この記事は 2012年ロンドン五輪特集 の一環です。
25歳の若きマラソンランナー、アウグスト・ソアレスは底抜けの明るさと忍耐力で、オリンピック男子マラソンを応援する沿道の観客のハートをわしづかみにした。4年前の北京オリンピックにも参加していたが途中棄権に終わってしまったため、今回の目標は完走することであった。
レースの間、もっぱら最後尾を走っていたが、楽しそうに走る彼の姿はなぜか2012年ロンドンオリンピックの終わりにふさわしいもののように見えた。(彼は2時間45分09秒のタイムで、最後から2番目にゴールしている。)
アニー・マーチンはTwitterでこう述べている。
オリンピックのマラソン最高。モニュメント(訳注:ロンドンの地名の1つ)のあたりで旗を振ってるんだけど、集団から取り残された東ティモールの選手が、すっごい満面の笑みで走ってるのがいい!
クリス・スピレインはTwitterでこう述べている。
僕のお気に入りのオリンピック選手、東ティモールのソアレスが男子マラソンで最後にゴール(訳注:実際は最後から2番目)したよ。これこそ本物のオリンピック精神だね。http://yfrog.com/obrxpmjj
Marwat86は最終ラップにさしかかったソアレスの応援シーンを撮影し、Youtubeにアップ している。
国連の職員が、オリンピックが始まるたった2か月前にトレーニングを始めたばかりのソアレスとチームメイトのフベンティナ・ナポレアオをインタビューしている。
ソアレスはブロガーのセルソ・オリベイラのインタビューを受け、最大のモチベーションは何かという問いにこう述べている。
liu husi partisipasaun Timor nian bele mos fo’o hanoin hikas fali ba maluk Timor oan sira nebe namkari lemo lemo iha ema rain katak Timor liberdade ona no moris iha dame nia laran.
ティモールの若者たちの見本となり、歴史の新しいこの国でスポーツを発展させていきたいと、ソアレスは述べている。
Maibe, hau labele halo buat ida se wainhira hau mesak, tamba bat hotu fila fali ba ema bo’ot sira. Hau bele dehan hau hari'i klubu ida atleta barak, maibe eventu la iha sa ida mak akontese, atleta sira treino ka sira ba fali sira nia fatin. Ne’e ita atu dezenvolve desporto?
ソアレスは首都の南にある山村、バリバール村の学校に通う少年であった。その時、自分がどのようにしてオリンピックのティモール人アスリート、アギダ・アマラルにスカウトされたのかを語っている。
Diak. Hau konhese desportu halai ne'e primeiro liu husi mana ida naran Aguida Fatima Amaral. Iha momentu ne’e, hau sei eskola iha foho i sei hela ho pai i mae. Depois loron ida mana ne’e to’o ba iha ami nia eskola atu registu ema atu tama iha mana nia klubu naran SLB. […] Hafoin ami treino iha neba mana ne’e hare ami nebe mak halai diak oitoan entaun foti ami tun mai hela no treino iha dili.
この記事は 2012年ロンドン五輪特集 の一環です。
1 コメント
この記事を選んだ理由は?
『とても興味があったのですが、賞味期限のある記事なので急いで訳してみました。』
-- 翻訳者(2012/8/19)