならそのロゴが人々に女性のお尻を思い起こさせるからです。」「USBを禁止してください。なぜならそれをコンピューターに挿入する行為が私に性的交渉を思い起こさせるからです。」などがある。

チョイ・ジウォンは、高く評価された韓国文学作品におけるアルコールの描写について詳しく述べた上で、省に対しポップソングを同種の芸術作品として扱うよう要請した

[…]문학 작품 속에 등장하는 술입니다. 중고등학생들이 깊이있게 감상하는 작품들이지요. 묻겠습니다. ‘유해’합니까? 부탁합니다. 예술은 예술로 봐 주십시오.

[…]これらは、韓国文学におけるアルコールの描写なのです。これらの文学作品は中高校生によって学ばれ、徹底的に考察されています。私は尋ねます、これらは「有害」ですか?と。私は請います、芸術的作品から、芸術そのもの以外の事柄をどうか読み取らないでくださいと。

キム・ジンジュという女子生徒は、地域の若者向けコミュニティサイトで以下のように書き込んでいる

이에 대해 청소년 보호 위윈회측은 문제 된 단어나 표현 하나만 바꾸면 되지 않느냐는 입장이다. 그러나 미묘한 느낌이 생명인 노래에서 단어 하나를 바꾼다는 것은 결코 쉬운 일이 아니다.19금 판정을 피하고자 억지로 바꾼 가사는 앞뒤 문맥이 맞지 않을 뿐만 아니라  음악의 ‘feel’을 잃어버린다. […]한 고등학생은 무심히 들어왔던 가사에 대해 선정적 해석을 되려 조장하는 것 같다고 비판하기도 했다.

(省の検閲に対する反対について)青少年保護委員会は、“ただ単に議論の余地のある単語や表現を変えれば、問題は解決される。(大したことはない)”と主張している。しかし、歌とは、最も繊細な芸術作品のうちの一つであり、その歌詞を変えることはそんなに単純な問題ではない。「学生にとって不適切」と判断されないようにしぶしぶ変えた歌詞は、不自然なことが多い。文脈を逸脱しているし、その曲から喚起される独特の情感を失っている。[…]ある高校生は省の決定を、実際にはその曲の不適切版を見つけて聞くようリスナーに勧めているようなものだとして批判した。仮にそのような検閲がなければ、当該曲はいたって普通に聞こえるだろう。

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