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ビデオ:日本の震災後のサーファー、漁師、放射線

カテゴリー: 東アジア, 日本, デジタル・アクティビズム, 健康, 写真, 市民メディア, 意見, 旅行, 映画, 災害, 環境, 科学, 芸術・文化, 難民, 食

このポストはグローバル・ボイス 2011年東日本大震災特集 [1]の一部です。

ジャーナリストのリサ・カタヤマと映画製作者のジェイソン・ウィッシュナウは、震災後の日本で放射線に対処している人々の生活を記録している。We Are All Radioactive [2] (「僕らはみんな放射能」)は、半分を2011年3月の地震と津波の後メルトダウンした福島発電所周辺で彼ら自身が撮影したもの、もう半分を防水デジタルカメラを手渡された住民によって撮影された映像で構成されている。これにより、彼らは震災を生き延び放射線に対処している彼ら自身の物語を伝えることができた。その物語は The Laughing Squid [3] を通じて公開されている。

http://youtu.be/CMM0lOMOdks [4]

2011年3月11日、 東北地方太平洋岸沖でマグニチュード9.0の地震が日本を襲った [5]。この、これまでに日本を襲ったと記録される地震の中でもっとも強い地震と、それに続く最高40.5メートルの津波が国の沿岸地域の大部分を破壊し、福島第一発電所の原子炉をメルトダウンさせ海水を含む隣接する区域に放射線を浴びせている。

多くの地域は再建され、転居する人々もいるが、震災以前の生活に戻るのに苦労している人もいる。サーファーのように海の中で生きる人々、または漁師のように海で生きる人々にとって、彼らの生活が放射線によってどのように変わるのかを理解することが、彼らの継続的な幸福の鍵となりうる。

オンライン資金調達プラットフォームIndieGoGo [6] を通して、We Are All Radioactive はウェブシリーズに別のエピソードを公開するための資金を集めを続けている。四部構成の全エピソードが完了するまでにも、一つのエピソードに十分な資金が得られれば、すぐに彼らのサイトを通して公開される。彼らが キャンペーンを開始 [7]して以来最初のエピソードが公開され、3月11日の震災一周年目に彼らはウェブサイトを立ち上げた。3月21日には彼らのサイトでシリーズ第二話が公開された。

資金調達サイトの宣伝文 [6] より

We Are All Radioactiveはテクノロジー、エンターテイメント、そして確固とした調査報道を結集し、放射線に関する基本的な疑問や、政治的、社会的な災害対策の複雑さについて答えている。

映像では、Architecture for Humanity、Greenpeace、Surfrider Foundation、そしてSafecastの仕事についても紹介している。それぞれが震災後の再建、人権や環境保護、水の安全性、そして放射線の監視に打ち込んでいる国際的非営利団体である。

http://youtu.be/IkEONddlpmU [7]

シリーズ最初のエピソード [8] で我々は、日本を訪れ仙台に移住することを決意したアメリカ人サーファー、オータムに出会う。震災後、彼女は地元のサーファーや漁師と協力しあい、ビーチやコミュニティでの取り組みを通してどのように生活を立て直していくかを模索している。

http://youtu.be/11vi3ktTr7g [8]

クラウドファンディングの努力がどのように現れているかや、新作についての最新情報は We Are All Radioactive [9]のフェイスブックページにて確認できる。映像とウェブサイトは日本語と英語で表記されていて、日本の核エネルギーの歴史の概略の年表や、シリーズに登場する 4人の人物 [2]を知るためのリンクが含まれている。 エピソード1に登場したオータム、サーファーのコンノ、彼のまだ生まれていない子供の命を含め、そのコミュニティにおける放射線の影響を理解しようとしている人道主義者のカサハラ、そして危険を伴う試みで災害の衝撃を探るアーティスト集団である。

Boat launching ceremony image from We Are All Radioactive Sneak Peek on Facebook Page [9]

ボート進水式の写真 We Are All Radioactive Sneak Peek フェイスブックページより

このポストはグローバル・ボイス 2011年東日本大震災特集 [1]の一部です。

校正 Ayumi Nakajima