3月29日にウクライナ・ドネツィク地方 [1]・Svitlodarsk市にあるVuhlehirska火力発電所で大きな火災事故 [2][en]があり、現時点で少なくとも、1名が死亡、5名が負傷している。
火災発生12時間後も火は燃え続け、発電所の4つの発電設備は破壊され、1万2000人の住人は暖房、お湯、そして電力供給がない状態で取り残された。市内にある病院の寝たきりの患者は近くのDebalsevo市に避難したと、LJユーザーであるドネツク地方在住のpauluskp (Pavel Kolesnik [3] [ru]) が報告した。Kolesnik(pauluskp)はビデオや写真を彼のブログに何度もアップし、状況を伝えていた。
Kolesnik(pauluskp)は火災発生数分後の映像を投稿した [4][ru]。この映像は「まだ火災が深刻ではないように思えた初めの時」に発電所の従業員によって撮影された。
その後、少しすると状況は大きく変わっていた [5]。
https://www.youtube.com/watch?v=sm8lJjDgj_I [5]
そして、以下の映像は発電所から40km離れた住宅街から見た火災の光景である。(映像 [6][ru] YouTubeユーザのAnton Zabolotnyによる。Kolesnik(pauluskp)が再投稿した [7])
公報によると、火災発生は午後3時頃であった。しかし、Kolesnik(pauluskp)の投稿へコメントしたLJユーザーのhannaukrによると [8] [ru]、火災発生は、実は正午12時あたりであり、発電所の従業員ははじめ自分たちで炎を消そうとし、3時間後にやっと消防署へ連絡したそうだ。
LJユーザーのkotya1975は以下のようにコメントしている [9][ru]:。
[…]以前消防職員だった者から言わせると、専門家がすぐに関わることができていたならば、より可能性があったはずだと思う。悲しいことに、発電所は確実に破壊されてしまった。近くの建物に火が移り、燃え広がらないように対処することが重要だ。[…]
Kolesnik (pauluskp) は、火力発電所があるSvitlodarsk市のこの先がとても心配である、と書き込んでいる。
発電所が建てなおされるとは思えない。[ドンバス地方 [10][en]に]またもや、死んだ空気が漂うゴーストタウンが出現するかもしれない。[…]
同じようなことがウクラインスク市でも起こった。[2002年の悲劇的な事故 [11]からの [ru]]復興後、市の経済を支えていた炭鉱もウクラインスク市自体も復興することがなかった。[…]
そして、Kolesnik( pauluskp)は、ウクラインスク市の写真レポート [12] [ru]のリンクを記した。このリンクは再投稿され、後にEnglish Russia blogによって英訳された [13]。