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オーストラリア:国を分裂させる歴史的な新炭素価格法

オーストラリア連邦議会は、2011年11月8日、議論を巻き起こしているクリーンエネルギー法案をついに可決した。この法案によって、2012年7月より、1トンにつき23オーストラリアドルの炭素価格が導入され、3年後の排出権取引制度(キャップアンドトレード制度)につながる。
ピーター・キャンベルのブログ、 blog on the state of the planet では法案可決を祝福している。

これは素晴らしいニュースだ。時間がかかったのは残念だったが、ついに汚染の価格付けや未来のクリーンエネルギーのための主導と動機が与えられたのだ。

ジュリア・ギラード、労働党政府、超党派気候変動委員会(MPCCC)、トニー・ウィンザー、ロバート・オークショット、上院議会の緑の党(特にクリスティーン・ミルンとボブ・ブラウン、そして彼らの顧問たち)、下院議員のアダム・バント、皆よくやってくれた。

すぐに否定的な比喩を述べる反対者もいた。 @marksharma は、極右だと見て、こう述べた。

オーストラリアはもはや民主主義国家ではない。私たちは今、ジュリア・ギラードとヒトラー・ボブ・ブラウンの指揮するナチに「占拠」されているんだ! #auspol #CarbonTAX 8 Nov

炭素税反対派は、 炭素税賛成派 を薬物中毒に例えた記事を掲載し非難をしている。

オーストラリアは私たちの産業に炭素税を導入し始め、気候変動に対して”何かをする”ことで何人かの気分を良くしようとした。コカインのように、それは何人かの気分を良くする。コカインのように、それは政府のための依存性のある収入源である。コカインのように、それは全くもって何も成し遂げることがない。コカインのように、何年か時が経つまで何の痛みも感じない。

他の国々はこのハードドラッグである経済全体への炭素税に対して賢くノーと言った。さあ、オーストラリアよ、楽しむがいい……

議論を巻き起こしているる圧力団体@GalileoMovement は、反対派へのアピールと共にありふれた非難で締めくくった。

無駄だ、無駄だ、無駄だ。11月12日の bit.ly/vSLduV を見てくれ。社会主義中央管理のトレードマークだ。

@ki_sekiya は、野党党首トニー・アボットの支持する直接財政支援と政府の支持する市場本位の排出権取引制度を比較し、こういった空論的非難の矛盾に戸惑いを感じた。

面白いね、自称「資本主義者」たちがアボットの「直接行動」計画を支援して、市場原理を共産主義と呼ぶ。 #auspol 8 Nov

この法案を支援する際、マーク・バンヒッシュはLarvatus Prodeo で政治的な見地を示すのに、客観的な表現を用いた。

党派の関わりを超えて、最終的には政治上の多くの取引があった。そしてこれは疑いなく続いていくであろう。こういったことより、我々が考えなければならないのは、一般生活の不合理な力について「議論」が述べることと、そして影響力のある俳優たちの真の自己利益である。しかし、空前の大議論の中で大きなことの実現がまだ可能である事実から、そして今では現実が非合理主義に打ち勝ち得る事実から、私は少なからぬ希望を見いだしている。

有名な気候変動懐疑論者Jennifer Marohasyは、ブログ記事、オーストラリアは「サブプライム」炭素市場に巻き込まれている? において炭素価格を世界金融危機と結びつけようとした。

炭素購入のためのオークションに加え、国内での二次市場やデリバティブ市場の発展もありそうだ。また、国際温室効果ガス取引制度にも結びつく。
これが意味するところはつまり、国連規格の炭素取引制度の「サブプライム」の一種にまもなくオーストラリアが関わるということなのだろうか?

炭素税支持者のAlex Schlotzerは自身のブログ「My blog for my rants, raves and thoughts!」 にて、野党が静まることを願った。

保守活動ネットワークの気候変動グループが勢いをゆるめ、反炭素価格「運動」絶頂期の過激さにはまったく及ばないことに既にこの徴候がみられます。

自分自身で判断しよう。 ツイッターハッシュタグの#nocarbontax#carbontax の先週の動きは予想されたほど活発でなかった。
しかし、 Catallaxy Files の気候変動活動への強い反対者たちは、その声を抑えようとはしなかった。記事のひとつに、個人に対する炭素価格の影響をオンライン計算する、新ウェブサイトyourcarbonprice.com.au の資金源について疑問を抱いたものがある。

しかし重要な問題は、yourcarbonprice.com.auの作成にCHOICEやACOSS、そして気候変動機関の協力に出資しているのが誰なのか、ということだ。(ACOSSは、例えば太陽光固定価格買取制度といった、温室効果ガス政策のほとんどが桁外れに逆行的だと熟知したうえで、このパッケージを議論しているようである。)

SkepticalScienceで科学者アラン・マーシャルは、勝利のひととき(A Moment to Savor!) を味わってから、次に何がなされるべきかという彼の考えを念押した。

将来のクリーンエネルギー法案と上に示した国々の行動は、全て称賛すべきであるが、もし危機的な気候変動の機会を避けれるのであれば、国際的な努力を重ねる必要がある。コペンハーゲンで、科学者たちは、先進国において25% ~ 40%の排出量減少を求めていた。そして今日までの努力は、その目標をはるかに下回っている。来たるダーバンでのCOP17会議やそれから先、科学者たちは計画を設定する必要があるのだ。

野党党首トニー・アボットが炭素税廃止の「絶対公約 」と明言したことから、この問題は2013年連邦選挙の中心論点になるはずだ。

校正 Taeko Ito

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