- Global Voices 日本語 - https://jp.globalvoices.org -

ザンビア、9月20日投票日に向けて、各政党のオンラインキャンペーン

カテゴリー: サハラ以南アフリカ, ザンビア, テクノロジー, 市民メディア, 政治
(訳注:原文は2011年9月10日に公開されました。)2011年9月20日 [1]の投票日まであと2週間もなくなり、各政党はポスター、テレビ、ラジオのCMを使った従来の方法ではなく、全く新しい基盤ワールドワイドウェブによる選挙キャンペーンを行うようになってきている。 

大統領候補を擁する10政党中6政党がウェブサイトを持ち、13万7000人のフェイスブックユーザー [2]を含む、およそ81万7000人の登録済みインターネットユーザー [3]に呼びかけようとしている。

そのうちの1政党「開発民主同盟(Alliance for Development and Democracy, ADD)」がウェブサイトを作った理由をこう述べている。

ザンビアは、多くの鉱物やおそらく石油、そして観光業と農業の多大な可能性を持っているが、未だに貧しく、人口の大多数がみじめな貧困に喘いでいます。この党は、やらなければならないことをやるために集まりました。

このウェブサイトには、ADDの大統領候補Charles Milupi [4]の選挙活動のための項目がある。

現政権MMD(Movement for Multi-Party Democracy、多政党民主化運動)もまた、政党と大統領候補についての鮮やかなウェブサイト [5]を作っていた。

[6]

Photo of President Rupiah Banda on the ruling party website.

ウェブサイト上のあいさつの言葉で、Banda大統領 [7]は次のように述べている。

私は大統領として、MMDと共に、ザンビアの経済回復、治安の安定、そして全てのザンビア国民の安泰と繁栄に全力を尽くしてきました。私たちは、特に、医療と教育の改善、農業自給率の向上、そしてザンビア国内、とりわけ農村地域の雇用の安定化と増加に努めてきました。

わが党のウェブサイトを見て、私たちが政権を執り続け、全てのザンビア国民のためにMMDを支援し、我が偉大なる国家ザンビアの大いなる発展のために推進する開発課題を推し進めていくことが、なぜ必要なのかをご理解いただきたいと考えています。

NAREP [8]の略で知られるNational Restoration Party (国家復活党)は、多くのメッセージの中で、下記のように伝えている。

NAREPのビジョンは、エネルギー超大国として、ザンビアを推進していくことで、100万の新しい雇用を創出するだけでなく、各地に1万の新しい事業主を生み出すことです。真の変革について私たちが言っていることは同じではないが、ザンビア国民一人ひとりに耳を傾けていただく必要があります。このために、私たちは、お金と物質的な支援が必要です。皆様からの支援が必要です。支持者の皆様と一緒に新しいザンビアを造っていきましょう。

現在最大の野党であるPatriotic Front [9](PF、愛国戦線)もネット市民に訴えるためにインターネットを利用している。このウェブサイトではPFの候補者Michael Sata [10]が心掛けていることの一つとして次のことを紹介している。

Michael Sataは水を買って飲みません。すべてのザンビア国民がきれいな水を飲めるようになるまでは。

2番目に大きい野党であるUnited Party for National Development (UPND、国家開発連合党)は、党首で大統領選候補者のHakainde Hichilema [11]の個人のものとなっており、彼の名前を掲げている。

ザンビア国民に投票を呼び掛けるにあたって、Hichilemaはウェブサイト [12]にその豊かな履歴書 [13]を載せている。

大統領候補Hakainde Hichillema(HH)とUnited Party for National Development (UPND)はよりよい未来へとつながる変革のためのザンビア国民すべての希望である。

Zambians for Empowerment and Development [14] (ZED、地位向上と開発を目指すザンビア国民党)もまた、この流行に飛び乗り、支持者や共鳴者に対してウェブサイトを掲げている。

サムネイルのイメージ:Patriotic Front(愛国戦線)の大統領選候補者Michael Sataの
選挙キャンペーン用写真