See all those languages up there? We translate Global Voices stories to make the world's citizen media available to everyone.

写真:フィリピン、台風被災者の過酷な生活状況

サマール、バランギガの通り。最も深刻な被害のあった地域の一つ。写真:Autonomo Sr Abellar Amano提供、フェイスブックより。

サマール、バランギガの通り。最も深刻な被害のあった地域の一つ。 写真:Autonomo Sr Abellar Amano提供、フェイスブックより。

フィリピンの超大型台風ハイヤン(フィリピン名:ヨランダ)の被災者への救援が、適切にまた迅速に進んでいない。彼らの多くが、約束された政府からの救援物資が未だ届かないと訴えている

先週の金曜日(訳注:11月8日)ビサヤ諸島を襲ったハイヤンは、高潮を引き起こし、その結果1500人以上の犠牲者を出した。 しかし犠牲者の数は今後も増える可能性がある。田舎の沿岸町の状況はいまだ明らかになっていないからだ。道路が損壊しているせいで、救助隊や支援団体が被災地域へアクセスできないでいる。

食料に困り、スーパーや米蔵に押し入る被災者もいる。タクロバン市やレイテ島のいくつかの町では略奪が報告されており、それに応えて政府は救援物資の配給を迅速に行うとともに、台風で破壊された地域の秩序を回復するために、より多くの警察を動員すると約束した。しかしその最中でも、サマールでは買い占めが立て続けに起こっている。

物資が乏しくなり、ほとんどの食料品店で買い占めが見られるサマール州カルバヨグ市に不安が漂う。@solartvnews #YolandaPH

人々がテレビや洗濯機を盗む。これは泥棒だ。#YolandaPH #PrayForThePhilippines

被災者がお店やATMを襲うまでになったと聞いて、本当に悲しい :( 今週、救助物資の配給がある予定。

被災者の一人であるRandy Felid Malayaoのフェイスブックページには、盗みを働く人を厳しい目でみないで、と国民にお願いしている記述がある。

泥棒だとそんなすぐに決めつけないで。私も泥棒だ。赤十字の薬、ミルク、食べ物を子供たちのために盗んだ。4時間歩いた所で60cmほど掘って、何か飲み物だけでも得ようと空のペットボトルを数個持って帰った。薄型テレビを盗んだ人が、私に飲み物とおかゆをくれた。元受刑者のような風情の人々が食べるものをくれた。ほとんどどんな時でも、本当に何か必要だと言えば彼らは進んで助けてくれる。この大災害の中、どれほど人がお互いを助け合っているのかは、ニュースにはならなかった。

彼らを泥棒と呼ばないで、とMartha Villarosaは言う

泥棒? そんな風に彼らを呼ぶ権利は誰にもない。想像してみて。多くの人々が家を失い、愛する人を亡くし、食べ物も飲み物もない。それがどれだけつらいことか。自分が生きていて、安全で、まだ人生を楽しめることにただ感謝します。みんな前向きに考えましょう。私たちの同胞はみんな、これを乗り切るために私たちの支援や祈りを必要としているの。

Many roads were damaged by typhoon Haiyan. Photo by Autonomo Sr Abellar Amano, Facebook

多くの道路が台風ハイヤンで被害を受けた。写真:Autonomo Sr Abellar Amano提供、フェイスブックより。

フィリピンの教育省トップ、アルミン・ルイストロは、教育者たちにこんなメッセージを発信した。

まず救助活動が先決です。物損は気にしないで。それは後で対応します。最悪の事態は、建物や倒れた木ばかりを見て、人命を軽視することだから。それから、子供たちを学校へ戻しましょう。子供たちにとっての一番の復旧は、できるだけ早く彼らの習慣に戻してあげること――すなわち、学校へ行かせることです。すぐに授業を行う必要はない。遊ばせておけばいいのです。アクティビティをしましょう。

Atom Araulloは、タクロバンの通信手段は一部回復してきていると述べた。

タクロバンは安全だ! 通信サービスも徐々に復旧しつつある。荒廃は凄まじい。ここの人々はできるだけ支援を必要としている。

救助活動に参加するフィリピン人が続々増えてきている。

こんなに多くの人々が救援活動のために尽力してくれるのを見るのは、本当に心が温まる。こうやってマスコミに感謝する時が来たよ。

The Palo, Leyte campus of the University of the Philippines was damaged by the storm. Photo by Cleve Kevin Robert Arguelles, Facebook

損壊したパロ市、フィリピン大学レイテキャンパス。写真:Cleve Kevin Robert Arguelles提供、フェイスブックより。

東サマールのギワン。ここは公立の学校で避難所。現在残されているのはこれだけ。@solartvnews pic.twitter.com/2YXI6hxbmF

Frank Cimatuは、回復力という言葉を私たちに思い出させ、その意味について警笛を鳴らしている。

回復力という言葉の本当の意味を知っているだろうか? これから一ヶ月、二ヶ月すると、人々はこのことを忘れてしまっているだろう。配給されていた食糧は止まり、被災者たちは自力での生活へ戻っていく。そして何が起こったのか、自分たちにどんな未来が待っているのか、彼らは一気に気づくのだ。その時、彼らは本当の意味での回復力というものを知るのだろう。

校正:Rie Tamaki