島全体から何百もの人々がプエルトリコの首都サンフアンで2012年2月19日(日)に行われた「全国デモ:プエルトリコはパイプラインに断固反対する」に参加した。デモ参加者はいわゆる「グリーンウェイ」― Luis Fortuño 知事陣営が提案した島の南岸より中央の山岳地帯を通り北岸のサンフアンまで天然ガスを運ぶ92マイルのチューブを建設する計画―に対する抗議運動として国会議事堂(議会)から知事公邸(ラ・フォルタレサ)まで行進した。
デモ行進は Adjuntas を活動拠点とする Casa Pueblo [en] というコミュニティ組織によって開催。カサ・プエブロはこれまでいわゆる「グリーンウェイ」を中止させる試みをリードしてきた。環境問題専門家達はそのプロジェクトが進んだ場合、パイプライン上の帯水層や熱帯雨林に悪影響を及ぼし、島の生態環境に修復不可能なダメージを与えるだろうと主張している。また、パイプライン建設に反対している草の根団体や人々はそれを「死のパイプライン」と呼んでいる。
フォトジャーナリストの Ricardo Alcaraz は撮影してきたデモの写真の一部を使わせてくれた。全ての写真は彼の許可を得て公開。