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インド北部で大規模な洪水被害

(特に断りのないリンク先は英語のページです)
インド北部で洪水と土砂崩れが発生し、1,000人以上が死亡、およそ7万人が孤立状態となった。被災者の大半は旅行者や巡礼者であり、食料や避難場所が不足している。

2013年6月中旬、夏のモンスーンシーズン(雨季)が始まり、降り続いた大雨によりインドのヒマチャル・プラデシュ州とウッタラカンド州、およびその周辺地域が浸水した。インド陸軍だけで18,000人以上を救出、臨時バスやヘリコプターが出動した。

ヒマチャル・プラデシュ州の山岳地帯は、観光名所やトレッキングスポットの他に、バドリナートのような、ヒンドゥー教の有名な歴史ある聖地が数か所と、ヘムクンドのような、シーク教の歴史上有名な聖地が少なくとも一つある。洪水に襲われた地域での救助を行うために、陸軍は1万人の兵士と11機のヘリコプターを投入し、海軍は潜水士を45人、空軍は航空機を43機(うち36機はヘリコプター)を派遣した。

たくさんの人々が、家族や知人の情報を得るためにソーシャルメディアを利用している。写真や緊急ダイヤルもソーシャルメディアのサイトにアップされ、シェアされた。GoogleGoogleパーソンファインダーのサービスをヒンディー語と英語で開始し、洪水被害地域における行方不明者の情報を提供している。また、Media Nama(訳注:インドのニュースサイト)は救援活動に役立つ情報と連絡先のリストを掲載している。そしてIBNLiveは、Storify(ストーリファイ)でライブブログを作り、行方不明者や被災地の写真などの情報をまとめた。

ニューデリー・ラジオのDJ、José Covaco (@HoeZaay)は、IBNLiveのブログを見るよう勧めている。

@HoeZaay: Lots of useful numbers here. RT like crazy pls. RT @sardesairajdeep How you can help ukhand flood victims http://t.co/dGOa2tJTCT

@HoeZaay:役に立つ電話番号がたくさん載ってるサイト。RTガンガンよろしく。RT @sardesairajdeep ウッタラカンド洪水の被災者のためにできること http://t.co/dGOa2tJTCT

さらにコーチ市のAnurag Khanna (@AnuragJtpac)は、積極的にオフライン・アクションを、と呼び掛けた。

@AnuragJtpac: How many of you on Twitter are going to #uttarakhand to help out. I am sure many from Delhi can just drive up. Lets see the unity #india

@AnuragJtpac:Twitterしてる人のどれだけがウッタラカンド(#uttarakhand)へ救援に行ってるんだろう。車ですぐのデリーからは大勢向かっているようだ。統一タグの#indiaもチェックしよう。

洪水による恐ろしい現場をビデオが捕えた。これはある巡礼者が撮影した映像で、がけ崩れで壊れた道路から1台のバスが転落する場面が映っている。目撃者によると、このバスには30人以上の乗客がいたが、みな帰らぬ人になったという。

インド国民会議派[ja]のソニア・ガンディー総裁は、すべての国会議員に対し、給与の1か月分を救助活動へ寄付するよう求めた。しかし、博士課程の学生であるSunny Singh (@sunnysingh_nw3)は次のように述べた。

@sunnysingh_nw3: I WISH #India politicos of ALL parties would stop bloody touring #Uttarakhand – they use up precious resources that could be used for relief

@sunnysingh_nw3:インド(#India)のすべての政党の政治家が、ウッタラカンド(#Uttarakhand)視察なんてくだらないことをやめてくれるよう祈っている。やつらのせいで、救援に回せたかもしれない貴重な資金が使い尽くされている。

ラージャスターン州の弁護士Pandit Kuldeep Vyas (@PtKuldeepVyas)は、この災害を政治問題化することに反対している。

@PtKuldeepVyas: #Uttarakhand tragedy should not be politicized… Shame on you corrupt netas :-( What would we do without the Army. pic.twitter.com/vcIYrO8uVm

@PtKuldeepVyas:ウッタラカンド(#Uttarakhand)の惨事は政治的に扱うべきではない……恥を知れ、腐った政治家め :-( 軍隊なしでは僕らは何もできない。pic.twitter.com/vcIYrO8uVm

Indian Army evacuating stranded tourists and pilgrims from Uttarkhand. Image by Bhaskar Mallick. Copyright Demotix (20 June, 2013)

ウッタラカンドに取り残された旅行者と巡礼者を救出するインド陸軍。写真提供:Bhaskar Mallick (C) Demotix(2013年6月20日)

