記事 from 2013/02/17
シリア:スンニ派の病院で働くアラウィー派の看護師
トゥルクマン山のあるラタキア県内、反政府勢力が支配する地区を移動していたとき、野戦病院で働くアラウィー派の看護師Umyara(34歳)と知り合った。バッシャール・アル=アサド大統領の主要拠点であるラタキアでは、スンニ派とアラウィー派が何世紀ものあいだ共存してきた。しかしいまでは、アラウィー派主導の政権とスンニ派が大部分を占める自由シリア軍(FSA)との戦闘が激化するにつれて、ついには市民同士にまで敵対意識が広がるのではないかと多くの人々が不安を感じている。