記事 from 1月, 2012
ブラジル:国民人口大多数が黒人もしくは混血 – 国勢調査で「明らか」に
人口の過半数が、黒人もしくは混血だということを人口国勢調査は明らかにした。ブラジル史上初めてのことである。Black Awareness Day (黒人のための日)の前夜に発表されたこの調査結果は、ブラジルの黒人が置かれている状況に懸念を生じさせる。
ガイアナ:警察VS抗議デモ
ガイアナで先日総選挙が行われ、ガイアナ政府を率いる新大統領が就任した。しかし、与党の人民進歩党(PPP、主にインド系ガイアナ人が支持)は、第1党の座は守ったものの、この20年弱の間で初めて議席数が過半数を割った。選挙結果が明らかになるのが遅れたことから、国民の間には緊迫したムードが流れた。突如として暴行が起きたのは、すでに新大統領が就任宣誓を終えた後だった。少数のブロガーが、警察が野党の支持者と衝突したこの事件に関し議論を重ねている。
イラン: クラスメートはどこへ行ったの?
イランの大学に見られる空席の数々は、今や居なくなってしまった学生たちのものだった。先導的な抗議団体であるTahkim Vahdatは今年、イランの学生の日である12月7日に「空席キャンペーン」を世界中に呼びかけ、教育を受けたいという願いが叶わなかった被害者たちに思いを馳せた。
サウジアラビア:女性ドライバーへの10回の鞭打ちの判決に激しい怒り
半年前にジッダで車を運転し逮捕されたサウジアラビアの女性Shaima Jastaniyaが、鞭打ち10回の刑を宣告されている。そして、これを報道した2人の女性ジャーナリストは裁判所への出頭を召喚されている。
シンガポール:野良犬を保護するため、動物好き団結
政府が、Punggolの野良犬の捕獲・必要に応じた処分に乗り出したことに対して、シンガポールの動物愛護家たちが団結。野良犬たちの命を救おうと活動している。
スラットウォークシンガポールへの反響
スラットウォークシンガポールを支持する何百人という人々が集会を行い、サイバースペース上で活発な議論が行われている。ネットユーザーはツイッター上のハッシュタグ #slutwalksg を用い、運動の進行を追いかけている。
フランス:1961年パリで起きたアルジェリア人虐殺の政府公認を要求
パリで行われたアルジェリア人の平和的デモ流血の弾圧から50年、フランス政府は、未だ自らの責任を認めることを苦慮している。今年の記念年、1961年の虐殺に対する政府公認を要求する動きが高まってきている。
ベネズエラ:反政府主義者のTwitterアカウントがハッキングされる
ここ数ヶ月に渡り、ハッカーらがベネズエラのウゴ・チャベス大統領を公然と批判するTwitterアカウントの乗っ取りを行なっている。ネチズンは政府を批判する事で知られている特定のTwitterユーザーらが突如としてチャベス大統領をへの熱い支持を告白したりする様子に気づいていた。
中国:米国の「太平洋の世紀」着手にナショナリズムが反応
米国のアジア太平洋地域における立ち位置に関する言動が、その素早さに比例するように、中国の国家主義者の感情を急速に高めている。それらは、やや評価の低いオンラインコミュニティから、中国国内で最大の規模を誇るブログポータルサイトのいたるところで目にすることができる。