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マレーシア:住民がレアアース精錬工場に反対

マレーシアの高等裁判所は、ライナス・アドバンスト・マテリアルズ・プラント(LAMP)の建設を承認した。政府がこの計画に対して与えた認可の取り消しを求める請求を、却下したのである。クアンタン近郊におけるオーストラリア企業の事業であるこの工場は、世界最大のレアアース精錬工場になる見込みだ。

この計画は、環境保護団体や地域社会の安全や健康について懸念するクアンタン周辺の住民から激しい反対を受けている。地域のまとめ役であるRam Govindasamy

Stop Lynasのウエブサイトから。

クアンタンの住民であるHaji Ismail Abu Bakarはライナスに対し、先日の法廷での勝利はマレーシアの抗議活動の終息を意味するものではないと警告している。

もしライナスが我々マレーシア人がこんなふうにあっさり引き下がると思ったのなら、私たちがどれくらい強くレアアース精錬の計画に反対しているかを小さく見積もりすぎているのだ。私たちは、子どもたちやそのまた子どもたちのための未来が欲しい。子どもたちや未来の世代が、税優遇措置を受けているライナスが残した汚染 問題や数百万トンもの有毒な放射性廃棄物に対処するという重荷を背負うことは望まない。

クアンタンの母親たちの団体は、首相に宛ててこの計画を認めないように求める手紙を書いた。

こんな世界規模の危険な計画を受け入れ、外国の企業が税金なしで数百万トンもの有毒な放射性廃棄物(オーストラリアから輸入されたもの)を美しい海辺に投げ捨て ることを許すことで、マレーシアは評判を落とすでしょう。第三世界の国でしかこんなことはおこらない!

母親として、このような誤った無分別な決断が家族やこれから産まれる多くの世代に与える影響について、非常に心配しています。

首相閣下、私たちは以下のことを訴えます。パハン州の誠実な息子、そして父親として、人々を保護するあなたの義務を果たしてください。手遅れになる前に国民の利益と国の長期的で持続可能な発展のために介入する、強い指導力を示してください。

Charles Hectorは、ライナスの計画はこの国の政治の様子を反映していると述べている。

ライナスに関して起きていることは、現在の国民戦線(マレーシアの与党連合)政府の様子を反映している―国民の健康と安全は優先順位が低いとみなしているらしい政府だ・・・

しかし、マレーシアの人々はもはや政府によって沈黙させられることはなく、正義と権利のために戦い続けるだろう・・・

レアアース精錬への抗議活動における『グリーン・ウォーク』のルート。写真はJWのブログから転載。

精錬工場の建設を許可する裁判所の命令に対し、抗議活動を劇的に演出 するため、数百の個人や団体がクアンタンから首都までの『ロング・マーチ』またの名を『グリーン・ウォーク』参加した。Tan Kai Sweeは、団体のリーダーの一人であるWong Tack氏にインタビューを行った

この行進を計画したときは、すべてを一人で行うつもりで準備しました。11月13日にクアンタンから行進を始めたとき、驚いたことに、サラワク州バラムから来た 13人のカニャッ族を含む、50人以上が加わったのです。

今日のようなことは想像もしなかった。途方もないことで、とても感動しています。この行進の真の意味を理解するため、次々と人々がやってきています。

『グリーン・ウォーク』の参加者のであるJWは、一般市民たちによる支援に激励された。

道中、グリーン・ウォークは心温かい人々からたくさんの支援を受けた。医師免許を危険にさらしてまで、はるばるクアラルンプールやクアンタンからやってきた)医師たちもいた。その一人である中国人医師のYongは、真夜中にKampung Awahで行進に立ち会った。「お金も車も家もない、あるのは医療の知識だけさ」と彼は言った。

グリーン・ウォークの参加者に食べ物を提供しないよう警告を受けていた飲食店もあったが、営業免許を失う恐れもありながら、全行程にわたって休憩所や食料 、飲み物を提供し、一緒にグリーン・ウォークを歩き切った。参加者が士気を保てるように、ココナッツやアイスクリーム、靴下、チキンエキス……など様々なもの を提供してくれた人々もいた

しかし、すべてのマレーシア人がこの工場に反対しているわけではない。NK Khooは計画に関して誤った情報を広めている反対派を非難している。

長い間、反ライナス派の団体に対して私のためにライナスの工場の隣にテラスハウスを買ってくれるよう訴えてきたんだ。モルモットとしてそこに滞在し、ライナスの 工場は人間にとって安全だという私の信条を証明するためにね。

The Choice(マレーシアのニュースサイト)は、精錬工場ができればマレーシアは巨額の経済的利益が得られると見込む記事を掲載している。

この戦略的に重要な施設が認可されたのは、環境技術の基盤を拡大し、地元の雇用を生むというマレーシアの利益のためだ。しかし、国の利益など、自分勝手な意図のために計画を行き詰らせようとしている少数の反対派にとって何の意味もないのだろう。とにかく、ほとんどのアナリストは 反対派の異議申し立てが工場を止めることはないと信じている。

政治的な点数稼ぎをするためだけに合法的な工場に無理やり事業を中断させようとしていることは、個人的な利益の追求によって、もっと大きな国益を反対派が見失っていることを、はっきり示している。