2012年3月30日正午ごろ、メキシコ南部と中心部を地震が 襲った。その地震は、オアハカ 州、ゲレーロ州, モレロス州、メキシコシティでもっとも激しく感じられた。
Mexican National Seismological Service (@SimsologicoMx) [es] ]によると、この地震の特徴は次のとおりである。
SISMO 7.8 Richter 29 km al SUR de OMETEPEC, GRO 20/03/12 12:02:50 Lat 16.42 Lon -98.36 Pf 15 km
地震 マグニチュード7.8 ゲレーロ州オメテペクの南29km 03/20/12 12:02:50 震源の北緯16.42度、西経98.36度、深さ15km
地震が多い地域であるとはいえ、これほど強烈なものを経験していない人々は苦痛を強いられることとなった。メキシコシティのいくつかの場所では、市民はパニックに陥ったり、オフィスに戻るのを路上で待つこととなった。停電があったいくつかの近隣地域では、人々が家族への連絡、状況報告のため、その場でインターネットを使い始めた。
例えば、Jazmin Fajardo (@jazminfajardo) [es]は、このように言った。
En la condesa [barrio al centro de la ciudad de méxico] todos afuera de los edificios polvo y olor a gas
La Condesa (メキシコシティのダウンタウンに近い場所)では、皆が建物の外に出ていて、埃とガスが匂う。
Nayeli Roldán (@nayaroldan) [es] は、メキシコ首都のソカロ広場(メキシコシティの中心部にある広場)に避難者が居ることを知らせた。
La gente desalojando los edificios cercanos al Zócalo
ソカロ広場の近くでは、人々がビルを空にして抜け出している。
RankiaoRecordsHD は、次のような地震のビデオをYouTubeに公開した。
http://www.youtube.com/watch?v=XXBJl5HbY38&feature=related
Juliana Rincón はさらに多くの一般市民が撮影した地震のビデオを集め、グローバルボイスに投稿 している。
パニックの最中、大手スーパーチェーン、ウォルマートメキシコはツイッター上(@WalmartComMx)で次のように発言した。
Ahora sí, pusimos a temblar a las otras tiendas con nuestros precios
このことだ、うちの値段が他店を震えさせたというのは
同社はこのツイートを削除したが、Gavo Ayala (@gavowonka) [es] がそのスクリーンショットを公開した。
@WalmartComMx Borra su tweet pero aqui el print de pantalla
#tembor#temblorDF#temblorMexico http://twitpic.com/8z1f55
@WalmartComMx がツイートを削除したけど、ここにスクリーンショットがある。#tembor #temblorDF #temblorMexico http://twitpic.com/8z1f55
このツイートに憤慨したツイッターたちはハッシュタグ #OfertasWalmart(ウォルマートセールス)を通して強く避難した。
メキシコ南部のオアハカ州では、 25の自治体が被害に遭い、 [es], ゲレーロ州では 住宅800棟 [es] が倒壊。 一方、モレロス州でも 教会 [es] が激しく破壊された。
メキシコシティではこれらの被害や電力停止にも関わらず、震災の被害は最小限度に食い止められた。1985年9月19日の悲惨な地震の経験から、国の地震への対応策改善のため、いくつもの真剣な取り組みがなされていたのだ。この記事の発行時点では犠牲者の報告はなく、その努力は報われたと見える。