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「地獄に堕ちろ」中国主席を罵って逮捕された男

香港のネット市民は、46歳の男を逮捕した警察の職権乱用に対して憤慨している。彼は馬鞍山区のマンションの階段に、「習近平よ、地獄に堕ちろ(習近平去死)」と中国の主席を罵る言葉を書いたことで逮捕されている。

地元の記事によると[zh]、沙田の警察署は、4月7日から17日の間に同じ建物に三度も書かれた落書きを捜査するために、通常は重大な犯罪の対応をする地域の犯罪課 (Regional Crime Unit)から警察官を派遣した。警察官は一晩中「犯罪現場」を監視し、4月18日の朝8時にボールペンを持った男を逮捕した。

Graffiti by Tsang Tsou Choi. Photo by Flickr User: William_Lau CC: BY-NC.

曾灶財の作品。William Lau撮影(CC: BY-NC)

香港在住者の多くは、今回のケースは市民を威嚇するための政治迫害の一種だと捉えている。香港の警察は、落書きのような些細な事件は捜査してこなかった。FacebookユーザーのKay Lamは、「九龍の皇帝」と名乗り、生涯を通して筆を用いて作品を描いた曾灶財は「イギリスの女王をぶっつぶせ!」などと書いても一度も逮捕されなかったことを思い出させた[zh]。

この逮捕に関してKay Lamの投稿へのコメント欄には、香港での自由の侵害への怒りが多く寄せられた。

Nelson Ho 曾灶才如果在生,重唔畀人告謀反?

Green-man Lam 香港公安不如話塗鴉行為系煽動顛覆國家政權呀!

Simon Man Ho Wong放個屁都會被告恐怖襲擊!

Nelson Ho: もし曾灶財がまだ生きていたなら、彼も政治犯として起訴されたのではないか?

Green-man Lam: 香港警察は落書きまでも国家政権転覆扇動に入ると言いだしそうだ。

Simon Man Ho Wong: ここじゃ屁をこくだけでテロだと思われるぜ!

香港の有名なオンラインフォーラムの1つであるHKGoldenのネット市民らは、警察の差別的な行動に注目し[zh]、公共の場や私有地で落書きを見つけた際に警察に通報する事を提案した。例えば、下頂機はこのように書きこんでいる [zh](4月19日 3:58 p.m)

由而家開始, 一發現任何牆壁, 燈柱等等之類有任何塗鴉, 後加文字(包括原子筆), 即刻報警, 要求重案組徹查。
公廁好多字
做個好巿民, 人人有責,
有人報警, 警察一定要開file嫁。

これからは、壁や街灯への落書きを見つけた時は、警察に連絡して、犯罪課に徹底的に捜査してもらうよう要求しよう。
みんな、良き市民として役目を果たすべきだ。
一度通報されたら、警察は本格的にファイルを開かなくてはならない。

また別のHKGoldenユーザーは、このニュースへのコメントで「習近平、地獄に堕ちろ」と何度も繰り返し、逮捕するようにと警察に対して挑戦的な態度をとった。「死ぬまで笑う(笑能死人的)」というユーザーは、「習近平よ、地獄に堕ちろ」と文字が流れるGIFアニメを掲示板に投稿した(4月19日 4:59 p.m)

The curse, "Go to hell Xi Jinping", keeps reappearing in the gif file. By HKGolden user "Laugh till I die".

ループで「習近平よ、地獄に堕ちろ」と再生される。HKGoldenユーザー「笑能死人的」による。

クリスティーナ・ウォルターは、名前を書かれると死んでしまう魔法のノートが登場する日本の漫画「デスノート」にちなんで、習近平の名前をノートに書いたものをFacebookに載せ、犯罪課を挑発した。

Christina Walter wrote Xi Jinping's name in "Death Note".

クリスティーナ・ウォルターが「デスノート」に書いた、習近平の名前。

「マカオ完了(馬交完鳥)」というHk Goldenユーザーは、皮肉をこめてこのようにコメントした。(4月20日 12:19 a.m)

原本冇人乜留意既幾隻字,相信好快全香港四周圍都係,香港政府可能就係想借呢次“小事大行動”將“習近平去死”呢幾隻字攪到周圍都係

誰も気が付かなかったような短い言葉が、今や香港中に広がっている。もしかすると、「習近平よ、地獄に堕ちろ」というメッセージを広めるために、些細な事件を重大事件にすることこそが、香港政府の本当の目的なのかもしれない。

校正:Kanako Hasegawa