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中国のウイグル族、規制されてもなお、誇りを持って自身のアイデンティティーを露にする

毎年、全国人民代表大会中国人民政治協商会議の全国放送の中で、自身の伝統衣装を身にまとった少数民族の人々が映し出される。そうすることによって、あたかも中国は、国の多様性を賛美しているかのように見せている。

しかしながら、現実は全く違う。最近の例では、イスラム教が多数派の、中国北西部にある新疆ウイグル自治区のウルムチ市で、ウイグル族の学生が学校や公共機関で自身の文化を露にする事をさし止められ罰せられた。

口コミで広がった画像

2013年3月5日にある画像は口コミで広がった。この画像は新疆ウイグル自治区実験学校のウイグル族生徒が校庭に立たされている様子を写し、「Taqiyah(イスラム教徒が祈りの時にかぶる帽子)をかぶっていた生徒たちが罰せられる」という見出しがついている。

The viral photo circulated online on March 5. Photo from Uighurbiz.net.

3月5日にネット上で口コミで広がった画像。Uighurbiz.netより。

次の日教育庁は、生徒たちは罰せられているのではなく、教員が体育の授業中はTaqiyahを取るように、10名あまりの生徒に促しているだけだと説明した声明を出した。新疆ウイグル自治区の警察も、これは外部勢力のたくらみであると主張した。

Sign on Urumqi city's Kashgar Library front door" Dear readers wearing the hijab or the veil are prohibited from entering the building.

ウルムチ市のカシュガル図書館正面玄関にある、「ヒジャーブやベールを身につけている者は建物に入れません」と書かれた標識。写真はughurbiz.netより。

しかし、ネット市民によってアップロードされた画像 [zh] を見ると、この類の事件はこれだけではない。ウルムチ市にある学校や図書館の中には、Taqiyahやベールをかぶった生徒の立ち入りを明確に禁止しているものもある。

自身の文化的権利を守るために、ウイグル族の若者たちが伝統衣装を身にまとった自分たちの姿をインターネットにアップロードした。例えば、Zuo Kara (@佐克拉) は、以下のプロフィール写真を3月6日に アップロード [zh] し、こう説明した。

我觉得戴花帽是每个Uyghur的梦想,因为那代表着我们的民族,象征着我们的文化。看到上高中初中的很多男生女生戴花帽我很高兴很自豪很舒服,因为戴着花帽的他们一个比一个帅,漂亮,多抢眼。我戴花帽并不是装也不是学别人,我只是在尊重我们民族的文化和特色,我爱花帽,我为uygur 和新疆代言。

TaqiyahをかぶるZuo Kara

TaqiyahをかぶるZuo Kara

Taqiyahをかぶることは私たちの民族性を表し、文化を象徴する事なので、ウイグル族みんなの夢なのです。中高生の男女がTaqiyahを学校にかぶって行く姿を見ると、誇りに思えます。Taqiyahをかぶると、彼らはよりハンサムで美しく見えます。私もこの写真でTaqiyahをかぶっていますが、ただみんなそうしているからかぶっている訳ではありません。私たちの民族の文化と特性を尊重したいからです。私はTaqiyahが大好きです。私は、ウイグル族と新疆ウイグル自治区の意見を代弁します。

多くの人々がコメント欄で彼女に賛同した。

苏昱:我是汉人,但我支持你们!天朝对你们所做的,无异于蒙元满清对我们汉人所做的,完全就是反人类暴行!

Rainer Su:私は漢族ですが、あなたの意見に賛同します。天朝(中国政府)があなたたちにしていることは、モンゴルの元王朝が私たちにしたこと、満州族の清王朝が漢族にしたことと同様、人道に反する暴挙です。

浪迹98:你真的很漂亮,由內而外的美麗.我覺得你說的很對,維吾爾族的文明是很燦爛的.不要像漢人一樣把什麼都丟棄掉

Liang Ji 98:あなたは、何もかも美しいですね。あなたが言っていることは本当に正しい。ウイグル族の文明はとても恵まれています。漢族の文化を真似して、独自の文化を絶えさせてはいけません。

高墩营艺术节:好看!支持!这是人家的服饰文化和习俗,宪法明文规定”各民族都有保持和改革本民族风俗习惯的自由",任何个人和组织不得干涉!

Gao Dunying Art Festival: きれいだよ!賛成!これはあなたの伝統衣装で、文化です。憲法によると、全ての民族が、自身の文化や伝統を維持したり改革したりする自由を享受する権利があります。いかなる個人であれ組織であれ、他人の文化を干渉することは許されません。

Uighurbiz.netはこの事件について、いくつかの記事と論評を公開した。Anostafは3月7日にイリハム・トフティのコメントを引用 [zh] した。

公开倡导维吾尔族权益的学者伊力哈木·土赫提(Ilham Tohti)表示,“这(花帽事件)不是一个孤立的事件!限制维吾尔人的传统,习惯,穿着打扮意在弱化民族性,使维吾尔人逐步失去文化特性。事件再次提醒我们,保护民族文化及民族性(Identity)是摆在维吾尔民族面前最紧迫的问题。”
伊力哈木·土赫提还强调称,“有些事可以忍受比如身体疼痛,贫穷等等。但作为一个人的尊严被剥夺–最基本的人权被这样被糟蹋不应该忍受!作为一个民族的成员应该保护本民族的各项权益!再说,新疆当局的很多做法已经严重违反中国自己的法律,法规和宪法!”

ウイグル族の権利を主張するウイグル人学者のイリハム・トフティは「他にも似た事件は起こっている。ウイグル族の伝統、習慣、そして服装を制約することで、ウイグル族の民族性と文化的アイデンティティーは失われてしまう。この事件を通して、民族的文化と文化的アイデンティティーを守ることがウイグル族にとって最も差し迫った問題であることを、私たちはあらためて気づかされた。」と述べた。

そしてイリハム・トフティは強調した。「私たちは身体的な痛みや貧困には耐えられる。けれども、私たちから威厳を奪うことはできない。この様に、基本的人権を踏みにじられることを我慢すべきではない。ウイグル族の一人ひとりが、自身の民族の権利を守るべきだ。新疆ウイグル自治区政府は中国の法、条例、憲法にそむいている。」

3月16日には、新疆ウイグル自治区当局のTaqiyah事件への対応は文化尊重の精神に欠けると批判するもう一つの論評 [zh] が掲載された。

新疆当局在处理“花帽事件”时一如既往的使用了“境外势力”这一“灵丹妙药”。至此,绝大多数维吾尔人已不敢再对“花帽事件”发表看法并陷入了沉默,因为对此发表任何看法都会被当做“分裂分子”来处理。
但是,“花帽事件”并不会因为新疆当局的“辟谣”以及与“境外势力”联系在一起而结束。新疆当局长期以来限制和不尊重维吾尔文化,这一问题已经越来越严重,并持续引发维吾尔人的不满。

新疆ウイグル自治区当局は、今回も「外部勢力」という言葉でもってTaqiyah事件から言い逃れをした。このため、ウイグル族の人々は事件について議論する事をやめなければならない。さもなければ「分離派」のレッテルを貼られるだろう。

しかしながら、「噂」や「外部勢力」という言葉を使っただけではこの事件は解決しない。新疆ウイグル自治区当局は、ウイグル族の文化に対して長い間、尊厳の意を欠いており、この問題は更に深刻になりつつある。ウイグル族の人々は不満を抱いている。

中国のイスラム系少数民族であるウイグル族に関してはここ[en]を閲覧して下さい。

校正:Ren Okumiya