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イラン:政治犯のための、怒れるグラフィティアート週間

カテゴリー: 中東・北アフリカ, イラン, デジタル・アクティビズム, 人権, 市民メディア, 芸術・文化

2012年4月1日から7日、FacebookグループMad Graffiti Week Iran [1]はみなに、イランの政治犯に敬意を表し、ステンシル(訳注:ここでは型と好みの染料で絵を描くもの)をしようと呼びかけた。

人々はシャツや建物の塀、家や服にステンシルで絵を描いた。 [2]

その試みは、現軍事政権に抗議したなか多数のフォロワーを惹きつけたエジプトの“Mad Graffiti Week” [3]に触発され、後押しを受けたものだった。

ヴァーチャルな世界を現実へ。

これは、実際にステンシルの作り方や使い方をステップバイステップで説明するYoutube動画でのガイドである。

Mad Graffiti Weekが共有したFacebookのフォトアルバム [4]には世界中でみなが新たな取り組みをどんな風に支持したかを表す、数枚の写真がある。

アムステルダム

Mad Graffiti Week for Iran in Amsterdam [4]

カリフォルニア州オークランド

 

A Free Bahareh stencil during Mad Graffiti Week Iran

ワシントンDC
Mad Graffiti Week for Iran in Washington DC [4]

イランの政治犯の声を代弁するグラフィティアートは、オランダ、ニュージーランド、スウェーデン、エジプト、アメリカの都市や、それ以外の遠く離れた地域でも姿を現した。そしてそれは、私たちがオンライン上で見慣れるようになってしまった政治犯の顔を、現実世界に届けるものだった。

校正Ayako Yamakami [5]