活気に溢れる町コロンビアのメデジンで、Hiperbarrio [es] (Rising Voices主催)をはじめとした、市民メディアの研修と社会参加に関した面白い企画がいくつか進行中だ。El Puente lab [es]はそういった企画の1つで、アートと文化を産み出すプラットフォームだ。彼らの活動の目的は以下の通りだ [es]。
desarrollar proyectos culturales en el ámbito local, creando puentes de comunicación con artistas y expertos a través una infraestructura operativa de cooperación internacional.
Los proyectos que desarrolla el puente_lab responden a necesidades especificas del contexto social donde se realizan, utilizando la creatividad artística como instrumento de activación de dinámicas culturales que inicien, faciliten y/o acompañen procesos de educación, comunicación y transformación urbana y social.
地域レベルでカルチャープロジェクトを企画し、国際的な協力を通してアーティストや専門家とのコミュニケーションの橋渡しをする。El puente_labのプロジェクトは実施する地域社会における特有のニーズを満たす。芸術的創造性を用いて、教育、コミュニケーション、そして都市と社会の変化プロセスを創始し、促進し、もしくはそれらのプロセスを追従させるような、カルチャープロジェクトを実施する。
Proyecto Espacios de Memoria (記憶の空間) [es]は、彼らのプロジェクトの一つだ。「メデジンのモラビア地域の公共空間へのアートの出現。これらのアートは、ここ数年のこの地域の開発、そして都市と社会の変化の重要性をモラビアの住民へ、そして広く人々へ伝える役目を担うのだ。」Nodos de Desarrollo Cultural (文化開発の中心点) [es]もまた、「社会に見放された様な人口過密な地域におけるカルチャースペースの欠如という問題に取り組むこと。さらに、低予算の中でリサイクル素材を使って、公共空間使用の厳しい制約の中でプロジェクトを実施すること」に取り組んでいる。
モラビアは、メデジンの北東に位置する地域で、ラテンアメリカの他の地域と似通った歴史をたどっている。この記事[es] は、以下のように説明する。
70年代から80年代にかけて、(眼で人には)地方都市からの移住者が殺到した。移住者たちは、バス停の横にある大きなゴミ捨て場の上に無計画にバラック小屋を建てていた。後にこの定住地は、「El Morro de Moravia」 (モラビアの丘)と呼ばれるようになった。[…](その後)住民の移住、汚染の浄化、そしてモラビアの丘を公共スペースとして回復させる、といった幾つかの実行フェーズを伴った全面的な介入計画が始まったのだ。
ブログG4Moraviaは、この地域の更なる特徴を以下の様に伝えている[es] 。
Moravia y su área cercana son hogar de miles de familias que surgieron con el crecimiento de Medellín, principalmente con el auge de las grandes empresas manufactureras y de construcción. También ha sido la puerta de otros grupos familiares que llegaron principalmente desde el norte y el Urabá antioqueños, los departamentos de Córdoba y Chocó y que encontraron alternativas de subsistencia en la economía formal e informal de la ciudad. […] Por la manera como se urbanizó, Moravia es un sistema urbano de configuración cerrada, que propicia el “desarrollo hacia adentro” de la vida comunitaria de sus habitantes, presenta una malla urbana laberíntica y poco permeable desde y hacia la ciudad.
主として大規模な製造会社と建設会社の発展によって拡大した、メデジンと運命を共にして来たモラビアとその界隈の地域には、数千もの家族が住んでいる。さらにこの地域は、北部やウラバ地区(コルドバ県とチョコ県)からやってくる家族が最低限度の生活を維持するために、フォーマルもしくはインフォーマルな経済手段を見つけるための玄関口として機能をになってきたのだ。[…]このような発展の経緯から、モラビアは閉ざされた都市体系をなしている。迷路の様な都市の編み目を張り巡らせていて、都会との行き来を難しくしている。これが、地域生活の開発といった'「内向きの開発」に有利に働くのだ。
このような環境の中で、El Puente_labのプロジェクトは産み出されてきたのだ。EL Puente_labのメンバーであるDaniel Urrea [es]は、現在の活動に関してGlobal Voicesにこの様に語っている。
このビデオは4月のものなので、Danielがモラビアの若い女性たちと行っているプロジェクトに関して話している日程は既にほとんどが完了している。ブログMoravia Video Lab [es]は、ワークショップやこれまでの活動に関しての情報やニュースを載せている。このブログの「私たちについて」[es] には、以下のように書かれている。
El proyecto pretende capacitar en video a un grupo de 20 mujeres del barrio Moravia a través de talleres que tendrán lugar entre el 16 de Agosto y la primera semana de Septiembre, liderados por las artistas María Rosa Jijón y Margarita Vázquez Ponte […] Será un proceso en el que chicas entre los 12 y los 17 años aprenderán a registrar y editar video, pero además será un espacio para reflexionar en torno a su rol como mujeres.
このプロジェクトでは、8月16日から9月の一週目にかけてワークショップを行い、モラビア地区の20人の若い女性にビデオ技術の研修をしようとしています。María Rosa Jijón [es]とMargarita Vázquez Ponte [es]の2人のアーティストがこのワークショップを指導します。[…]12歳から17歳までの女性たちがビデオを録画し、編集する方法を学ぶことになります。ですが、それだけでなく、彼女たちが女性の社会的役割について考える機会ともなるでしょう。
Flickerや、Vimeoのビデオチャンネルも設置されている。このビデオチャンネルには、下に掲載されているビデオを含めて既に10個のワークショップの映像がアップロードされている。
最後にもう一つ。ビジュアルアーティストでワークショップの指導者であるMargarita Vázquez Ponteはブログ [es]にメデジンでのワークショップの体験を書き記している。プロジェクトの最終発表時の感想を以下の様にポストしている。
Bueno, ¿qué puedo decir? todo, el taller, la presentación, fue como que un éxito, las chicas eran una mezcla de turbación y orgullo de ver sus trabajos en público y en pantalla grande, creo que fue empoderador para ellas ver cuánto podían hacer en tan poco tiempo. Todas recibieron certificados por su trabajo. ¿Qué nos piden ahora? Están dispuestas a hacer más… lo que es excelente y espero suceda…
なんて言ったらいいんでしょう。全部が、ワークショップが、プレゼンテーションが、成功したんじゃないかと思います。彼女たちは、完成した作品を人前で、大きなスクリーンで公開して、恥ずかしさと誇らしさが入り交じったようでした。こんなに短い時間の中で、これだけのことが出来たということは、彼女たちにとって大きな自信になったと思います。全員が修了証書を受け取りました。次は何をするの? と彼女たちは聞いてきています。もっとやってみたい、と思っているんです。これは、とっても素晴らしいことで、実際にそうできればな、と願っています…..
Global Voiceの記者であるCatalina RestrepoはモラビアでのEl Puente_labのワークショップを支援しており、この記事の編集を手助けしてくれた。
この記事の写真は、CC By-SA2.0のライセンスの元にFlickrユーザーArchivo vivoの写真を使った。
この記事に載せられたビデオの字幕は、Beatriz Arzeの協力のもと作成した。