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GV Lingua 日本語のメンバー 三橋泉さんへのインタビュー

三橋泉さんは2009年上旬からLingua日本語チームに加わり、たくさんの記事を書いています。そして、現在は、鴇田花子さんとエディターの仕事を分担しています。三橋さんはこの9月にはじめて “Japan: a case of an exposed online pseudonym” という英語の記事を執筆し、公開しました。三橋さんは @en_izumi のアカウントで英語でつぶやいています。
このインタビューでは、三橋さんにご自身について話してもらいます。次に、三橋さんがメンバー募集活動の指揮を取り、たくさんのメンバーが集まったことや、その次のステップとして考えていることを説明してもらいました。さらに、日本のインターネットの状況に対して思っていることを伺いました。

グローバル・ボイス(GV):自己紹介をしてください!

三橋 泉(IM):大学の修士課程で数理工学を学んだ後、大手電機メーカーに入り、二年弱勤めました。4月からは大学に入る予定です。人間の認識の世界について研究したいと思っています。

GV:GVに参加したきっかけは何ですか?

IM:9月に大学を出たので、4月の就職まで間がありました。数学の本の翻訳の仕事を紹介してもらったのですが、そのほかにも何かやることを探していました。その時に、アンカテ[訳注:GVに協力してくださっている中島拓さんの有名なブログ]にGVの紹介が載っているのを見つけ、コンセプトが面白そうだと思い応募しました。

GV:GVでどんな役割を担当していますか?

IM:いままでは翻訳ボランティアのトライアル担当[訳注:Lingua日本語は翻訳の質を保証するため、トライアルの段階を設けています]でしたが、その役はほかの人に引き継ぎました。いまは、GV日本語強化の旗振り役、ですかね。
GVのトライアル担当をしていると、GV日本語のシステムの改革案を思いつくのですが、つい最近まで忙しかったため実行に移す時間がありませんでした。いまやっと時間ができたので、ため込んできた改革案を放出しています。

GV:改革案について少し話してもらえますか?

IM:改革案はたくさんあるのですが、大きな括りでは宣伝の方法に関するもの、仕事の分担に関するものの二種類に分かれます。

現在のGV日本語の宣伝には問題があり、そのせいで内容はおもしろいのに多くの人に読んでもらえていないと思っています。
まず、GV日本語の公式サイトは、GVの「マスメディアが取り上げない声を増幅し多くの人に届ける」というコンセプトが伝わりにくい構成になっています。ちょっと読んだだけでは、単なる海外メディアの翻訳のように見えてしまいます。効果的にGVのコンセプトを伝えるには、どうプレゼンすればいいかを考えています。

また、記事自体も日本語圏の読者から「遠い」という問題があります。日本語のネット界を眺めていると、著者の主観を強く前に押し出した、多くの人にとって身近なトピックを扱ったタイプの記事が受けています。GVの記事はその反対で、記事の著者はあくまで中立で、対立した意見がある場合両論併記を心がけています。また、多くの記事が日本から遠い地域のことを扱っています。日本語圏の読者にGVを身近に感じてもらうには、翻訳者が架け橋となりうるのではないかと思っています。

次に仕事の分担についてです。翻訳ボランティアの募集を前に押し出した効果で、人数が急増しました。人数が増えるとマネージメントも難しくなります。どう仕事を分担しいけばよいか、どう認識を共有していけばよいか、GV日本語全体で試行錯誤しているところです。

A recent meetup in Tokyo

GV:GVのどんなところが面白いと思いますか?

IM:GV日本語のメンバーが、GVの記事の翻訳を楽しんでくれているというのが、個人的にはうれしいです。GV日本語では、最近MLを通してチェックを分担するという方式を採用しました。チェック作業よりも翻訳のほうに熱が入りがちで、最初はチェックが遅れ気味だったのですが、そのうちにチェックする人も増え、うまくシステムが回るようになってきました。チェックはMLを通して行っているので、翻訳担当者とチェック担当者の間で交わされる議論をほかのメンバーもみることができます。しだいにチェックの工程自体を楽しむようになってきたようです。

最近、authorとして初めての記事を書きました。どのような反応がかえってくるか楽しみにしています。

GV:少し変な質問をしてもいいですか?たとえば、GV Lingua が宝くじに当たったとしたら、どうするのがいいと思いますか?

IM:GV Linguaの活動自体は、あまりお金と相性がよくないと感じています。特に翻訳する記事の選択や翻訳の量に、お金が関わるべきではないというのが私の意見です。

そのほかの管理系の仕事、たとえばトライアル募集受付、facebookやメールマガジンの管理などをフルタイムでこなしてくれる人がいれば楽ですが、それほどお金がかかる話でもありません。ネット上のメディアとGVを比較研究し、日本においてGVをどう展開していくか考える、ということもやりたいですが、これも労力はかかるもののお金はさして必要ないでしょう。

GVのコンセプトにあうかわかりませんが、ネットに関係することで、お金があったらやりたいことはあります。

日本は物質的には豊かな国です。インターネット接続にお金を払えない境遇の人でも、図書館などに行けば無料でインターネットを使えます。特に、学校や職場で孤立している場合には、インターネットは救いになり得ます。しかし、一方で、炎上や個人情報漏洩も起きやすい、危険な場所でもあります。

ネット上に、あまりネット上で生きていくスキルの無い孤独な人が安全に身を寄せあえる場所を作れれば、多くの人の人生を変えることができるのかもしれないと思っています。トラブルを未然に防ぐシステム作りも重要ですし、トラブルが起きたときの調整役にあたる人も必要です。なかなか難しいですが、実現できれば面白いでしょうね。

三橋さん、どうもありがとうございます!

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