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スペイン:トマト祭り前夜祭での移民への暴力に憤激

セネガル出身の露店商Moulaye Ndiayeは、スペイン・ヴァレンシア地方のブニョールで開催された2012年のトマト祭りの前夜、橋の上から突き落とされた。Moulaye は祭りで商品販売をしていたところ、若い男にサングラス類を盗まれた。Moulayeは盗んだ物を返すように男に迫ったが、取り戻すことに失敗、引き返そうとしたところで、地面から6m以上の高さの橋の上から突き落とされた。背負っていたバックパックが体を受け止め、地面に生えていた草がクッションとなり、Moulayeは一命をとりとめたが、精神的なショックと肋骨を骨折し背骨を損傷する怪我を負って、1ヶ月間マニセス病院に入院して集中治療を受けた。この暴力行為によりMoulayeは右目の視力を失い、首から背中まで重傷を負ったことで、それ以来働くことができずにいる。

Moulaye Ndiaye. Photo by Jesus Cisnes from lasprovincias.es. Published with permission.

Moulaye Ndiaye.lasprovincias.es.より
写真 Jesus Cisnes (掲載許可済み)

Movement Against Intoleranceは、ブログ[es]とFacebook[es]ページで、一夜の間に逃げてしまった襲撃者の捜索を警察に続けさせるためにもと、目撃情報などの提供を呼びかけている。この事件をきっかけで起こった大規模な 市民運動[es]も続いている。またブニョールの街の住民たちはこの悲しい事件を非常に残念に思っているという。

Movement Against Intolerance[es]のコーディネーターÁngel Galánとcear.es[es]のスポークスマンSalva La CrusがMoulayeに助けの手を差し延べた。彼らは、不法移民に対して必要な費用を賄わないとする最近の医療改革 が移民に与える困難を分析している。

At the scene of the attack in Buñol. Photo by Sara Serano, used with permission.

ブニョール街中の事件現場 
写真 Sara Serano(使用許可済み)

Moulaye tiene 39 años y vive desde hace 6 años en España en situación irregular; lo que hace que con el nuevo decreto Ley 16/2012(BOE 24 de abril de 2012) se le haya intentado cobrar la asistencia sanitaria recibida. Los redactores de este decreto piensen que los inmigrantes irregulares que no pagan impuestos se aprovechan del sistema sanitario.

Moulayeは39歳で、スペインに6年間在留許可証を持たずに住んでいることから、新しい制令16/2012(2012年4月24日政府官報発令)に従って、治療を受けたMoulayeに医療費を請求しようという動きがあった。この制令の定めた人々は、税金を払っていない非正規の移民は、医療制度を巧みに利用していると考えているのだ。

Según Medicos del Mundo la reforma es contraria al derecho internacional público y a los tratados suscritos por España.

Para Mónica Garcia de Red acoge “las personas en situación irregular contribuyen, a través de sus impuestos indirectos al sostenimiento de la sanidad pública.”

Doctors of the World[es]によると、この制度改革はスペインが加盟している国際公法と条約に反しているという。

Acoge Network[es]のMónica Garciaは、「法に認可されていない人々は、間接税を払うことで公共医療制度の維持に寄与している」と考えている。

El pasado 23 de febrero de 2013 se anunció la muerte de una mujer boliviana tras ser rechazada dos veces en centros de salud por no tener papeles. Se ha abierto una petición en change.org para pedir explicaciones.

2013年2月23日に、在住許可証が無いため二つの医療施設から拒否され死亡した[es] ボリビア人の女性のことが公になった。釈明を求める請願がchange.orgにも投稿された。

Caritas[es]によると、「この社会制度は、経済危機だけではなく、社会保護制度の再構築と要塞化によって発生しており、最も貧困であり社会から排除されている集団を対象外としている」のだという。

Moulaye dice que ahora no piensa más que salir adelante. No le guarda rencor a la persona que le agredió. Solo quiere agradecer a los que lo han ayudado: los ciudadanos, las ONGS, el Alcalde de Buñol que le ha pagado el collarín y la faja ortopédica. Dice que quiere que lo ayudan a tener papeles. Según Ángel Galán, coordinador de Movimiento contra la Intolerencia de Valencia, le han dado una residencia provisional por medidas excepcionales, pero sin sentencia firme se le complicará su situación.

Moulayeは、しばらくなんとか生活を続けていくことだけを考えていると言っている。彼は、自分に危害を加えた人物に恨みは抱いておらず、ただ自分の味方をしてくれる街の人、NGO、背中の怪我の治療費で世話になったブニョール市長に感謝している。Moulayeは、在留許可証を取得するのに協力して欲しいと訴えている。ヴァレンシアのMovement Against Intoleranceのコーディネーター、Angel Galanは、Moulayeは例外として一時的な住居を与えられているが、確実な裁断が下されない限り、彼の置かれている状況はこれからもっと厳しくなっていくだろう、と言う。

Lo que es cierto es que la Ley de Extranjeria deja claro que para renovar los permisos de trabajo, como minimo se tiene que cotizar seis meses a la seguridad social o en otros casos excepcionales. Lo que hace que los inmigrantes que se encuentran en paro no van a poder renovar su tarjeta de residencia y volverán a ser ilegales.

Moulaye Ndiaye se desespera sabiendo que puede volver a ser “ilegal” con su discapacidad.

確かなことは、移民法によって労働許可証の更新をするためには、例外的なものを除けば、最低6ヶ月間の生活保障費を支払わなくてはならないと、はっきりと定められているということである。つまり、仕事を失った移民は居住許可証を更新することができず、再び未承認滞留になるのである。

Moulaye Ndiayeは働く能力を失ったために再び『不法滞在者』になることを自覚し、絶望の中にいる。

校正 Ayumi Nakajima