韓国では児童ポルノに歯止めをかけるための新しい青少年保護法に対する批難が巻き起こっている。この法律が広義に解釈されることで、いかがわしいコンテンツとは知らずにダウンロードしてしまったネットユーザーや、その作品中の子供を描写したアーティストまで、犯罪者というレッテルを貼られる事になってしまったからだ。
この青少年性保護法は施行されてわずか2ヶ月だが、その法律の曖昧さと共に、ファイル共有サイトへの警察の過剰な取り締まりについての苦情が巻き起こっている。ローカルニュース[ko]によると、この4月だけでも1938人が拘束され6人が法律違反で検挙され、その中で児童ポルノの制作と販売に直接関与していたのは106人のみだ。
この青少年性保護法では児童ポルノの制作販売に直接に関与した人々ばかりでなく、未成年らしき人物との性行為を暗示した内容を含むフィルムを、単にダウンロードしただけの人々も処罰の対象とされる。93,000人のメンバーを有しこの問題に関するサイトとしては最大とされる「Netizen’s Discussions on Porn Crackdown」を始めとして、ユーザーたちが自分たちの体験を詳述するためにオンライン・コミュニティに殺到している。ある人は、それとは知らずにTorrent file(訳注:Winnyのようなファイル転送ソフトのファイル名)でダウンロードしたファイルを共有してしまったために、ポルノ グラフィーの提供元として起訴されていると書いている。
その法律条項のひとつは、「未成年者と見なしうる人間あるいはイメージとの性交を描く、またはほのめかすような(文化的あるいは芸術的)表現は、如何なる媒体においても」違反行為であると定めている。そのなかには、アニメーションやゲーム中の仮想のキャラクターも含まれる。
このような議論の余地のある条項に対して、アーティストのためのオンラインコミュニティー DeviantARTのユーザーである Hanguk-dongin [ko]は、次のような 投稿[ko]をした。
이 법률은 ‘실재'아동을 괴롭히는 이들을 처벌하려는 것이 목적이 아니라, 마치 표현물, 창작물을 검열하기 위한 것으로 보입니다 […] 당신이 그린, 쓴 캐릭터가 아동이나 청소년이 아닐지라도 “아동/청소년으로 보인다”는 집행기관의 자의적 판단으로 당신은 범죄자가 될 수 있습니다.
この法律は、実際に子供に対して嫌がらせをしている人を罰するのではなく、創造的な作品や(文化的)表現を検閲しているようにしか思えない[…]。描きあげたキャラクターが厳密には未成年ではないとしても、仮にそのキャラクターが「未成年っぽく見える」なら、あなたはその法律に違反した犯罪者にもなりうる。それは完全に法執行機関の独断で決まってしまうんだ。
またその筆者は、「おカタい芸術作品」と見なされる文芸作品はたとえ同様の内容を含んでいたとしても法律違反とはみなされず、一方では大衆漫画は違反の罪を免れないとして、その法律のダブルスタンダードを批判する。
ブロガーDooPiece はさらに詳細を次のように 述べた。[ko]
표현의 자유 측면에서도 아청법은 상충된다. 청소년을 대상으로 한 여러 만화나 애니, 게임에 등장하는 캐릭터들은 설정이 20세가 넘은 젊은 여성이거나 늙지 않는 판타지 세계의 요정일지라도 의도치 않게 여기에 걸려들수 있다. 당연히 작가나 출판, 배표 업자의 입장에선 서비스를 위해서라도 해당 내용을 수정 순화시킬 수 밖에 없단 얘기고, 이는 곧 자유로운 표현의 위축을 불러오게 될 것이다.
この法律は、表現の自由とも矛盾している。
子供向けに売られる漫画、アニメ、そしてゲーム内のキャラクターも(その規則の下に置かれる)これには20代の女性キャラや年齢を超越した妖精も(もしそのキャラクターが未成年に見える場合)含まれるその法律は、明らかに作者、出版社、番組会社に対して問題とされる内容の変更を強要したのであり、それは表現の自由を凍結させることになる。
韓国のOpen Netは、複数の漫画家団体と共同で声明を発表し、この法律の悪用に対する懸念を訴えた。同法律違反で有罪となった多くの人々が当初の罪状認否の書面内容が変えられる経験をしたと、Open Netの筆者は明かした。つまり、警察が彼らの起訴理由に関する記述を変えたということだ。これは、同法律の曖昧さが生んだ深刻な過失といえるだろう。
경찰단계에서 실존 아동에 대한 성범죄를 보호하기 위한 수사활동을 하기보다는, ‘보여주기식’으로 무리하게 수사 및 기소를 하여, 아청법 위반의 소지가 없었던 사람들이 억울하게 오랜시간 고초를 겪은 셈입니다. […] 실존아동과 전혀 관련없이 아동학대라는 설정을 그림이나 애니메이션으로 표현하였다고 해서 아동성범죄로 처벌하는 것은 살인에 대한 내용이 있다고 해서 살인죄로 처벌하거나 […] 이렇게 해석되면 아동학대, 살인, 마약의 극악무도함을 보여주려는 작품 제작자들까지 모두 범죄자가 되어버립니다.
警察の捜査は、性犯罪被害者になる可能性のある子供たちの保護に徹するかわり、その新しい法律が如何に重大事であるかをデモンストレートすることにムキになっていた。そして警察は明らかに必要以上に取り調べと起訴を行った。これまで、この法律に違反したとして疑われるべきではない、何の罪もない多くの人々が長期にわたり不当に苦しめられることとなった。[…]アニメ上の虐待行為の描写を、児童に対する現実の犯罪として扱うことは(馬鹿げている。それは)殺人を描いたコンテンツ・クリエイターに、本当の殺人者と同等の罰則を適用することに等しい。 […] もしも、警察が過剰なまでにこの法律を適用するなら、児童虐待、殺人、もしくは薬物乱用などの悪事を描写するコンテンツ・クリエイター全てが、犯罪者としてのレッテルを貼られかねない。