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マラウイ:Muza Gondwe:マラウイのサイエンス・ブロガー

「科学を敬遠する人はとても多いのです」と話すのは、マラウイでは珍しい女性サイエンス・ブロガーのMuza Gondweだ。Muzaはオーストラリアのパースからブログを発信している。現在、西オーストラリア大学の博士課程で科学と文化をテーマにした研究をしている。対象は、マラウイとオーストラリアの先住民や様々な文化を持つ生徒の集まる学校のグループだ。

マラウイでは、日常生活の中で科学について考える人があまりいないのは本当か。どうしてサイエンス・ブログを始めたのか。MuzaのブログAfrisciheroesについてインタビューをした。

Q: どんなきっかけでAfrisciheroesを始めたのですか?

2009年10月、ケンブリッジ大学のCenter of African Studies における6ヶ月間のPublic Understanding of Science in Africaのフェローシップの一環で、英国を訪問しました。2つのプロジェクトに参加することに決めていました。1つは、アフリカン・サイエンス・ヒーローです。いくつもの困難を乗り越え、科学に多大な貢献をしてきたアフリカ人について資料をまとめ、映画や物語、ポスターで紹介するプロジェクトです。もう1つは、サイエンス・エンゲージメント・ツーリズムと私は呼んでいますが、Naked Scientistsや科学博物館のように科学の普及に取り組む企業を訪ね、どのように発展、資金調達してきたのか、どのように科学の普及プログラムを評価しているのかなどを学び、マラウイにおける科学を伝えるプログラムの発展に活かすためのプロジェクトです。アフリカン・サイエンス・ヒーローとサイエンス・エンゲージメント・ツーリズムの両方で得た情報をブログで共有出来たら素晴らしいと思いAfrisciheroesを始めました。フェローシップを終えた今は、アフリカの様々な科学に関する課題を話題にブログを書いています。

マラウイのブロガー Muza Gondwe

 

Q: マラウイの人々にとって、特に参考になるのはどんな点でしょうか?

ブログを通じ、マラウイの人々にも他国の読者にも、科学の素晴らしさを知って欲しいです。科学を敬遠する人はとても多いのです。科学というものを学校で先生から教わったような難しいことだと考えているのです。マラウイでは、日常生活の中で科学について考える人があまりいません。実際は、積極的に楽しく科学に向き合い日常生活に取り込むことが出来るはずです。例えばブログで取り上げたように、変圧器の油をつかってchiwaya(訳注:簡易ストーブ)でフライドポテトを調理するような具合です。

Q: どんな成功例をシェアしたいですか?

Frederick Msiskaの例です。かつてブログで、素晴らしい創造力を持つ農夫の話題を記事にし、彼のインタビューを動画で投稿しました。その動画がFrance24で取り上げられ、Fredに注目したイタリアの新聞社や企業から私に連絡がありました。Fredは、Terra Madre conference 2010に参加するためにイタリアへ招かれたのです。Fredの才能が認められて心から喜んでいます。

Q: 成功を妨げる一番大きな障害は何ですか?どのように障害を乗り越えますか?

Fredのような人々への取材をもっと増やしたいです。自分はマラウイに住んでいないのに、マラウイの出来ごとをブログで紹介するのは気がひけます。もっと多くの時間をマラウイやアフリカで、科学分野で活躍する人々の撮影や、執筆活動にあてたいです。マラウイに滞在している間は、なるべくインタビューに費やそうとしています。一方、博士号を得ることが出来れば、アフリカの若者達への助言や模範となるよう、アフリカン・サイエンス・ヒーローを広く紹介出来るとも考えています。

Q: ブログの中でどんな記事に注目していますか?

ブログでは科学全般を、特にアフリカに関する科学を話題にしています。ファンタに関する実験記事はお薦めの1つです。

Q: ブログでは独特な話題、特にアフリカとマラウイに関する珍しい話題を扱っていますね。何が原動力になっていますか?

人々に科学に関心を持って向き合ってもらいたいです。そうすれば、科学の大切さ、奥深さ、面白さを知ってもらえるでしょう。科学は、世界中の課題を解決してきました(残念ながら、問題の原因にもなっていますが)。アフリカの指導者達は科学技術への投資について常に議論していますが、会議上のリップ・サービスでしかなく、何も実現していません。真剣に科学技術の向上と継続的発展を目指すなら、全く新しい方法を採り入れる必要があります。ブログは、子供から大人まで、マラウイやアフリカの人々を巻き込み、科学技術の向上発展への支持をより多く得るため、より多くの人に科学に興味をもってもらうための私なりの手段です。

Q: このプロジェクトが、国としてのマラウイにどのように影響していると思いますか?

実際にFredは、William Kamkwambaらと共にマラウイの革新を目指す大使になりました。

Q: ウェブサイトから発信した情報が、オフラインではどのように影響していると思いますか?

ブログを読んだ人々が記事の内容を仲間内で話題にすることで、会話がはじまり、情報が拡散します。より多くの人々が話題にし、科学と向き合えば、更に多くの人々に情報が伝わり、興味を持つ人が増えます。ブログに掲載したポスターが学生のために役立っているというコメントをしてくれる人もいます。

Q: 1週間に何時間くらい、個人的なプロジェクトに費やしていますか?

充分な時間を費やしているとはいえません。その時々です。オンライン・メディアのコンサルタントをしている友人には、もっとたくさんの記事を投稿したほうがいいと言われています。今までブログを仕事ではなく楽しみと捉えていました。日々の作業や博士課程の研究の中に、ブログのための調査を取り込む良い方法を見つける必要があります。

Q: どのようなタスクに最も時間を費やしていますか?

調査です。信頼性が高い最新の情報をもとに記事を書き、最良の情報ソースへリンクしたいと思っています。そのための調査には時間をかけます。

Q: Afrisciheroesのどういうところをユニークだと感じていますか?

私が、アフリカの人々に向けて科学に関するブログを発信しているおそらく唯一のマラウイ人だという点です。

Q: どんなメディアにコンテンツを再掲載していますか?

Nyasa Timesにいくつかの記事を再掲載しています。地元の新聞The Nationにも発表しています。

Muza Gondweは、British Medical Journalにブログを、YouTubeにはアフリカン・サイエンス・ヒーローに関するビデオ・クリップも投稿しています(訳注:現在休止中)。

校正 Mari Wakimoto

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