See all those languages up there? We translate Global Voices stories to make the world's citizen media available to everyone.

 江南スタイルから拘置されたツイッターまで:韓国の2012年

北朝鮮のリーダー交代から世界中に広がった江南スタイルまで、そして12月の大統領選挙。韓国にとって2012年は激動の1年だった。以下にはソーシャルメディアで最も話題となった韓国の7つのイシューを紹介する。

1. PSYの江南スタイル

韓国のラッパ、PSYの江南スタイル動画はまさにウイルスのようなものだった。7月中旬から始まって世界中のオンライン空間を支配し続けていた。最近、この動画はユーチューブで再生回数10億回を達成した初の動画[en]となり、PSYに途轍もない名声をもたらし、また世界諸国で様々なミームとパロディが作られた。

 

更に「予想せぬPSYの成功への韓国人の反応[en]」、「世界の『江南スタイル』パロディ・トップ10」、「江南から触発された活動家の動画[en]」を読む。

2. 北朝鮮の人工衛星打ち上げと金正恩

北朝鮮の独裁者、金正日が2012年12月の心臓発作で亡くなったとされる中、若き後継者である金正恩 が隠遁の王国、北朝鮮の次期指導者として指名された。金正恩は父の軍事支配体制と瀬戸際政策をこの1年間維持しており、12月に1回、4月初旬に1回人工衛星の打ち上げを試した。人工衛星の打ち上げは、すでに緊張状態にある東アジア地域の関係ををさらに悪化させるものであり、また自国民の飢餓を無視する行為でもあると国際的に批判された。

North Korean Soldier at DMZ

非武装地帯の北朝鮮軍人(パブリックドメイン)

多くの報道機関が12月の打ち上げが成功的であった[en]と主張する中、ブロガーたちはそれぞれの分析を行った。ある北朝鮮の有名な技術ブロガーは、人工衛星はどのように追跡できるかに関して書き[en]、最新のポスト[en]では打ち上げられた人工衛星は正しい軌道に乗っているものの完全には機能していないかもしれないと結論付けた

3. 歴史の子供

12月19日の大統領選挙で元独裁者の娘、朴槿恵氏が次期大統領に当選[en]し、韓国初の女性大統領となった。朴氏の父の政権は高度経済成長を成し遂げたものの、権威主義的かつ軍事的な支配で悪名が高く、以前のGVポスト[en]にも言及したように、朴氏が父の政権に対して曖昧な立場をとっていることについて懸念の声が広まっている。

Park Geun-hye during campaign

キャンペーン中の朴槿恵、Flickrユーザー「朴槿恵公式アルバム」アップロード(CC 2.0 BY-NC-SA)

4. ツイッター逮捕

韓国の写真家で活動家でもあるパク・ジョングン氏が今年の1月、北朝鮮の公式ツイッターアカウントのつぶやきをリツイートしたことで逮捕され[en]、韓国でよりも、国際社会で大きな話題となった。判決は11月に下されパク氏は10ヶ月の執行猶予を宣告された。

north korea soldier parody image

何回もツイートされミームされ、韓国のウェブ上で広がったパク氏の北朝鮮軍人ポスターのパロディ。パク氏はこの画像をツイートした(元のソース/リンクは不明であり、作者も著作権を指定/主張しなかった).

5. 6ヶ月間のメディアストライキ

 2012年には様々なストライキがあったが、半年近く続いたメディアのストライキはその中でも端然目だっていた。以前GVは、韓国の最も大きい放送局の一つであるMBC[en]のプロデューサーやジャーナリストがなぜ、社長に対抗して大規模のプロテストを組織したかを説明し、市民の幅広い支持を得たかを紹介したことがある

MBCの社長、キム・ジェチョル[ko]は主要な問題について政府側に立ち、会社内の批判的な声を解雇または懲戒することで静めたなど、汚職でその責任を問われた。解雇または懲戒といった対応はMBCの特徴的な調査番組の作家を大量に解雇した[en]ことからもわかる。

Ahn Caricature

安氏の似顔絵、Flickrユーザー「安哲秀の真実キャンプ」アップロード(CC-BY-NC-SA 2.0)

6. 安哲秀現象

有名なアンチウイルスソフト会社AhnLabの設立者であり、医者で、名門、ソウル大学教授、学部長でもあった安哲秀氏が大統領選挙への出馬を決めたことで、韓国の政治ニュースに年中著しく影響していた。

安氏は政治に無関係な人であり、かつ韓国の最近の政治で最も腐敗の少ない立候補者として評判があった。その人気にもかかわらず出馬を辞退したのは予想されなかったことで、多くの韓国人がこれに関してツイッターでつぶやいた[en]

7. ソーシャルメディアと選挙法の衝突

大統領選挙は今年半ばから議論の中心的な話題となり、ソーシャルメディアにおける市民の政治的活動と国家の厳格な、しばしば「時代遅れ」と批判される選挙法の間で衝突が起こった。

より長時間の投票時間への全国的な要求[en]のほかに、いわゆる「違法な選挙活動」に当たるとして多くの訴訟と召喚が開始された。

調査報道及び、現大統領と彼の保守与党に対する辛辣な嘲笑で有名な政治的なポットキャストNaggomsu[en](意味は「私はけちくさい考え方の人間」)はいいカモだった。今年、その影響力のあるポッドキャスターらは、違法と主張されている選挙活動をポットキャストで行ったと責任を問われ、逮捕されたか、起訴されたか、または召喚されたかのどちらになった。このような衝突は、GVがすでに報道したように[en]、2012年が市民のソーシャルメディアやオンラインでの政治的関与戦線において大変な年であったことを示す。