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韓国:「騒がしい」と上の階の住人を殺害

旧正月で賑わう連休中の韓国ソウルで、45歳の韓国人の男が上の階に住む二人を騒がしいという理由で殺害したと伝えられた。

報道[ko]によると、キム容疑者は日頃から上の部屋からの騒音に苦情を言っていた。2013年2月9日、怒りが爆発したキム容疑者は、なだめようとする二人を攻撃し殺害したとされる。

集合住宅の住人から寄せられる騒音の苦情件数は急増しており、韓国政府環境部によると、2012年には7,021件と、前年の約20倍に達したということだ。韓国統計庁の2010年資料[ko]によると、韓国では人口の半数以上が集合住宅に居住しており、とりわけソウル郊外に新しくできたベッドタウン5箇所においては不動産価格が急騰し、人口の80%以上が集合住宅に住んでいるという。

今回の殺害容疑事件がきっかけとなり、韓国国民はささいなことですぐ暴力に走る者がいる理由、さらには同国の不動産業界のひずみについても考察している。

South Korean apartment. Photo by Flickr usr NEIC. (CC BY-NC-ND 2.0)

韓国のアパート。写真提供:FlickrユーザーのNEIC (CC BY-NC-ND 2.0)

ツイッターユーザーの@managak[ko]は、騒音問題に丁寧に対応することができない韓国人がいることを嘆いており、その理由として社会に過度なストレスが充満していることを挙げている。

@managak: 층간소음때문에 살인이 났단다. 예전에 공중전화를 오래쓴다고 살인이 벌어진 적도 있었다. 사건을 단순하게 보고 농담거리로 희화하는 것은 아닐까? 지속적인 스트레스로 불안한 정신상태에, 서로 갈등하고 억눌려있던 감정이 사소한 계기에 폭발했다고 봐야지.

@managak: アパートの騒音に怒った男が上の階の住人を殺害した。少し前にも、公衆電話を長時間にわたり使用していたという理由で殺人をした事件があった。はたして我々は、こうした犯罪を軽くとらえすぎて、笑いものにしてきたのではないだろうか? しかしこれは、ひとつのささいな出来事が引き金となり抑圧された感情が爆発したのであり、ストレスにさらされて精神状態が不安定になることによって起きた出来事と考えられる。

一方、@actwalk[ko]は、アパートの騒音公害が我慢できないものになっている原因には、不動産業界の賄賂体質もある、とツイートしている。

@actwalk: 시스템 부실이 개인 책임으로 환원되는 대표적 사례가 층간소음인 듯 싶다. 건설사와 시행사들이 먹는 돈 좀만 줄이면 층간소음 문제는 상당부분 해결됐을텐데…

@actwalk:実際のところ、本当の殺人者は腐敗した社会システムだ。建設会社に賄賂が流れるのを少しでも防止できたなら、アパートの騒音公害はこれほどひどくなっていなかったはずだ。

韓国のインターネットポータルサイトDaum Agoraでは、The Horizon of Eventsと名乗るユーザーが韓国の建設業界にはびこる賄賂体質を批判している。[ko]「アパート騒音公害のすべて」というタイトルで投稿されたポストは、56,508回以上閲覧された。

사실 층간소음 문제는 과거에도 계속 제기되어왔던 문제이고, 이미 10여년전에 우리나라 아파트의 낮은 방음성능이 문제가 되어 관련 규제안이 추진되었으나 건설사들의 이익을 대변하는 국토해양부의 미온적인 태도로 실효성 없는 규제안만 마련되었습니다. […] 10여년전에 환경부와 시민단체에서는 중량 충격음 45데시벨 수준의 강력한 규제를 원했으나 국토해양부(그 당시는 건교부)에서는 반대하였고, 결국 50데시벨로 올라가게 되었으며 표준바닥구조라는 희한한 규제안을 만들어 건설사들에게 면죄부를 주었습니다.

実のところ、アパート騒音問題が提起されたのは約10年前のことであった。当時、質の低い防音素材を使うことを規制しようとする案が提出されたが、国土海洋部が建設会社の利益を擁護するぬるま湯につかった対応をとったため、骨抜きにされてしまった。[…]環境部と市民団体はもとから騒音の上限値を45デシベルとする強硬な規制を提案していたが、国土海洋部(当時は建設交通部)が制限値を50デシベルまで引き上げた。その上、(ずさんな防音構造工事を継続するために必要な)免罪符を建設会社に与えるために「標準床構造規制」というおかしな規制案まで作り出した。

投稿者はさらに、不動産投資に取り憑かれた韓国国民の意識がこの問題の一因になっているのだと指摘する。

어느 나라나 투기꾼은 존재하지만, 한국은 전국민이 투기꾼입니다.이러니, 집이 생활의 도구가 아닌 투기꾼에 의한, 투기꾼을 위한 것이 되고 말지요. 건설사, 정부에게도 책임이 있지만 투기에 환장한 국민들에게도 책임이 있다는 것이지요. 수십만원 밖에 안 하는 핸드폰, TV에 조금의 문제라도 생기면 환불 요구하고 난리를 치면서 수억원을 호가하는 아파트 자체의 품질에는 무관심한 소비자들이 많습니다. 핸드폰 살 때, CPU의 속도는 어느 정도인지, LCD 해상도는 몇 인지 스펙을 꼼꼼히 따져보는 사람은 많아도, 아파트 구입시에는 방음 성능이 어떻게 되는지 꼼꼼히 따져보는 사람은 거의 없습니다 […] 대충 마구잡이로 지어도 비싸게 잘 팔리는데, 건설사들이 미쳤다고 품질에 신경쓰면서 시공합니까? 게다가, 아파트에 심각한 하자가 발생해도, 집 값 떨어진다고 그 것을 공론화하지 않고 쉬쉬하는 입주자들이 수두룩합니다.

投機家というものは世界中どこにでもいる。しかし、言ってみれば韓国では全国民が投機家だ。家はもはや住居として必要なものでなく、投機家のための、投機の対象である。こうなってしまった責任が建設会社と政府にあるのは疑いようのない事実だが、国民の責任も免れない。新しい携帯電話やテレビを買うときは、誰もがCPUやLCDの解像度といった商品の詳細を几帳面にチェックする。しかしアパートを買うという時になると、十分な防音素材が使用されているかどうか、誰も確認しないのである。[…]そのように、質の悪いアパートでも簡単に売れるため、建設会社は建築の質を気にかける必要はない。さらに、重大な建築欠陥があることに気づいても、その事実を公にせず泣き寝入りする住人がいくらでもいる。自分の所有物件の価格が下落してしまうかもしれないからだ。