半年前(原文記事掲載日2011年11月15日) 、Shaima Jastaniyaは、自分の車を運転してジッダの通りを走っているところを、警察に逮捕された。9月には、Jastaniyaは、運転禁止に異議をとなえた罪で10回の鞭打ち刑の判決を言い渡されたが、数日後、彼女がサウジアラビア国王直々の恩赦を受けたというニュースが広まった。
彼女は、病院にいく必要があったが公共交通機関や個人的な手段がなかったため車を運転したのだと、尋問の際に証言した。48時間のあいだに、サウジアラビアのツイッターユーザーたちは、Jastaniyaが鞭打ち判決を言い渡されたこと、控訴期限は30日であることを確認した。サウジアラビアで車を運転したほかの女性たち、例えばManal Al-Sharif やNajlaa Haririとは違って、Jastaniyaは、自身が運転している様子をビデオで撮影して、インターネット上に流すなどはしていなかったのにだ。
サウジアラビア国民がさらに驚いたのは、Al-Watan新聞社宛に裁判所から実際に送られていた、漏洩した呼出状であった。その呼出状は、Jastaniyaが2ヶ月前に鞭打ち判決を言い渡された、という内容の記事を書いたために、2名の女性ジャーナリストを裁判所に召喚するという内容であった。その2名の女性ジャーナリストとは、Nissrin Najm Al-DinとSamya Al-Essaである。ここに彼女たちが書いた鞭打ちに付いての 記事のリンク を掲示しておく。Jastaniyaの名前は頭二文字で表してある。
ツイッターで、 Saudi Fahad (@Solidus_Fahad) は、このニュースに憤っている。彼はこうつぶやいている。
@Solidus_Fahad運転したってだけで女性が鞭で打たれるなら、彼女が自分の本音を大声出して叫んだら何が起こるか想像できますか?!
@Solidus_Fahad とても進歩的な考えのサウジアラビア女性が、宗教的な名目と、男性支配によって、公衆の面前で鞭で打たれるなんて!しかも運転したからってだけで!
ジッダでは、Noha Aldhahri (@MsNohaAldhahri)が、2名の女性ジャーナリストが召喚されたというニュースについてつぶやいている。彼女はこう書き込んでいる。
@MsNohaAldhahri サウジアラビア(#Saudi)情報局は、2名の記者 Shaima(#Shaima)の鞭打ち(#lashing) の件を報道したとして
(#reporters for covering)訴えている。
自身も今年の9月に裁判にかけられたサウジアラビアの人権活動家Waleed Abu Alkhair(@abualkhair)は、漏洩した2名の記者の呼出状を公開した。
@abualkhair サウジアラビア(#Saudi)情報局が2名の記者をShaima(#Shaima)の鞭打ちの記事を報道したと訴えている書類 http://twitpic.com/7dzqgi
リヤドでは、 (@Anwaar33) がサウジアラビアは制度が腐敗している、と批判している[ar]。
サウジアラビア系アメリカ人である(@Ana3rabeya) は、2ヶ月前に、Shaimaの鞭打ちが取りやめになったとつぶやいたAmira Al-Taweel妃(Waleed Bin Talal王子夫人)について触れた。
@Ana3rabeya 架空の真実追及者: 「#Shaima鞭打ち判決に対する王室の恩赦は有ったのか無かったのか」 Ameerah Al-Taweel:*Crickets*
ブロガーのMajed Al-Enizi (@QMajed) は、サウジアラビアの慣習について批判している[ar]。
Hala Khalaf (@tbaish) も改革を望んでいる。彼女はこう書いている[ar]。
アラブ首長国連邦ドバイ在住の女性ツイッターユーザーFarah Al Ibrahim (@farah_alibrahim)は、 こう書き込んでいる[ar]。
ツイッターユーザーの中には(大半がペンネームでのつぶやきであるが)、法を犯したものは誰であれ罰を受けるべきという考えを支持する者もいる。また、この機会に乗じて自由主義者や王国内での再編を求める人たちのことを強く非難している者もいる。このツイッターユーザーは、女性運動家に対する差別という手を使っている[ar]。
Abdullatif Mohammad (@AboLa6eef)は、Jastaniyaを擁護するつぶやきに不満をがあり、Jastaniyaは罰を受けるに値すると述べている[ar]。
さらに彼はこう付け加えている。