グアテマラに本拠地を置くMaya Pedalは、中古自転車の新しい使い道を研究している団体である。修復可能な自転車は、グアテマラの道々で安価な交通機関として生まれ変わり、自転車としての役目を果たさないものは、水を汲み上げる、トウモロコシをすりつぶす、(材料を)かき混ぜる、ナッツの皮を除く、屋根瓦を作る、などの市民の日常仕事を手助けする機械へと変身する。
Central American PoliticsやEarth911のウェブサイトにも取り上げられているようにMayaPedalの目的は、電気や燃料が要らない道具をコミュニティーに提供することである。下記に続くビデオ(英語サブタイトル)では、数種類の機械と、そのプロジェクトに関わった人々を紹介している。
下記はMaya Pedalのウェブサイトより引用。
ペダル動力は、数えきれないほどの動力源に応用できる。ペダル動力は、(ともすれば利用ができないかもしれない)電気が必要な作業、もしくは(はるかに労力のかかる)手作業を必要とする数えきれない仕事に応用できる。Bicimaquinasは、簡単で、使うのも結構面白い。またBicimaquinasは各地域で入手可能な材料で作られており、人々のニーズに合わせて簡単に適合できる。また、値上がりする電力を気にする必要もなく、どこでも使用することができる。さらに、管理は簡単で、環境汚染もゼロ、むしろ有益なエクササイズにさえなる。Maya Pedalでは、水汲み上げポンプや、すりつぶし機、脱穀機、タイル生成機、皮むき器、ブレンダ―(石鹸やシャンプー、または食料品向け)、三輪車、トレーラーなど、様々なものを作っている。
同様に、Maya Pedalは、人々が各自でオリジナルのbicimaquinas(ペダル動力式自転車マシーンの意)を作れるよう、特に人気のあったデザインについては、取扱方法や製作計画の情報を提供している。
あるコミュニティーで活用されている数種類のペダル動力マシーンは、下記のビデオシリーズで閲覧できる。このビデオシリーズでは、Maya Pedalの2003年の一場面を紹介しており、農家の人々の必要に合わせ、ペダル動力マシーンを設計する過程から、コミュニティーミーティングで、ペダル動力マシーンを紹介し、人々が使用法を学ぶ様子、さらには遠隔地で使用する場合に必要なペダル動力マシーンの製造・修理の方法を人々に教えている様子を閲覧することができる。
http://www.youtube.com/watch?v=nrqbtUKpSjo
http://www.youtube.com/watch?v=-Uzr1TY5bMY
http://www.youtube.com/watch?v=mtyNFs2aFxA
校正:Yukari Sugimoto