プロスコヴィア・アレンゴット・オロマイトはウスク選挙区にて11,059票を獲得、わずか19歳でアフリカ最年少の議員になった。この発言力のある若い女性が、今年なくなったその父親で国会議員の後を継いだのだ。
アレンゴットはヨウェリ・ムセベニ大統領率いる国民抵抗運動に所属。対立候補にはチャールズ・オジョク・オレン(5,329票)、FDC(民主改革フォーラム)のチャールズ・オクレ(2,725票)、UPC(ウガンダ人民会議)のセシリア・アニャコイト(554票)などが名を連ねた。
多くのひとが彼女を祝福する一方で、若さや経験の少なさから任期満了まで持たないのではないか、という指摘があがっている。アフリカでは変化が始まろうとしている、年をとりすぎた指導者たちを追い出して若い世代がアフリカ大陸を前進させる時代が到来した、そう確信するひとびともいる。
アレンゴット議員の地元は、衛生的な水と電気の不足、整備が進まない道路事情など多くの課題を抱えている。当面、ウスクのひとびとは、この19歳の議員に望みを託したのだ。彼女がこの地域を代表し、開発をすすめる立場となれればと。
Google map アレンゴット議員の選挙区:
市民メディアからのコメントを以下紹介する。
若い女性が変化をもたらす!19歳のプロスコヴィア・アレンゴット・オロマイトがウガンダ議会に選出 http://fb.me/28DoJ2IUr
ジョイ・ドリーン・ビイラ(訳注:ニュースキャスター)は、誰かアロマイト(訳注:アレンゴット・オロマイト)に議員としての心得を教えてやって欲しい、という。
@JoyDoreenBiira :アレンゴット・オロマイト、19歳、ウガンダの国会議員となった。たいへん結構。でも彼女が知らなくてはならない基本的なことを誰か家庭教師してあげられるかしら。
彼女が選出されたのはよいことだし、これが民主主義のあるべき姿だと、アガムバギェ・フランクはNew Vision(訳注:ウガンダ全国紙)のウェブ上で指摘する。
だから民主主義はいい、皆彼女に投票した。
lakodoはアロマイト議員に、ボーイフレンドを捨てるなと諭す。彼女はもっと金持ちになったし、リッチなボーイフレンドをゲットする機会にも恵まれるだろうけども。
プロッシー議員(訳注:議員愛称)、おたくのカワイイ19歳のボーイフレンドを忘れなさんな、チャパティーを買ってくれたり、何くれと助けてもらっただろ。それとMoses Aliみたく、いびきで議事堂を屋根ごとふっ飛ばしそうな議員のこともそんなに怖がらなくてもいいかもよ。
全国紙Daily Monitor記事に対して、nkuutuはこう諭す。議席をいつ何時失うかもしれず、そうなったら職探しをせねばならないだろうから勉学に勤しめ、と。
議員へのアドバイスはこれだけ。くよくよするな、今このときが人生で最も輝かしい瞬間かもしれない。次の選挙のことなんて、誰にも分からないさ。日々の勤めを、そう、勉学をおろそかにしないこと。“元議員でも資格なし”なんていう履歴書で仕事にはありつけないよ。誰でも議員になれるだろうけど、誰しもが教育を受けているわけじゃない。ともあれオメデトウ!!
プロスコヴィア議員への過剰なアドバイスはいらない。彼女を子ども扱いするけど、もう19歳の大人なのだから。生まれ育った環境で習得しているというのに、どうして男どもはこぞって彼女の保護者面をするのだろう?この若い女性をほっといてやって、自分自身で真剣に考えさせてみようじゃないか。まったくもって船頭多くして船、山に上る、という状態だ。プロスコヴィア議員はミシェル・オバマ米大統領夫人に通じる風格を持っている。背が高く、アスリートのようなプロポーション、美しく、自信に満ちている。ミシェル夫人はアメリカ史上初の黒人ファーストレディーだが、ホワイトハウスで初の黒人ファーストレディーがどうすべきか、なんて必要以上のアドバイスはいらなかったじゃないか。プロスコヴィア議員、おめでとう!
プロスコヴィア・アレンゴットは2012年9月20日(木)に就任。彼女はアフリカ大陸で最年少、かつ初の十代女性議員。