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ボリビア:アイマラ語の先生たち向けWeb 2.0ワークショップ

カテゴリー: ラテンアメリカ, ボリビア, テクノロジー, 市民メディア, 教育

2012年5月2日と3日、ボリビアのオルロ県でWeb 2.0ワークショップが開催された。このワークショップは、教育省 [es] [1]Jaqi Aru [ay] [2]プロジェクトによって企画された。Jaqi Aruプロジェクトは、ボリビアのエル・アルト市の言語学者グループで、インターネット上でのアイマラ語使用を推進している。グローバル・ボイス・アイマラのボランティアの多くもJaqi Aruメンバーだ。このワークショップの対象者は、教員養成大学(スペイン語の略称はESFM)の教員。そして、ワークショップの目的は、教員や学生により多くのアイマラ語のデジタル・コンテンツを作成してもらうことだ。

プログラムによると、ワークショップは次のようなスケジュールで行われた。

ワークショップは5月3日(木) 9:30 に会議室でスタートし、Jaqi Aruプロジェクトのファシリテーターがオープニングの発表をした。

プレゼンテーションに続き、Mario Duran Chuquimia [es] [3]が、Web 2.0とウィキペディアについて講演をした。午後には、ハンズオンのワークショップがコンピュータ室で開催された。そこでは、インターネットに接続されたコンピュータが、一人一台使えるようになっていた。

Martin Canaviriは、Facebookの利用に焦点を当てたソーシャル・ネットワーキング・サイトについてのワークショップを行った。また、Ruben Hilare [ay] [4]は、Twitter経験を紹介した。最後に、Victor Paco Montevilla [ay] [5]は、写真共有サイトFlickrの利用についてのプレゼンテーションをした。

Mario R. Duranによる写真。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下、利用

5月4日金曜日、Elias Quispe [6]はWordPressによるブログについて話し、Edwin Quispe [ay] [7]は、Skypeを紹介した。Hilareは、アイマラ語版ウィキペディア [8]の利用方法を紹介した。

最後に会議室で簡単な評価をして、ワークショップはしめくくられた。参加した教員たちは、今回のワークショップとトレーニングを企画・実施したJaqi Aruプロジェクトと教育省に対し、感謝の言葉を述べた。多くの参加者は、新しいテクノロジーを使って、コンテンツを作るモチベーションが湧いたと言った。

ラ・パス県のマリスカル・アンドレス・デ・サンタ・クルス・カラウマナ教員養成学校の教員、René Chura Quispeは、こう言った。

…los conocimientos tecnológicos debemos experimentar, las herramientas son muy importantes…

こういうテクノロジーについての知識は実践してみないといけない。今回のツールはすごく重要だ。

アントニオ・ホセ・デ・スクレ教員養成学校の教員、Antonio José de Sucreは、こう述べた。

Un trabajo conjunto esa motivación hacia nuestros estudiantes, es poder hacer el uso de plataforma; no solamente en idioma Aymara, sino también en idioma castellano.

このような他の組織の協力と、我々の学生に対するモチベーションと組み合わせれば、市民メディアをプラットフォームとして利用する一助になるだろう。アイマラ語だけではなくて、スペイン語でも。

オルロ県のカラコージョ教員養成学校のCristinaは言った。

…que no sea este único taller sino que haya más talleres sobre el manejo de herramientas digitales; difundamos nuestra idioma Aymara en Internet como idioma Ingles.

今回のワークショップが最初で最後ではないことを祈るわ。もっとデジタル・ツール利用に関するワークショップをしてほしい。英語のように、インターネットで私たちの言葉アイマラ語を広めたいわ。

本ワークショップで学んだバーチャル・プラットフォームを使って、新しいコンテンツを作成し、広めるのだという決意を教員たちは示した。

Jaqi Aruは、イベントの様子のビデオ付でこのワークショップについてのブログ記事[ay] [9]を公開した。

校正Takashi Ota [10]