避難活動や人道的支援が続き、英雄的行為や勇敢な行動がニュースになって飛び交う中で、取り残された人々が宣伝に利用されたり、だまされたり、脅迫されたりしていたことが明らかになった。ある記事によると、4人の避難民を乗せて200km走行した料金として、15,000ルピー(約300USドル)もの大金を請求したタクシードライバーがいるという。

政治評論家のSaral Patel (@PatelSaral)は、あるレストランが洪水の被災者に対して、ライス1杯10USドル、パンには4USドル相当の金額を要求したという話に激怒した。

@PatelSaral007: Uttarakhand trauma: A bowl of rice for Rs 500 and Rs 180 for a roti http://ow.ly/mhCKP #Shame

@PatelSaral007:ウッタラカンドのショックな出来事。ライス1杯が500ルピー、ロティ(訳注:インドの無発酵平焼きパン)が1枚180ルピー。 http://ow.ly/mhCKP #Shame

Yash Gaddhyan (‏@yashgaddhyan)は、被災者から金を巻き上げるという奸計を激しく非難した。

@yashgaddhyan: We live in a country where people try to make money even if a disaster has occurred. #Uttarakhand

@yashgaddhyan:僕らが住んでる国は、災害が起こっても金儲けをしようとする連中がいる国なのさ。#Uttarakhand

Geetika (@ggiittiikkaa)は、救援物資の配布が混乱状態にあると指摘した。

@ggiittiikkaa: No officials to organise, collect & carry relief stuff…no attendants to distribute relief stuff when choppers land. Chaos in #Uttarakhand

@ggiittiikkaa:救援物資を整理したり、収集、運搬したりする係員はいないし……ヘリが来たって物資を配分する担当者もいない。ウッタラカンド(#Uttarakhand)はカオスよ。

ジャーナリストのAabhas Pandya (@abyboy)は、救援活動が高まる中、企業部門が沈黙を続けていることを批判した。

@abyboy: Corporate India's stunning silence over Uttarakhand devastation surprising…not even a word, no help, no choppers! #uttarakhand

@abyboy:ウッタラカンドの惨状に対して完全な沈黙を貫くインドの企業に唖然……ひと言もなし、救援もしない、ヘリも出さない! #uttarakhand

The Indian army is attempting to evacuate residents from the flood ravaged Uttarakhand. Image by Prabhat Kumar Verma. Copyright Demotix (20 June 2013)

洪水被害にあったウッタラカンドから、住民を避難させるインド陸軍。写真提供:Prabhat Kumar Verma (C) Demotix(2013年6月20日)

この災害が天災か人災かという点については色々な意見がある。ヒマラヤ山脈の川のほとりに作られた無計画な建築物など、いくつもの開発行為がこの災害の一因になったと非難されている。機械技術者で経営学専攻の学生でもあるKarthickは、ブログにこう記した。

The so called Char Dham Yatra [Hindu pilgrimage] has had 3 Crore [30 million] visitors in the previous year. Tourism has been one of the major contributions to the state. Despite that the infrastructure had been poor and the Government never had intentions of developing the roads and facilities.

チャール・ダーム・ヤットラ(ヒンドゥー教の四大聖地巡礼)と言われる聖地に、昨年は3クロー(3000万)の人々が訪れた。観光事業はこの国に大きな恩恵をもたらしてきたのだ。にもかかわらず、インフラは貧弱なままで、政府は道路や施設を整備する気がまったくなかった。

ブロガーのRishi Aggarwaalは、人口の増加を考慮して、チャール・ダーム・ヤットラに年間に巡礼できる人数の制限を設けるべきだ、と訴えた。

ジャーナリストのVineet Khare (@vineetkhare)は、メディアに対し、センセーショナルな報道はやめてほしいと警告した。

@vineetkhare: Dear reporters, please do not reduce the Uttarakhand tragedy into a television tamasha (farce).

@vineetkhare:リポーター各位、ウッタラカンドの惨事をテレビのタマシャ(茶番劇)にしないでいただきたい。

こうしている間も、雨は降り続き、何千人もの苦境は深まっている。工学系学生のSagar Singh (@RtSagar)は、こうつぶやいた。

@RtSagar: ‏It's raining in many parts of U'khand! Not again God, have some mercy on us! #Uttarakhand

@RtSagar:ウッタラカンドの広い範囲で雨が降ってる。いいかげんにしてくれよ神様、我らを憐れみたまえ! #Uttarakhand